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波打つみどり、
敵味方の風、
追われていく

ひとつの鍵盤に向かって
端から指が流れてくる。

とたんに、
空に生まれた
子供にかえる

見つけたカタバミは、
探していたものと ....
ビブラートする白
は、流れ落ちて目覚め
あとは黒い眠り

指先は
猫毛のように鍵盤を滑り
響きは深閑に温度をもたらす
私の背にかむさるその暖かい音色は
恍惚に揮え光冠を放ち
空中 ....
濯ぎ口から
哀し、と吐く元に重なり
狭く縮んだ喉を 搾るよう抜け
いぶくろしろく しろく あたためゆるめた

ほんのいちど体温は ぬくもり ふれる
くだはなだらかに すべられて
私の身体 ....
あなたの手のひれが
わたしの頬にふれる、

見ているだけでは
かからなかった暗示は  せつな
私を滑らせる

あなたの指紋は渦となり
巻かれた貝奥の私を
するりと抜きおと ....
人間がいつか骨になって消えてなくなることを初めて知ったとき
小さな私は庭に飛び出して
道路でバトミントンをしていた母に向って
「人間はいつか死ぬと?死ぬと? 私も死ぬと?」
と、何度もた ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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