すべてのおすすめ
空気がよどめば、心もよどむよ
目つきが病めば、笑顔も崩れるよ
いつから僕は狂っているの?
いつから僕は狂っていたの?
治さなきゃ、ねえ、はやく
ねえ、治らなきゃ
そうだ、こんな時は君たちに ....
だいじなおはなしをした日のこと
ふたりで寝転んで 思い出話をした

ひまわり色のミルクポットを知っている?
かぶりをふったあなたにおはなししてあげた

ある魔法使いが 乳絞りの女の子をミル ....
川の終わる場所で
雨が止むときの風が吹く
旅が終わろうとしている
ちょっと長めの草を引き抜いて
ひらひらと振り回しながら
流れの方向に土手を歩いて
遠い雷鳴にも耳を澄ませる
波は流れ出よ ....
黒い道路を
雨が流れて
激しい雨が
夜を始めて
光が映って
楕円に歪で


激しい
雨が
降って


鍵盤を

両手で

駄目な

両手で

ちぎれ

 ....
美術館前の石畳は冷たい雨に濡れ
慌てて開く折り畳み傘は
夢のなかから引き摺りだされたのを
ごねてでもいるのか
機嫌の悪さを隠そうともせず

冷えたこころをあたためてくれた
あなたの背中が ....
月曜日
わたしには仕事などない
だけど、うちにばかりいると叱られるから
とりあえず、仕事に行くふりをして
たんぼの畦道をよろよろと歩いた

畦道は細くなったり
太くなったりして
歩きや ....
午前零時の産声が
真夜中を、とおりすぎて
青雲でゆれていました
しかしながら
その姿を見た者は
だれひとりとしていなかったのです

川岸に転がっていた小石を持ち帰り
庭のすみっこに置い ....
呼びかける名を一瞬ためらって
声は父の枕元に落ちた

あの日
医師から告げられた、
難解な病名は
カルテの上に冷ややかに記されて
希望の欠片も無く
黒い横文字となって嘲い
無情に ....
罪を犯した私が
どこへ逃げようとも
誰の許しも乞うことはできない

たとえ誰かが許してくれたとしても
何も変わらない
置いてきた事実は
過去の中

あなたでさえ
私を許してくれるは ....
赤ちゃんになった気分で
ベッドの上で眠っていた

あやす声や 子守唄を聞いて
がらがらをまわして わらっていたの

あなたはお父さんになって
そばで見詰めていた
きゃっきゃっとわらった ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
 ....
これから僕は皆さんに
世界一難しい問いかけをします
「愛って一体何ですか?」

例えば教師は
百万人の教え子達に
人生の素晴らしさを説くだろう

例えば医者なら
百万回のオペの中で
 ....
あなたが感じた
その美しさを
僕の手のひらで触れることが出来るのなら

あなたが感じた
その痛みを
僕の右足で蹴ることが出来るのなら

あなたが感じた
その優しさを
僕の頬がさ ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手の出方を窺い合う

わざとらしく歯を閉じ
拒んでみせるのは
初々しさをこころにまとい

 ....
大きくなりませんでした。 まさか

あいつに「愛してる」なんて 言ってないよね

もし そんなこと言ってたりしたら
きっと 笑っちゃうよ  笑いすぎて涙がでてきちゃったりね

想像しただけでも ....
時間は意識しなければ

いつの間にか流れているけど

本当はこうしている間にも

一秒一秒刻々と動いている



僕達はそれに気付かずに

過去にしがみついたり
 ....
罪悪感と後悔の記憶ごと

召し上がれ

滴る赤に

拳の痛みも混ぜ合わせ

吐き捨てた種に言い訳を含ませて

横たわる証に

土を被せたら

まるで被害者みたいな顔をして
 ....
「 人生は素晴らしい  生きているって美しい 」  白い顔の犬が笑う

 嗚呼 そんなことは どうでもいい   可愛いオンナの手を握りたい


「 人類が みな兄弟なら どうして殺し ....
{引用=落花することに歓びがあるとするならば
目の前に横たわる海鼠状の災禍を受け入れてみたい}

あなたと
わたし
コロシアムと密かに呼び合う
誰ひとり立ち入ることの無い塔屋の片隅で
ふ ....
僕は嘘を吐かないよ、
あなたはいつだかそうおっしゃいました

ああ、そうです、そうでした
私はすっかり忘れていました

人間なんてあてにならないものだということを、
心はどんどん季節を変 ....
あるお腹が空いた日
しょうがなく戸棚を開けた
何もなかった
幸せすら
見当たらなかった


