耳の聞こえない 洗濯の中で
口をぱくぱくさせている みたいだ

いよう 言葉の先に先ず
明日を使って 人形人間になる

いようそれがまず 堪たえた

耳の聞こえない 洗濯の中で
口を ....
ともかくその日いちにちは
みんなで音を出す日という決まりだ
なんでもいい
大きな音を出しまくる
金だらいをラッパでたたく
スリッパでエレキギターをはじく
屋上からドラム ....
世界は難しい。
考えても解は見当たらなくて。
問いだけが見えてる。

計算ドリルみたいに答えが付いてないんだ。

誰かが泣いたら、誰かが笑うんだっけ。

それは、笑うために頑張るべきな ....
兎の模様にみんな病んだ
蝶に倒れた
病院は花園
看護婦さん三階で井戸堀る
注射を打つ廊下
点滴ぶら下げる香水
百日も紅が治らない
いいにおいのする
いいにおいだけのする
包帯は無地
 ....
 内密のことですが
 内密のことですが
 内密のことですが
 昨年以来の
 溝の隙間より
 貴方でもなければ私でもなく
 吹きつけるも意味はなさない
 これは何の音ですか
 あーあ
 ....
金魚になるのは
おとなになって初めてです
金魚の糞みたいに
いつもお母さんにくっついていたので
彼女は金魚ちゃんと言われていたのです
そんな話をしたら
さっそく金魚ちゃんと呼ばれてしまいま ....
なまなましい透明な輪郭ばかりが
声をともなって底からわきあがってくる。
止めようと思ってもとまらない
体が、ふるえる、ふるえる。ふるえながら
私はあなたのゆびばかりをしゃぶった。
止まらない ....
 記念になるからとバザーにて
 米
 3合も炊けばまぁよござんす
 千年
 ひたひたみずの何処にか底の
 うんこ
 ほんとにあると思わなかった
 げりべん
 明日から昨日みたいなもんか ....
「夕暮れ時がすきだといった

 わたしは悲しくなる
 といった
 薄い光が町を
 すこしだけれども透き通らせてみせるので
 悲しくなるのだと

 町をみた
 アーチ橋の上から
 静 ....
顔に影さし

世界を影絵に

ぼくが見たのは

宇宙の空

黒かった

淋しくて

自由だった

腰をつかい

恥骨を

きみの草むらに

撃ちつけた

顔 ....
青のジャージ、歯の抜けたおっさんが、にへにへ洗濯機回り、ゴミ置き場周辺を回っている。


アパート備え付けのランドリーな所で変質者はいつでも登場し、不動産屋が不正な自転車が置かれてないかと見廻り ....
川を見ると飛び込みたい私は終わり、ただそのゆらぎに見習いたい。

褒められて伸びる私は卒業し、缶コーヒーの絵柄が渚カヲルであることに笑う。

着物を着ている今の私では簡単にトイレに行ける ....
 


1/4

あしのした と うなじ と あばら に
くものすがはっているので うごけません
女の子だから くものすを
やぶるようなおいたは いかんのです



1/5
 ....
大連は観光地ではないから

すべての施設は中国人のものだ

悪い仕事をするのに

これほど俺を守ってくれる国もない


星海広場をぶらついた

午後2時に待ち合わせている

たくさんひとがいるのに閑散 ....
黄海からの繊細かな風が

葉アカシアを揺らす

二週間まえの

白い花は散りくさり

葉アカシアが揺れている


きみと歩いた

アカシアの大連

きみのいない

葉 ....
五つ星ホテルが煙っている

その回りを徘徊する

車が音をたてている

アカシアにふいた風よりも


夜になると

街は一枚めくられる

そういったエロは

すぐアンテナ ....
 

あたし象がなくのをきいたことがあるわ

ミルクが冷めるので
君は急いで言うのだった

カーテン 君の室内とその壁

日が射しても 虫がいない日が多いので
もうテーブルクロスは ....
抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
 


1ミリ2ミリを計るではないが
確かに
傾いていく肩だ

 さっき歩いた道はもう充分だし
 もう通んなくてイインだヨイインだヨ
 
リズミカルに弾いてみせて
わたしを追い抜 ....
 


