すべてのおすすめ
なびくもののない
丘の斜面に
影はなびき
空へ向かう
影はいつも
空へ向かう


色は草から
外れかける
外れかけたまま
そよぎつづける


陸橋の陰
枯れ川の路 ....
よこしまないそしぎ
誰のための音も流れない
私の手をかすめ
とびはねては消えていく
苦しい苦しい泣き顔たち


曇りの朝は水を欲しがり
ひとり 作りものの他人にすがって泣く ....
呪いを受けよう

こころみを よしとしよう

ひらいた腕の

どうしようもなさを呑もう
左まわり
やいばの先
痛みは光る
膝上の花


陽の差さない夕暮れに
何かがこぼれ 生まれる水紋
うすく うすく
つらなる水紋


誰も何故かを問わない日
醒めた ....
ふたつの火の間に
煙は消える
いとおしさ
うなづく いとおしさ
風のない日の
指をすぎるいとおしさ


見るまに変わりゆくものの
とどまらぬ今をたしかめるように
せわし ....
朝が来て目覚めはじめる痛みかな



自分より愚かなものを知らぬ朝



頭から頭をどけて朝を見る



我が願い次の朝陽は含まれず



誰も来ぬ分か ....
空から降りる水膜が
樹に到かずにあえいでいる
夜になるもの なれぬもの
道をひたす波の無い波音
夜を映し
夜をわたる



静かに歩みゆくかたち
そばをすぎるかたちが重 ....
見える水音
見えぬ水音
草を伝い
草を描く


影を避けて
水を歩む
雨のあとの
浮き沈む道


おぼえられ
わすれられ
名前は鳥のようにすぎる
地は蒼い
 ....
焼石二水さんの木立 悟さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
緑の目- 木立 悟自由詩506-9-22
灰に埋もれた塔- 木立 悟自由詩4*06-9-20
ノート(37Y.5・5)- 木立 悟未詩・独白206-9-18
花と青- 木立 悟自由詩606-9-8
けだものと子(火の地)- 木立 悟自由詩506-7-13
朝水- 木立 悟俳句706-6-8
夜と水- 木立 悟自由詩506-6-2
午後と熱- 木立 悟自由詩806-5-29

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する