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草木と土の匂いが
とても近くにあった
大地に捨てられているのか、私の身体は。
顔を傾かせ
地面に耳を宛がう

姿の無い何者かが
私の身体をゆっくりと押さえつけてくるような
鈍い重圧を ....
やがて来る 浸水した床下から
新しい手が生えてくる

風が走り去った午後の遊園地
ベンチには黒い影が二つ 揺らめいている
そして二つの風船 雲の彼方へ消えていった

全ては千切れた羽の様 ....
石瀬琳々さんの佐藤清児さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 佐藤清児自由詩208-5-26
廃墟- 佐藤清児自由詩307-9-12

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