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噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい
2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
ひこうき雲が ゆったり
拡散しながら 高度をさげて
着陸場所を さがしている
地につくまえに すっかり
消えてしまう というのに
あるときから まいにちが
惰性になる 歳月は
ほどかれて だれのものでもない
くちびるの ふるさとへ
錘をおろしに かえる
幕をおろして 劇をはじめる
中枢神経に 花がさくとき
ほんのわずか きみの頬をそめる
熱量が欲しくて まいばん
星の軌道を めぐってくる
驕りたかぶって 眠られぬ夜も
うちしおれて あるく雨の朝も
すぐに 遠くへ過ぎて
もう少し もう少しで
死を 語りおえる
そらの ところどころに
きずをいやした あとがみえる
ひとは ほんとうは
ずっとむかしに みちを
おえているのかも しれないな
おちてゆくとき 全景がみえた
滅びのあとも 日々のいとなみはつづき
死んでいるとも知らずに 人々が暮らす街の
道だけが いのちあるもののように
地平線へ向かって のびていた
かぞえられないものばかり
あいした罰に つけられた
おもい影を ひるま
ひきずっていた魂が
夜のベンチに 碇泊している
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
本屋には 本がいっぱいあるのに
もうあれもこれも 読む時間がない
知命の午後の やわらかい光のなか
きまって本棚の隅に 咲くという
まぼろしの詩集を さがしている
山中 烏流さんのみつべえさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
●そろもん(あとがき)
-
みつべえ
散文(批評 ...
46
08-2-17
そろもん(秋空の話)
-
みつべえ
自由詩
7
07-9-3
そろもん(大人の話)
-
みつべえ
自由詩
7
07-8-19
そろもん(恋煩いの話)
-
みつべえ
自由詩
7
07-8-13
そろもん(老境の話)
-
みつべえ
自由詩
2
07-7-12
そろもん(夕空の話)
-
みつべえ
自由詩
3
07-6-16
そろもん(鳥瞰の話)
-
みつべえ
自由詩
10
07-6-6
そろもん(月下の話)
-
みつべえ
自由詩
5
07-6-3
そろもん(公園のベンチの話)
-
みつべえ
自由詩
10
07-4-6
そろもん(探索の話)
-
みつべえ
自由詩
6
06-9-5
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