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窓に
張りついた夏、
グラスの中で氷が
音もなく溶けていく午後
少し薄まったアイスコーヒー
にミルクを少し加える
ゆっくりと拡散していく、
ゆっくりと沈殿していく、
夏。

あの頃 ....
今朝、校舎の前で
無口な少女を見た
目が合うと
少しだけ笑って
そのまま自転車の
静かなスピードで
追い越してった、八時十五分。

無口な少女の
名前を知らない、
先生が出席をとっ ....
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段

手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ....
少女が、朝起きだして
足もとで夜の色をした猫の背を撫でる
まだ体温もあがらない内に
手のひらに忍び込む温もりに少し汗ばむ

私の温度ではない、と気づかないまま
薄いカーテンの裾を引く 細く ....
THANDER BIRDさんの夕凪ここあさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
溶け出す午後- 夕凪ここ ...自由詩13*06-7-7
無口な少女のうたう放課後- 夕凪ここ ...自由詩15*06-6-17
横になる、夏。- 夕凪ここ ...自由詩11*06-6-9
夜色をした猫と眠る少女の- 夕凪ここ ...自由詩6*06-5-13

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