http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=100523
〈ネット詩f〉という語に託し、インターネット上における新しい文学としての「ネット詩」に可能性を求めたこ ....
#71
ありきたりな憂鬱に
絶望なんていうおおげさな名前をつけて
誰も見たことがないペットみたいに
かわいがって育ててんだろ
そんなのどこでも売ってるぜ
#72
....
詩と詩論
〔序〕
27のとき詩人になりたいと思い立った。その頃小説も短歌も翻訳もやっていたが、最もなりたかったのが詩を書く人であつた。詩を熱心に読むことが好きだつたせいでもあろう。
大学へ ....
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ
軍用ブルドーザーに破壊されたガ ....
赤色の電球が落下して
横たえた体の真上で破裂する
透き通って赤いガラスの破片が
ゆっくりと飛散し
白い二の腕の内側や
{ルビ粧=めか}した鼻のてっぺんや
潤んだ眼球に降り注いで
わ ....
私には任務がある、やらなくちゃいけないことがある。
そう、サトリのことは考えちゃいけない。
僕は野球のユニフォーム着て夜の道を歩いている。練習帰り、地下鉄の駅に向かう地下道で、親子連れに出会っ ....
ガードレールの
かすかなすり傷から
少しずつ、ずるり
赤錆と化してゆく
そこを避けて触れた人さし指の
さらさらの、その
真っ白に乗じて、何も
何もかもわからな ....
批評とは何かを考えるときに、
料理をどのように評するかを考えると、
なんとなくわかりやすくなるのかもしれない。
美味しい、不味い。これも批評だ。感想かもしれんが。
広義において批評にしてお ....
私は、子どものころからTVの自然ドキュメンタリーが好きだった。民放なら「野生の王国」、NHKなら「自然のアルバム」、「生きもの地球紀行」、「地球!ふしぎ大自然」、たった30分しかなくて不満な現在放映中 ....
『春にして君を離れ』
http://www.amazon.co.jp/dp/4151300813/gendaishiforu-22/
シェイクスピアのソネットからそのタイトルをとったこの小説は ....
冬の寒気が細く伸びて
岬の先のほうへ
鋭く尖っていった
遠くで生まれた赤土の丘が
最後に海へこぼれ落ちていく場所で
わたしの そしてあのひとの
フレアスカートのはためく裾から
なめらかに ....
昔、ネットである人の書いた作品を読んでいたく心傷ついたことがありました。
数首の短歌が書き込まれていて、一つは我が子の靴を見てその成長を思う、といった内容の歌だったのですが、そのすぐ次に書かれて ....
これだけ名指しされたらレス嫌いの私ですらレスせざるを得ないなと思い、仲仲治さんの散文を古いのから連続して読んだ。必死に読んだ。しかし半分も意味がわからない。私があほーなのか、それとも書き手の仲仲治さん ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った
あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで
子供の頃によ ....
方法はあとで考えるとして。
とりあえず部屋をかたづける
カーテンをしゃっと引き開けて
はたきをかける
そして
押入から引き出した掃除機を
唸らせて
音が
ああ忌々しい
窓からほこりが ....
旅慣れた人の荷物は小さいという。
わたしの鞄はぱんぱんに腫れ上がって重い。
たった一人遅れてやってきた草原で一息つく。
鞄を開くと
女が入っていた。
死んだはずのわたしだった。
やっぱり死 ....
あ
瞳の目覚め
限る
あ、あ、
朝は、まず長方形
確定されてゆく窓枠の朝
薄青の東、もっと東の
薄青が
チチチチチッ
微細な鳥を組成してゆく
ああ
次 ....
とりがいる
「Pain
「ぴア
弧を描き
弧をねがう
ひわひよひわ 啼き声を発しながら
希薄な大気には失語の気配
〈だがひとは、 太古 このとりの足跡を見て 文字を学んだのだ ....
二年前、私は仕事を終えると毎日病院に通っていた。
夫を車椅子にのせ、夜の病院内をさまよった。病院から出ることができないなら、せめて外気にに触れさせてあげたいと思った。
屋上テラスの扉は鍵がか ....
夫は足に補装具をして杖をついているので、一人で階段を昇っていると、
「あちらにスロープがありますよ」
と親切に声をかけてくれる人があるそうです。
私も以前は、足の不自由な人は階段よりスロ ....
昨夜は職場の女たちが集まって慰労会をした。
一年ぶりだった。
家計のためにパートタイムで働く女が、自分の楽しみのために一人家を空けるのは、それがたとえ数時間のことであっても容易なことではない ....
