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どんなことばも拒絶して、きみは一心に運命の壁を叩いている。その運命の意味 をきみは知らない。だが、きみの心は叩くことを命じる。それが、心の意味であるかのように。
悲劇はいつも ....
オハヨウが
晴れやかに言えてますか
アリガトウが
滑らかに言えてますか
笑い方が
相変わらず下手ですね
奥歯が
痛いのかと思いました
コンニチワが
軽やかに言えて ....
ぴんく色のフレンチネイルに
飽き飽きして
次は何色にしようかなと考えているとき
実はもっと切実な問題が目の前には現れている
桜が咲いたら 迎えにいくよ だなんて
本当に会 ....
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための
言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
ささやかな行いが
悲嘆くれる人に ふと 息をつけるやさしい椅子となり
父母を失って泣く幼子の 風避けの布となり
飢える人のための 温かい一食となり
あるいは 氷河の溶ける速度を 一瞬遅らせ ....
校庭に花を突き刺そう。君と見れなかったものがいくらでもあるの
明日夜になって目が覚める前にニ人で、すぐ屋上に行こうよ
君とできなかった事がいくらでもあるの
神様だって幽霊だって
一緒に居た ....
今日は水族園の定休日
清掃はぼくの仕事だ
すっかり水の抜けた巨大水槽の中
頭上に燃える太陽
遠くジェット機が白い尾をひいて空を行く
濡れたコンクリの地面に空から落ちた星のように
....
世界の裏側ばかりを見ている僕らは
毎日毎日、かなしいわらいかたばかりが上手くなる
透き通るような空の下で、世界の終わりを願いながら
君と手と手をつないでみせて
本当に救いたいものすら救えず ....
舞う、
それは、かすかに穏やかで
重力と風をさらう
そして、アスファルトへと帰るまで
溶けては消え、溶けては、
あたりは、
そうそうと時をつなげている、師走
風を分けて走 ....
神さまからひとつだけ願いを叶えてあげる
と言われたので
幸せになりたいとお願いしてみた
神さまはふむふむと頷いて
では、早速明日から叶えてあげよう
と言ってくれた
期待に胸膨ら ....
葉脈のない手で
壊れそうな
きみを複製して
アロエ
愛がひざまずいて
ここに痣ができたの
ぎざぎざの記憶の痕
なぞるふたつの指
触れる粘液の
とろりと滴る
....
浜辺には
海からのキップル
月が波に描かせたキップルの高潮線
いちいち決闘なんてしてられないから
離岸流を探そう
相手の太刀筋を見切ったときには
がびっしゅ
それでやっぱりよ ....
小さな啄木鳥が
枝のむこうに
隠れて鳴いている
霜に白く
苔に覆われた墓石の上に
戯れる小栗鼠
韜晦する記憶のメレンゲ
青い雫
仄かに紅く冷たく
かじかんだ ....
ほんの2ヶ月という短い間だったけれど
交わした言葉はとても少なかったけれど
多分君のことは忘れることはないと思うよ
長いまつげが君の瞳をさらに黒くする
愁いを帯びた物悲しい瞳を
静かな光 ....
揺れるものが
すきだ
ぶらんこ
はっぱ
おっぱい
おしり
ぷりん
せんたくもの
くもの糸
みずたまりの青空
海のそこからみたひかり
なみだとほほえみ ....
?.
眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな
?.
....
The world owes me nothing. I didn't ask for beauty and I wasn't expecting it. But there it ....
波打ち際にふたり立っていた
足元の砂を波が洗う
掬われるような流れに
チリチリと歯がゆい思いで
―カモメのように
飛べたらええな
とおまえは言う けれど
鳥はいつで ....
子供の頃、よく川原で遊んだ。
鶴見川というあまり綺麗ではない川だった。
それでも当時は葦原が続き鷺や千鳥や様々な鴨たちが羽を休めていた。
その葦原でどこの小学生かわからない女の子と遊んだ記 ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo ....
君に対する僕の心は
ほとんど愛で
蝋燭たてとか
傘たてとか
ドアノブとか
靴べらとか
そういうものに
僕はなりたい
....
木漏れ日 胞子
美しい 人
孔雀 ローレル
とまどう 水鳥
暖 かいね
おひさま 涙
この木 何の木
気になる ならない
いいから ほらね
触って ....
ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍えて
この白い皿に乗って
おれたちの血肉になる
あたたかいから
おいしいから
たくさん ....
ひまわりが枯れて
バラが枯れて
チューリップがこぼれて
シベリアだけがまだ
咲き誇っている
切られた花の優しさしか
あげられません
あげたくても
あげられません
....
貴方が此処にいて私の髪を撫でいじり
夕日は窓からうっすらと赤紫の光を私達に浴びせ
なんでもない日曜の穏やかな安らぎの時間
ゆっくり息をした 壊れてしまわないように
貴方の鼓動がゆったりと私 ....
今まで包まれていたものが割れ
開いた胸の中にちょこんとおさまって
さいごのごあいさつ
ぽつりと佇んで微笑んでいる
あなたのからだが
いまはこんなにも
はっきりと見えるのです
....
ぎゅっとして
きみのむねから
くるしみやかなしみ
でちまったら
いいのにな
そしたら
ふにゃふにゃの
きみをおふろにいれて
あたまにタオルのせて
はぁー いい湯 ....
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