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きめ細かい粒子が
向こうの水平線に
ゆっくり溶ける

聞こえない音色は
憂鬱の向こう側

黄色の支配に
世界は従う

蝶のワルツ
橙色の光に絡まって
そのまま堕ちていって
消 ....
忘れていたけど
たしかに私は
風といつも一緒だった

ベランダにて
日曜日の5時
赤はいつも傍に。
したたれおちる孤独

回送バスは
夕暮の強姦に抵抗もせず
さびれた街に
裸体 ....
雨が地面をいじめて
僕は大声で叱ってみるものの
すでに蒼の世界
綺麗過ぎて僕は
おじけづく

ペットボトルが
汗をかきはじめたら
いつのまにやら
すでに雨は幻

(儚いね)

 ....
初夏の夕焼ブルー
窓から見えるのは
憂鬱色に染め上がった
人の群れ

{引用=
病室はうなり続ける
おーんおん


咲き誇る雨の花火
パチパチと
たたきつけられ
消えてゆき ....
卒業したと思った
証書も確かにもらったのだけど

ナイトブルーの雨と
アスファルトが
セックスした後のにおいにつられて
水たまりをはねてみたくなった

石ころ蹴って
空に向かって
 ....
燃やされた
おじいちゃん
体じゅう

今までもらった愛
にじみ出ていって骨

死ぬ前
愛するおばあちゃんに言った
「愛してるよ」

愛してる
これからも
死ぬ間際の
現在形 ....
父が家に帰ってきたので
お帰りと言って
別の部屋

父が働いた金で
行かせてもらっている塾さぼり
そのまま布団へ
朝を待つ

朝、学校遅れないように
必死で僕をおこす

うるさ ....
詩人はピッコロ大魔王
口から言の葉ならぬ
詩という名のマジュニアを
ゴボゴボと生み出す

詩人はピッコロ大魔王
マジュニア達を
時に天下一武道会で戦わせたり、
能力を褒めあったり批判し ....
誰もいねえよ
目には無人バス停
足元振り払え
闇の声

飛ばせ遠くの
走りながらの
石ころドライブシュート

空を切れ
月がきれい
一瞬夢心地

だけど汗模様
涙は見えない ....
目を閉じると
浮かぶ君の笑顔に僕は
必死で硫酸をぶっ掛けている

「会いたいよ」
かなうことのない願いは
今頃カリブ海を彷徨っているだろう

(君を忘れられない)

恋を失った後に ....
町はずれの図書館で
無言の空間に酔いしれて
鉛筆の音が心地よい

もうぬるくなった{注お茶=いえもん}
少し暗いライト
冷たい本
窓を眺めて
生まれる雲を見届ける

メルヘンチック ....
秋の静けさに
少しいらだつ。
冷たい風に
買った冷たいコーラ。
同化するコーラを見て
少しいらだつ。

落ち着いた秋に
反抗したかった
静かな秋に
半そで半ズボン
まだ夏が染み付 ....
北大路京介さんのゆうさくさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄昏バタフライ- ゆうさく自由詩12*07-7-21
孤独な夕暮れ- ゆうさく自由詩5*07-7-14
夏の生まれた日- ゆうさく自由詩3*07-6-15
死に際- ゆうさく自由詩5*07-5-20
僕は高校生だった- ゆうさく自由詩6*07-4-18
りんねのうた- ゆうさく自由詩3*07-4-17
韓国のりとお父さん- ゆうさく自由詩9*07-4-11
ピッコロ大魔王- ゆうさく自由詩2*07-3-31
真夜中ジョギング- ゆうさく自由詩3*07-3-8
失恋クラシカルオーケストラ- ゆうさく自由詩2*07-2-13
「耳をすませば」に憧れて- ゆうさく自由詩8*07-2-11
少年コーラ_again- ゆうさく自由詩6*06-12-24

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