二本の脚は胴につながっています
不潔
と言って男子の机に触れようとしない久美さんも
二本の脚がちゃんと胴につながっています
白い足首をつかみ
柔軟体操をしています
久美さんは高校生にな ....
女にふられたので、
好きで好きでたまらない女にふられたので、
砂漠へ行って死のうと、
そのままとかげとかハゲワシだとかに、
食われてしまおうと、
十月の運動会で俺は考えた。
町内会のかけっ ....
ネットはたまに嫌なこともあるけど、
自分の知らないいいことを顕在化してくれる。
ネットは匿名で悪口を言えたりするけど、
普段言いにくいことをいつもより気軽に言えたりする。
いい ....
日々の果ての
朝、(辛うじて未だ夏の、)
誰よりも先に、空が
窓で泣き出している
日々、とは
ひとつづきの熱風だった
その果ての、床と素足に
夏だったものが生温か ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
{引用=
もっと 水 き ナ
どっと ☆ か 菜
加奈 かな 香奈」
もっと オナ れ モ
どっと ★ み 諏
魅ク 魅ク 魅ク)))
((リ ....
{引用=一、くじらヶ丘
口に出してごらん
うるおい、と
その
やわらかな響きは
途方もなくひろい海の
すみからすみまで
満ち満ちてゆくようなものではない
干 ....
一度だけ、神の存在を感じた事がある。その日私はホテルで恋人と過ごしていた。
その時私はコカインを吸っていて、恋人は隣で微かな寝息を立てていて。
私はぼーっと仰向けになって、定かではないが、恋人 ....
緑色に発火した昼が
わたしたちのまだ柔らかな背を滑り落ちたら
全ての事情が濃紺になる川原にて
音が消えてゆく水音の肌寒さでわたしたち
ちょっと強張って、けれどそのこ ....
川村 透さんのおすすめリスト
(347)
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日付
清野無果「■批評祭参加作品■ネット詩fについて」を読んで、イ ...
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田代深子
散文(批評 ...
20*
07-1-31
フラグメンツ(リプライズ)_#71〜80
-
大覚アキ ...
自由詩
15*
07-1-23
詩と詩論(その一)
-
生田 稔
散文(批評 ...
15*
07-1-23
旅の終わりに
-
ダーザイ ...
自由詩
52*
07-1-17
贖罪
-
かや
未詩・独白
10*
07-1-11
サトリのことは考えちゃいけない
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4+*
07-1-9
赤錆わずらい
-
A道化
自由詩
15
07-1-7
■批評祭参加作品■_批評についてつれづれに思ったこと。(おま ...
-
いとう
散文(批評 ...
11+
07-1-6
■批評祭参加作品■_WATARIDORI、または視点について ...
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
07-1-4
■批評祭参加作品■_Poor_little_Joan!または ...
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
07-1-4
フレアスカート
-
片野晃司
自由詩
42*
07-1-3
作品が人を傷つける
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
14+*
06-12-29
ツッコミキャラは耐えまくる。−仲仲治さんに
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
06-12-21
あるところに
-
水在らあ ...
自由詩
74+*
06-12-19
それまでのあいだ
-
渦巻二三 ...
自由詩
1
06-12-13
旅の荷物
-
渦巻二三 ...
自由詩
8*
06-12-7
プライベート・ブルー
-
A道化
自由詩
10
06-12-3
天上の国_鳥の文字
-
「ま」の ...
自由詩
8*
06-11-19
そのとき「詩」は私を救わなかった
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
28*
06-11-15
バリアフリーは簡単ではないけれど
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
14*
06-11-14
女が家を留守にするとき
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渦巻二三 ...
散文(批評 ...
16*
06-11-9
久美さんの脚
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渦巻二三 ...
自由詩
14*
06-11-7
砂漠へ行って死のう
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しゃしゃ ...
自由詩
20
06-10-9
詩をほわほわ投稿する理由について(diary)
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とうどう ...
散文(批評 ...
28*
06-9-19
柑橘系の太陽
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A道化
自由詩
13
06-8-17
ドラえもん
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たもつ
自由詩
94
06-8-3
落ちてきた場所/異言/童謡バージョン
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atsuchan69
自由詩
6*
06-8-3
小詩集【くじらヶ丘にラベンダーの雨】
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千波 一 ...
自由詩
42*
06-7-3
メモ2:孤独
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六崎杏介
散文(批評 ...
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06-6-26
水性感情
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A道化
自由詩
9
06-6-7
1
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