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遠い昔の夏の夜
通りすがりに見た花火
ちりちりと音を立てながら花が咲く
光を見つめているうちに
いつしか音が消えてゆく
赤や緑の光だけが
思い出になってゆく

遠い昔の夏の夜
二人で ....
これといって意味はないけれど
コーヒーカップを買いました
ただ買っただけなので
無駄遣いでしたが
人と話がしたくなりました

これといって意味はないけれど
車で県内を一周しました
ただ ....
時に逆らって
時計を上下逆さにしてみた
秒針の動きは変わらないので
結局
今日の予定が頭の中を過ぎてゆく

時に逆らって
時計を裏返してみた
時を見ることはできないので
結局
次の ....
星を見つめれば
今までの自分が
とても弱く見えてしまうけど
それは自分の心が広くなったから

海を見つめれば
今までの自分が
とても狭く見えてしまうけど
それは自分の心が深くなったから ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ....
今の季節に合わせて
色の神が
世界を白くする
僕も白くなってゆく

そして
今の風に合わせて
音の神が
世界を奏でる
僕も音になってゆく

その後は
今の心に合わせて
{ルビ ....
隠すことはできても嘘はつけない

たとえばインターネット
自分ことは隠せても
相手から聞かれたら
嘘はつけない
うまく隠せても
嘘はいずれわかってしまう

隠すことはできても嘘はつけ ....
何もないところから
何かが生まれることはなく
何かがあるから
何かが生まれる

人がいないところから
人が生まれることはなく
人がいるから
人が生まれ
生活が生まれ
工夫が生まれ
 ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
はるか遠い道のりを
いつまで続くとわからずに
今この一瞬の始まりの
想いを胸に抱きつつ
信念とともに動き始める

ひたすら歩く道のりを
どこまで続くとわからずに
今この一瞬の高まりの
 ....
ものすごく
花を見たいと想う時
外は
なぜか雪が大地を覆っている

諦めきれず
かといって何もできず
この気持ちを心に抱き
想い描くのは
実際の外見の花よりも
ずっと綺麗な花

 ....
風が走る
土が舞う
水が震える
枝が軋む

風は思うままに
その力を誇示するかのように
押す力が押す力を加速させ
どこまでも走り通す

風が飛ぶ
森が揺れる
岩がずれる
波が ....
いつも未完成だから
いつも明日がある
そしてそれは
いつとして同じではない

どれも未完成だから
どれも進化がある
そしてそれは
どれとして同じではない

どこも未完成だから
ど ....
もともと人は
生きづらい中で
生きやすい生き方を
夢見てきた

その日を生きるのに
苦労して
やっとの思いで
夜の眠りに就くことができた
いや
明日が不安で眠ることを
許されない ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない

振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない

振り向かない力が
光と ....
少年は遠い空を眺めて
何を書きたいのか
何を描きたいのか
考えていた
空は高いまま

少年は青年になり
広い空を見渡して
何を書くべきなのか
何を描くべきなのか
決めていた
空は ....
何もかもが嫌になって
真っ白な自分がいる
けれども
そこから僕の夢が始まる

新しい僕の夢は
満たされていたときよりも
ずっとずっと
大きくなっている

何もかも失って
まっさら ....
どこにでもありそうな道端に
どこにでもありそうな大きな石が一つ
座っていた

ある人は
何の関心も示さずに通り過ぎていった

ある人は
怒りを感じて棒で叩いた

ある人は
その美 ....
翼は光に向かって
青空の中を
風に吹かれながらも
ひたすらに
羽ばたき続ける

見下ろすその海は
光を受けた
波と魚の群れが
きらめき瞬いている

翼は光に向かって
どこまでも ....
山の中の湖は
冬の空を見上げていた
晴れた空は気持ちいい

葉の落ちた周囲の桜は
寂しいけれど
光がその分入ってくるので
むしろその方が都合がよい

うんと背伸びをする
湖面が揺れ ....
焦らずに
焦らずに

道は長くても
道は消えたりしないから
道に沿って
君を見守る花がある

ゆっくりと
ゆっくりと

夢は大きくても
夢は消えたりしないから
夢に沿って
 ....
自らの足で大地に立つ
風の香りは
今ここに自分が存在することを
意識させる

自らの手で大地を{ルビ掬=すく}う
土の匂いは
今ここに自分が生存することを
認識させる

自らの目で ....
寂しくなって
歌う場所がなくても
森が舞台になってくれているよ
そっと行ってごらん

悲しくなって
歌詞が思いつかなくても
鳥が平和の歌をさえずっているよ
そっと聴いてごらん

孤 ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい

正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい

 ....
人は
可能性がある限り
その可能性を信じ
どこまで行けるのか
力尽きるところまで
走り続ける

人は
未来がある限り
その未来を信じ
どこまで望めるのか
見通せるところまで
進 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく

時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく

時というものは
人と ....
冬の大雨の日
どこからともなく
ノラ猫は家の庭にやってきた

近所では名の知れた
図々しく生きるヤツらしい
汚いから触るなと
大人は子どもに言い聞かす

力を失いかけながらも
木の ....
積み重なる年月の
日々の出来事は
何一つとして繰り返すことなく
情の起伏が不規則に
時の流れの中に
ゆっくりと沈められてゆく

積み重ねてゆく年月の
今日の想いは
何一つとして定まる ....
山崎 風雅さんのぽえむ君さんおすすめリスト(267)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い昔の夏の夜- ぽえむ君自由詩15*07-7-8
これといって意味はないけれど- ぽえむ君自由詩10*07-1-13
時に逆らって- ぽえむ君自由詩22*07-1-13
君を見つめれば- ぽえむ君自由詩11*07-1-12
ひとひらひとひらと- ぽえむ君自由詩14*07-1-12
神々の力- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
隠すことはできても嘘はつけない- ぽえむ君自由詩14*07-1-10
その人が生まれる- ぽえむ君自由詩8*07-1-10
風の中で何かが消えた- ぽえむ君自由詩9*07-1-9
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9
己を灯す光あり- ぽえむ君自由詩8*07-1-8
君を見たいと想う時- ぽえむ君自由詩9*07-1-8
風が走る- ぽえむ君自由詩12*07-1-7
未完成だから- ぽえむ君自由詩9*07-1-7
生きやすい生きづらさの中で- ぽえむ君自由詩12*07-1-6
振り向かない力- ぽえむ君自由詩14*07-1-6
時は変わらず歳は移りゆく- ぽえむ君自由詩11*07-1-5
そこから僕の夢が始まる- ぽえむ君自由詩13*07-1-5
動かない石- ぽえむ君自由詩14*07-1-4
翼は光に向かって- ぽえむ君自由詩8*07-1-3
山の中の湖- ぽえむ君自由詩17*07-1-3
焦らずに- ぽえむ君自由詩12*07-1-2
大地の恵み- ぽえむ君自由詩9*07-1-2
君の心の世界の中に- ぽえむ君自由詩12*07-1-1
正月を飾ること- ぽえむ君自由詩10*06-12-30
羽ばたく日が必ずある- ぽえむ君自由詩9*06-12-28
旅をしたい- ぽえむ君自由詩1006-12-28
時というものは- ぽえむ君自由詩1206-12-27
冬の大雨- ぽえむ君自由詩806-12-26
これからの希望- ぽえむ君自由詩6*06-12-26

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