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鳥のため
おおきなおっぱいが
ほしいとおもう
春さかり
右のほうが
小さいと気づいてから

左おっぱいの下に
空袋があって
そこに鳥が棲む
とっととっとなくつがい
一羽とびた ....
まっていたおもいすらする懐かしい驚きは
鼻の奥から桃の実の香をともなって
額のさきへとつきぬけふきだした
馴染みぶかいあの痛苦のみなもと
乳白と鮮赤の漿と沫がまじりあい
桃色の滴となって地に ....
指でつなぎとめ
奥にひろがるはずの
水をかくした葦の
叢で
わらい戯れてひそみ
その口をふたぎあって
ちいさな音に身を寄せ
ぬくもる鳥となった

あたたかい日に歩こう
の約束は ....
北大路京介さんの田代深子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春とおっぱい- 田代深子自由詩12*07-6-9
桃源歌- 田代深子自由詩1106-5-4
水鳥- 田代深子自由詩1205-4-2

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