あるお腹が空いた日
雨粒を一掴み口に入れた
なんの感情もなかった
ただ
冷たくなった雨 ....
注がれた牛乳や
たたまれた洗濯物
そういうものから読み取るのは
難しすぎて
未熟な手のひらをみつめ
星座のないことを悲しんでいた

こぐま座なんて
一度も探したことはなかった
い ....
野菜を切る音で目が覚めた
炊飯器からは蒸気が上がっている
優しい声に誘われるように
欠伸と同時に体を起こして
山吹色のカーテンを開けた

物干し竿には雀が二羽
番を組んで仲良 ....
いつもの笑顔じゃなくて
落ち着いた笑みを浮かべて
紡がれる言葉には
貴女の決意が見えたの

船出が近いのね

一緒に笑って
一緒に泣いて
たまには喧嘩もして
すぐに仲直りして
 ....
その未来に大いなる夢を抱きこの世に生まれ出た
ゴキブリ
いかなる困難にもめげず
常に前向きなきみは
誰もが羨むほどに輝いている

失敗を糧にし
鍛え上げてきた精神力と
逞しく黒光りする ....
君が他の誰かを好きになれば

食事は喉を通らず 眠ることもできない



    それで死ねる

    きっと 死ぬことができる
「ふらいぱんっていうレストラン」
ふらいぱんのおばさん、いつも店の外を見張ってる。
バス停でバス待つ人を見張ってる。
お客さんがいないから、いつ何時も見張ってる。
店を構えて20年、休みの日以 ....
いつの間にか
私たちは忘れてしまった
追いかけっこに
夢中になっていて
周りを見れば
誰もいなかった
ただひたすらに
走っていたから

疲れ果てて
たくさんの時間が過ぎた
数の計 ....
たとえば僕が死んだら
「これで世界はほんの少しだけ平和になった」
とつぶやいて
盛大ではないけどささやかでもないパーティを
みんなで祝ってくれないか

たとえば僕が死んだ ....
蒼穹さんの自由詩おすすめリスト(540)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「昔は僕ら」- うおくき ...自由詩107-10-30
ひまわり色のミルクポット- いすず自由詩5*07-10-27
河口- たりぽん ...自由詩10*07-10-27
- 水町綜助自由詩1807-10-27
秋、さすらい- 恋月 ぴ ...自由詩25*07-10-26
なんでもない一週間- 小原あき自由詩36*07-10-26
かえる- こしごえ自由詩12*07-10-25
父のこと- 銀猫自由詩16*07-10-24
置いてきた事実は過去の中- sekka自由詩5*07-10-24
とおいcradle- いすず自由詩4*07-10-24
キティホーク- 佐野権太自由詩21+*07-10-24
アイ- 1486 106自由詩6*07-10-23
出来るのなら- 乱太郎自由詩28*07-10-21
秋、くちすい- 恋月 ぴ ...自由詩26*07-10-20
「大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!」- 吉岡孝次自由詩207-10-20
No_Kidding- 北大路京 ...自由詩5*07-10-20
アナログ- 1486 106自由詩10*07-10-19
柘榴- 彌月自由詩2*07-10-18
散歩にて- 北大路京 ...自由詩10*07-10-16
秋、ふたたび- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-10-16
ふぞろいな前髪- 神音自由詩407-10-15
あるお腹が空いた日- 小原あき自由詩27*07-10-15
こぐま座- ポッケ自由詩4*07-10-14
Sunday_Morning- 1486 106自由詩4*07-10-14
風をうけて- 優飛自由詩707-10-14
光を抱くもの- 悠詩自由詩2*07-10-14
死ねる- 北大路京 ...自由詩8+*07-10-13
ふらいぱんっていうレストラン、絶望のディナーショー- うおくき ...自由詩1*07-10-13
ただ走って- いまじん自由詩7*07-10-12
たとえば僕が死んだら- しろう自由詩7*07-10-12

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