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わたしがだれにもわたせないのは
生活と いのちなのだとおもう
かみさま というひらがな
ちりぬるをわか
あのこが結婚を するとゆった
地下鉄桜通線の駅の名前をひとつひとつ確かめる
もう ....
ピンク色の絨毯がひかれていたので
汚してしまわないように慎重に歩いた
気まぐれな家主が
明日にでも片付けてしまうから
喫煙所の緑は
所々穴が開いている
この細胞を奪ったのは
私だろう
欠損を埋めることも叶わず
奪われながらも唯生きる命は
美しいと
云う賛辞を受けとるだろうか
今日も
命を削る白煙を呑む
私は
私の ....
きちんと 信じるべき唯一のかみさまを持たないわたしたちは
そして争うこころがわからない
殉ずるなら何に
死して何処へ行くのか
それはいつも朧気で
知らないことが
いつも対岸を火事 ....
からだ は 痛いと声をあげない
こころ が あげるのです
かみさま
忘れていました
生きていることと
死んでしまうことは
その先に踏み出すか 否か
踏み外すか 否か
突き落とされるとか 落とすとか ....