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子らにはすべて名まえがある

物のなかにいる子
鏡を割ったような子
一粒の歯もないままでわらう子
レモンイエローの乳房の子
氷点下で生きている子
それでも
澱とともにあるとうめい
 ....
無量無辺のこのことを
寄る辺なき時代の卵白が包んでいる

さかさまつげを背にして眠る
わたしたちの
やさしい負けはいつの日も決まっていて
いつか必ず
だれの目にもとまらない場所で
 ....
・23:18


入れましたか、と聞こうとして
いつも手を伸ばしてしまう
爪の先から痛くなる
ひとから施された病だ

留められている
でかけたままの姿かたちで
感受性を ....
吉岡ペペロさんの平井容子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終止符- 平井容子自由詩913-1-28
陰をあたえる- 平井容子自由詩1712-12-27
最後から二番目の雪- 平井容子自由詩10*12-12-6

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