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躯を浸す。
浅瀬の音に触れる。
それは波を立てて弾けた。
波はどこまでも広がってゆく。
やがて向こうまで広がり揺れて、
はじめる。
奏でる。
波間では ....
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。
涙で火は消えますか。
ほら。
....
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、
躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。
血管も骨も細胞も脳も眼球も、
....
恋人じゃない。
そんなのじゃない。
電話が掛かってくれば、
真夜中でも飛び出してゆく。
そんな関係。
友達でもない。
名前も住所も年齢も、
なにも知ら ....
と、
いうわけで。
この国は美しくなりました。
美しい国に人間たちいません。
美しい国に人間たちいりません。
だから人間たちみんなで食べました。
美しくない人間たち ....
ひとつひとくび人の首。
ふたつふたくび誰の首。
みっつみにくく皆の首。
よっつ四方山首ばかり。
一首吊すに戦争仕掛け。
二首吊すに陰謀仕掛け。
三首 ....
発掘した漫画おもしろ過ぎて続きを探して掃除続かず。
「あそこに手が届く?。
わぁ!足も届くんだ!。
すっごいねー。」
おだてられました。
天窓 ....
眠っていると、
杓文字が遊びにきた。
ご飯つぶまみれで遊びにきた。
ご飯つぶ舐めてくれよぅ。
となついてきた。
なんどもなんども、
しつこくなついてきた。
しまい ....
雪崩式口説き落としでそのままフォールなんてしませんわたしはヒール。
ウェスタンラリアット一閃!西のホテルに消えゆくきみについてゆく。
入場テーマ鳴りやまぬう ....
逃げ出すフライドチキンを追いかけるサンタは値崩れプライドレス。
弱虫チキンを追いかけろ!フライドプライドチキンレースいん師走。
ドナドナぼくはトナカイ売られ ....
バックドロップの様なバク転をした記憶があるのはなぜですか。
喧嘩十段なんてそんなおもしろいこと言わないでくださいあはは。
回し蹴りの恍惚は止 ....
こんなたとえ話から、
はじめてみます。
ぼくは毎日こわれています。
それは、
九十八マイルの速球を投げた、
松坂大輔の肩が、
一球ずつ壊れてゆくように。 ....
ことがおわると、
からっぽになって、
つめたくさみしくなる。
あたし、
あなたもだれも、
スキじゃなかった。
だれとでもよかった。
そういってもいいのかな。
....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。
すべてを脱ぎ捨て飛び込む。
....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。
すべてを脱ぎ捨て飛び込む。
飛沫を上げ、
彼女は受け容れる。
全身で全身を包み込む。
ゆるやかに彼女が浸透 ....
告白します。
主食はみかんです。
黄色いお手てのみかん星人。
好きな音楽は、
シューベルト「未完成。」
甘酸っぱい望郷の曲です。
今日は休柑日。
....
ここを漂っている。
ぶよぶよとしている。
意識はあるようでない。
自我なんてそんなものだ。
ぺちゃくちゃと馴れ馴れしく話しかけてくる奴らは、
それが分かってない。
....
ゆきの「ゆ」が角ばって見える、
さむい。
屋根裏部屋は、
雪色吐息。
みかんはこたつで甘くなる。
ならばとりんごも並べてはみたが、
はて。
....
一杯。
背負い酒は、
ふたり酒。
だから今宵も、
ひとりふたりの酒を飲む。
二杯。
「他人の酒まで飲むほどに、
....
猟奇殺人は世の常と、
皆がこぞって斬りたがって、
皆殺し。
死体がふたつで腕が三本足五本。
さて死んだのは何人?。
腕には、
それぞれ文字が切り ....
目を開けると、
お腹が空いていた。
だから躯に絡み付く、
べたべたした液体を舐めた。
ぬるい液体は、
生臭くておいしくなかったけれど、
それでも舐めた。
舐め尽く ....
こんこんこん、
こーん。
と、
ルートヴィヒはかく扉を叩く。
はやく冷めますよ。
ブラームスの掛かる部屋で、
クララとお茶を。
いえない恋もあ ....