基幹農道の左右は区切られた水面
あの小高いのは 川のへり
足の悪い男が傾斜へとうつむいている

   なずなは もう しまい
   つめくさは もう せんから さかり

水 ....
ひかちゃんが
幸せになるか、不幸になるかわからないけど

きっと

自分にとっての幸せってなんだろう

って考えて
探求できる子にはなると思う。


って今日着た手紙には書いてあ ....
金持った命なんていないさ
札持った命なんてないさ

温まる廊下 広がる廊下

金持ったヒドなんてないさ
札持ったヒドなんていないさ ハハン

見た みた 油 ブラ 羊水
 ....
隔てなく続いていく太陽
幾度となく続いている遠遠
たたいたら 裏返って 裏廻って

神が両手を広げて涙を流す
それが為に頬を食らう

棒立ちの自動の風

地球の青さはいく ....
臨み込んだ剣士 飲み込んだ欠児
傾れ込んだ食物 腹のなかで もう二度通す

痒いんだ身体 地面を転がって
風の蹴りで胸をやられる僕

土から虫の生えた夢を
どうして眠るときの夢 ....
爪で弾いたなんでもない音は
足を両手に換えて叩いている

そこらじゅうの獣になんかまけない
そこらじゅうのならんだ斜めを私に集めていく

もうすぐ私の頭を撫でてくれた果汁がやってくる
聞 ....
ことばとかことばとかことかことばとことばかことことばとかこことかことばことかばとかこことかかことことばとかことばかとかことばとばかことかことばとかばとかことばとかことかばとことことかことばとかこことか .... その空には雲がかかっていた
君は君らしくありたいらしく
空は空らしく空っぽがいいといっていた

真綿のような白い大きな雲
を はしからつまみだそうとしたが
どこがはしかわからず
しばらく ....
ぼくの絵には眼がないのだ
あのぎょろりとした
目玉がついていないのだ

食卓の上に
がたり がたり と
朝食が並べられていく
寝床から起き上がったぼくは
靴を履いていない
 そのこと ....
隣の学級ではもう
朝の会が始まったらしいが
今朝の彼は
いっぱいにしかめた顔で
着替えをこばむのだ

棚の上
きのう買ってきた
新しいおもちゃ
電子音のにぎやかな を
かくし忘れて ....
身から出た錆を口から吸い込んで 酔えば初めて 血は赤くなる
ともちゃん9さいさんのおすすめリスト(132)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地球の人- 十二支蝶自由詩108-7-1
もうひとつの耳のすませ方- ふたば自由詩508-6-28
Answer。- 狠志自由詩408-6-28
カルテ- ふるる自由詩9*08-6-27
芳一- 敷彦自由詩3*08-6-27
金魚すくい- yo-yo自由詩5*08-6-27
今村知晃- モリマサ ...自由詩23*08-6-23
しずけさの- 敷彦自由詩2*08-6-23
緑色の_ぐるると喉を鳴らす- 水町綜助自由詩508-6-22
影絵- 吉岡ペペ ...自由詩408-6-21
1階のコインランドリー- 山内緋呂 ...自由詩2308-6-20
『スキンレス』- 山内緋呂 ...自由詩1108-6-20
巻頭_一月- 縞田みや ...自由詩11*08-6-19
星海広場- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...608-6-18
葉アカシアの大連- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-17
大連の夜- 吉岡ペペ ...自由詩108-6-17
こいびと- 縞田みや ...自由詩7*08-6-17
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
夜の散歩- 縞田みや ...自由詩5*08-6-15
水門を臨む- 縞田みや ...自由詩9*08-6-14
未来- モリマサ ...自由詩3308-6-13
ナメラカ- 十二支蝶自由詩108-5-28
感情葉- 十二支蝶自由詩108-5-20
衣摩_浮季- 十二支蝶自由詩208-5-19
気がする機械- 十二支蝶自由詩308-5-18
こことかことばとかばなのかばのことばかのこことかことばとかば ...- 太郎本人自由詩1208-4-25
くものいと- かとうゆ ...自由詩5+08-1-22
関節- 縞田みや ...自由詩6*08-1-22
降る- 縞田みや ...自由詩4*08-1-20
- かとうゆ ...短歌407-11-28

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