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春が恋しくなりまして
春の小瓶を
手にしました

おばあちゃんがくれた
春の小瓶
春の素が入っています

茶色の
春には似つかわしくない色ですが
少し箸で取り
カフェオレボールに ....
空にたくさんの綻びができて
あとからあとから雪が落ちてくるので
裁縫上手な婆さんに
縫ってくれ とお願いした

ひさしぶりの大仕事に
婆さんは大喜びで
せっせと針を動かして
つ ....
魔法瓶に夜空をみたし
ほの明りの朝、遠足に出かけた

あいさつをしたら
光の丘で
化石だった風が
重く熟して
翼となった
種子
小さく{ルビ瞬=まばた}きをすれば
霧散している光へ ....
階段の踊場の風 冷たい息 通り過ぎる冷静
君を想う気持ち 崩れる土壁 不安な情熱

握るコブシに一段と力の入る瞬間
まだ僕を知らない君が横を過ぎる

知らない君への妄想は普段の僕を壊す
 ....
幹さん詩の朗読を教えてください
というメールがさいたま県草加市の女子高生から来たので
月曜に池袋で待ち合わせた
新宿のMARZで見たのだという
体験したのだと!
つまり、既におれを知っている ....
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う

オンラインゲームのなかで

アバターとか



詩集とはエロ本のことだ

構えんで

難しい顔をする必要はなく

ただそこに写真よりも ....
満水の夜に
感覚をとぎすませながら
無数の魚が泳いでいる
距離と、位置と、
上昇する体温と、
そういうものを
止めてしまわないように


蛇口に口をつけて
あふれ出すカルキを吸うと ....
余がルクセンブルグのハイデルカイアットホテルに滞在の折り
夜の列車が汽笛を鳴らしてコーマ駅を出発するのが聞こえた
ホテルの二階 赤茶けた電話機に接続すると
余はコンピュータースクリーンにコード ....
  
  「本を読みなさい」
  

   その人はそう言って
   夕暮れて図書館が閉まるまで
   わたしの隣で静かに本を読んでいた


   映画を観なさい
   音楽を聴き ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
いくらだって涼しい
夏の夜に熱をあずけて
じょしゅせきから
あなたのひかるめがねのふちを
みつめる



星は
いつだって
ここにあるよ




はるな湖のりんか ....
   暗闇の中に、
   わたしはあなたの
   横顔を探したい
   満たされて静かに微笑む
   十六番目の月のように
   もういいのだと言った
   あなたの横顔を、
  ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ

母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
安心できる人に出会ったので、
すこし、うれしい。

あなたが今おもったような意味ではなくて。
私はその人を放っておける。
ほっといても心配しなくていい。
私がバカげたことをしても、きっと
 ....
壊れた蛍光灯
光のない全て
冷めたコーヒー
どうして私を憐れむの
クッキーに体を溶かされたい
飲み込んだコーヒー
悲しさが浄化する
涼風が運んできた
フラッシュバック
遠くで君が笑っ ....
わたしは
だれのものなのか
だれもおしえてくれなかったので
わたしは文字になりました

そうすると
色々なところで
わたしを使ってくれました

本の中にわたしが居たり
チラシの中に ....
風が私の輪郭をなぞる
私は風によって顕れる
その刹那
私は世界だ

世界が終わるとも
声は続く
風の意志は続く
世界は風によって名付けられ
名は風に隠されている
声は名 ....
ぽえむのことを ぜんぶ
ぽえむのことを ぜんぶ
きみに うちあけたい
ぽえむのことを ぜんぶ
おとなになっても わからないままだと
きみに うちあけたい
ぽえむのことを ぜんぶ ....
イダヅカマコトさんの自由詩おすすめリスト(349)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の小瓶- 十六夜自由詩306-1-9
奇跡の日- 落合朱美自由詩18*06-1-9
遺跡へ- こしごえ自由詩14*06-1-8
吐息- maumi自由詩4*06-1-8
ハーケンクロイツ- 馬野ミキ自由詩12*06-1-6
NOTE_BOOK- 馬野ミキ自由詩16*05-12-28
夜明けの水位- 望月 ゆ ...自由詩57*05-12-10
天沢(あまざわ)オリオン- けんご自由詩405-10-21
十月の空を見なさい- 嘉野千尋自由詩25*05-9-12
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4705-9-11
星瞬くサイレント- オオカミ自由詩505-8-15
十六夜- 嘉野千尋自由詩11*05-8-3
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
母は100円の森で- たちばな ...自由詩15*04-11-25
安心できる人- 佐々宝砂自由詩704-9-20
思想- かえで自由詩3*04-8-17
■マ○コ映像公開!■- よだかい ...自由詩2204-8-10
かぜ・こえ・かくれな- いとう自由詩1704-4-27
ぽえむのことを_ぜんぶ- 馬野ミキ自由詩504-3-13

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