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立ち止まる 私の中に
暮れていく 背中の中に
それは広がる 
そっと広がる
枯れて枯れない樹木のように
許されないあの嘘のように
追いかけてきて
そっと広がる


見上げたのは
 ....
せめてもの
という慰めを残して
子猫は飛び去ってしまった
その背中に
あまりにも何もなかったから
軽く土を蹴るだけで
ぼくの見えないところまで
子猫は飛んで行ってしまった
かなしいと
 ....
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写  ....
空が青いから
僕は屋根を焼く
焦げて崩れたその隙間から
青かった空を覗く
思うほど息苦しくもない午後
崩れた屋根は既に屋根ではなく
いつまでも煙を空へと飛ばし続ける

僕は灰空を見るの ....
北大路京介さんの健さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
侵食する、それ- 自由詩10*13-12-21
背中- 自由詩9*07-4-21
日々を焼く日々- 自由詩18*07-4-8
カラスは空にいない- 自由詩12*07-4-1

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