すべてのおすすめ
「並んだテールランプ
 漁り火のよう
 空はくれてやる」

「地味な色の饅頭は
 もういいや
 飴を噛んで夜を待つ」

「諦めの早い男
 高望みする女
 手を離せば知らない人
  ....
かわいがっていた犬が死んだ夜に
新しい犬を飼おうと思う人がいました

家族、いなくなる為に準備をして
汚れた服を着るほかないのなら
いぶかしそうな視線に
それでも
違います、とは云え ....
しずやかに睫毛を下ろした女の人の
うっとりと水が疾走する線路の方角に
暮れては滲んでしまう稜線がその輪郭を喪ってゆく
眠れない枕木は鍵盤となって揺れながら
囁かれた嘘の吐息にしがみついた
 ....
 
黄昏の席から
いつも見ていたプール
その底に沈んだ石を
誰にも内緒で拾いたくて
夜中に学校に行った
天気予報は雨
錆の味がする梯子を
黒豹になって昇る
銅鑼の満月灯り
忍び足
 ....
 
影を慕うように歩いた
いつか座ったベンチは
同じ赤色のままで
覚えてるかい
と問うので
耳を塞ごうとして
その中途で迷った

ギターを弾きたい
ギターを弾きたい
こんな夜には ....
千波 一也さんのピクルスさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
断片- ピクルス未詩・独白11*07-9-6
白梅- ピクルス自由詩18*07-5-20
水の記憶- ピクルス自由詩11*07-4-13
転校生- ピクルス自由詩12*07-1-1
眠らない人- ピクルス未詩・独白4*06-12-26

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する