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内因性の空虚
の反動としての
輪郭の硬質化 尖鋭化
そのようにして護られた空虚
へ美しく複雑な事象たちがもたらす反響にのみ
研ぎ澄まされる耳
響きの極まる場所を探して浮遊す ....
自分と向かいあいすぎて
時折その界面をとおりぬけて
向こう側の自分と
いれかわってしまうのだ
白い春の夕暮れ
浅い眩暈が意識を通過する
柔らかな距離がゆるやかに傾き
西に沈む誰かの声 遠い声
傍らの抽斗の中で
淡い儀式の記憶が疼く
それはやはりある春の夕暮れの
古い棟のうらさ ....
なまぬるく
なまめかしい
春の夜風の底 へ
わたしは
指を溜める
纏わりつくのは
すこしはなれたところでざわめく
緑と水の匂い
だろうか
やがて下弦の月がのぼって
ちいさな ....
THANDER BIRDさんの塔野夏子さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自動装置
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塔野夏子
自由詩
7*
06-7-29
存在しない鏡
-
塔野夏子
自由詩
12*
06-6-3
遠い声
-
塔野夏子
自由詩
15*
06-5-7
余_黒
-
塔野夏子
自由詩
13*
06-4-19
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