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僕らとっくに気づいている。
都合のいい絶望まがいと、出来損ないの未来を
引き受けていた空の向こう、
「神様」は死んでしまった。

それは遥かなる昔
人が車輪や羽を手に入れた頃だろうか。 ....
夢を見ていた
都合の良い夢を
倒れた案山子

そこが滅びた都市の枯畑であろうと
雪積もる冬の崖の上でも
倒れぬ案山子

秋の稲穂は脱穀を終わり
副産物の藁で人型を編みこ ....
あぁ、この憎しみを
心に散在した斑を
いかにして叶えるか
いかにして逃げ切るか

一人遊びに
慣れすぎると
うまくいかない時
いけないなぁ

あぁ、いけないよ
 ....
そこは大きな空間だった
見上げる空も、土も、地平線ですら
堺がない
白の虚構

来た。
奴が来た。
行かなきゃ。
急がなければ!

僕は走り出した
冷たい革靴の音がする
背 ....
ふれられない

それは届かない

でも僕らは知っている

その悲しさを

包み込んだと思うとなくて

忘れた頃に背後に現れ

酷い事をした時は容赦なく

眠れ ....
僕の寝床は
三角形の屋根裏で
天窓の向こうには
お月様がいたりする

あぁ…、冬の真夜中は
きっとあの子が泣いている
あの子の湿った悲しみが
街の灯りを重くする

 ....
鳴かないカナリア
枯れた白百合
ガラスの割れた本棚
傷だらけのギター

 折れないように
 志だけは
 例え孤独が
 体に沁みても

倒れた男
撒き散らした酒瓶
涙の跡
微か ....
こめさんの麒麟さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神の死骸がもたらした問い- 麒麟自由詩106-3-28
案山子の魂- 麒麟自由詩406-3-26
狂う日- 麒麟自由詩106-2-10
追われるもの- 麒麟自由詩106-2-6
忘却の黒- 麒麟自由詩206-2-5
夜の砂金- 麒麟自由詩306-2-1
鳴かないカナリア- 麒麟自由詩206-1-31

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