沈みゆく刻、
夜を想い。
海は光と戯れ、
波を奏でる。
了。
たたかうトナカイさんへ、
サンタにまけないでください。
たたらたあこより。
あとごにちかんですね。
サンタのおうぶおうにまけず、
がんばって。
たあこ。
....
「螺子を一本抜いておきました。」
きみが夕べ、
夢でそういったので、
あたちの今朝は、
すこち壊れている。
こら笑うな。
「ちんでちまいたい。」
なん ....
閉じこめている。
憶えているのは、
十三階を過ぎてすぐ。
足下の地面の、
もっと下から震えだして、
おおきくおおきく震えだして、
そして、
がこんとおおきい音 ....
怪我をした。
硝子の破片を拾っていて、
怪我をしてしまった。
切れた指先から、
ぷくりと、
体液が盛り上がり、
やがて床に流れ落ちた。
染みになった。
....
ラジヲが壊れている。
夕べ壊れた。
村にひとつだけしかないラジヨなので、
あれが壊れると、
ぼくらはすごく困る。
それを聞いた、
村長さんは慌てふた ....
さむい日には、
セーターくんが話し出し、
「ねえねえ。
はなみずちょーだい。」
「だめ!。」
「ケチ。」
しんぐるべーるしんぐるべーる。
街には ....
どおぉーんとした夜明けには、
ゾンビがどんどん生まれて死なないのデス。
もしもーし。
死んでるデスか生きてるデスか。
もしかしてゾンビさん、
デスか。
....
かおるさんのPULL.さんおすすめリスト
(208)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「_月騒。_」
-
PULL.
自由詩
9*
07-2-3
「_放歌。_」
-
PULL.
自由詩
10*
07-2-2
「_狂月病。_」
-
PULL.
短歌
4*
07-2-2
「_関係ない関係。_」
-
PULL.
自由詩
8*
07-2-2
「_美しい肉造り内閣。_」
-
PULL.
自由詩
6*
07-2-1
「_雁首数え。_」
-
PULL.
自由詩
7*
06-12-30
「_おそうじですか?もけけけレー。_」
-
PULL.
短歌
3*
06-12-30
「_杓文字。_」
-
PULL.
自由詩
6*
06-12-29
「_すーぷれ、っくす。_」
-
PULL.
短歌
5*
06-12-29
「_しわすくわズ。_」
-
PULL.
短歌
3*
06-12-29
「_喧想幻躁。_」
-
PULL.
短歌
5*
06-12-28
「_ぼくらは毎日こわれてゆく。_」
-
PULL.
自由詩
7*
06-12-28
「_戯態。_」
-
PULL.
自由詩
4*
06-12-28
「_異宙星愛。_-_実験観賞星図版。_-_」
-
PULL.
自由詩
6*
06-12-27
「_異宙星愛。_」
-
PULL.
自由詩
11*
06-12-27
「_主食はみかんです。_」
-
PULL.
短歌
10*
06-12-26
「_ぶよぶよ。_」
-
PULL.
自由詩
4*
06-12-25
「_雪色吐息。_」
-
PULL.
短歌
8*
06-12-24
「_背負い酒。_」
-
PULL.
自由詩
10*
06-12-24
「_名探偵は、きみか?。_」
-
PULL.
短歌
6*
06-12-23
「_肉喰。_」
-
PULL.
自由詩
13*
06-12-22
「_音想茶話。_」
-
PULL.
短歌
7*
06-12-21
「_波鐘。_」
-
PULL.
自由詩
8*
06-12-21
「_たあちゃんの伝言板。_」
-
PULL.
短歌
8*
06-12-20
「_こわちたのよっつめ。_」
-
PULL.
自由詩
6*
06-12-19
「_こわちたのみっつめ。_」
-
PULL.
自由詩
3*
06-12-19
「_こわちたのふたつめ。_」
-
PULL.
自由詩
4*
06-12-19
「_こわちたのひとつめ。_」
-
PULL.
自由詩
4*
06-12-19
「_はなみずじゅるるん。_」
-
PULL.
短歌
4*
06-12-18
「_しんでるいきてるデス。_」
-
PULL.
短歌
7*
06-12-17
1
2
3
4
5
6
7
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