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頭がいくつもあるように、想像と解決が繰り返され、
想定していなかった彼が、かつて話したことまで木霊して
意味することを識る

一本で線、
ひとり想いを伝えること

二本で辺、
 ....
あいまいさとかを

あいしている

きみはだれ

まぶしすぎてよくみえない

でもまあ

だれだっていい

てんきがとてもよくって

きみがすきだ



あめに ....
 Quartz
 震えて
 終わりと
 始まりのないものを
 区切っていく
 切り刻んで
 数をあてる
 なにものとも
 名づけられない筈の
 私より薄くて
 鉄も
 昼夜をも含 ....
ここに
銀色のエンジンがあればそれと

あと太陽の動きのような一時間半があれば

ぐるりを周りきれるほどのちいさな島
四方からの潮風にさらされ続けていて

そこで何本もの縄を編んではほ ....
頭の中につまっているよ
つららのように出来たんだろうねこの
目にうつるものたち
首の後ろがちりちりしてるんだ
太陽にあきらかにされた
急勾配の斜面の野原を
こわれかけているしずくがたくさん ....
なげつけて
ながして
つぶやいて
つたえて
ささやいて
はきすてて
ないて
どなって
たたきつけて
ないて
つたわらない


こみあげて
かざして
みせて
どれだけを
 ....
{ルビ鈍色=にびいろ}の鉄を見ている

あくまで照り返しでしかない光が

滑って離されて放たれる

今目の前にぎっしりと詰まった木々を越えた

越えてうんざりする



体温よ ....
答えればいい

君は君を壊せば世界と自分がおさらばだとか
思っているかもしれないが
世界は君を含めてるから
君が目をひらいてるから世界は

ふたつは寸分違わずおなじもので重なっているわけ ....
君を思う

とき

上と
下に

僕は
引かれて

風も冷たく高く高く上り
落下を予感する
ケラの様に深く僕を隠し
浮揚のしかたを知る

地平からすれば同じこと
君から ....
ショートケーキひとつ
落ちていく
月夜の道に
落下する
やわらかな音
聞こえない

苺がひとつ転がった
外れてとれて痛んでる
暴風通ってまた転がり

赤い
実の
白い
いち ....
池にホースが浮かんでる

死んだ蛇みたい

そこに小鳥が二羽とまって

水草をついばんでる

それの起こす振動が

波紋をゆっくり広げてくよ

穏やかな音楽みたいなその響きは
 ....
雲は月を受胎して
ひどい{ルビ悪阻=つわり}に苦しんで
涙を流す


真冬の夜に雨が降る
真冬の夜に雨が降りしきり
町は{ルビ水浸=みずびた}し
大粒の雨は道路に幾千粒幾億粒も叩きつけ ....
さいきんよく遊んでもらっている猫がいて

その人をみていてわかったのだが

猫ってわらうんですね



その表情は

じつにうれしそうというか

なにもできんくせにとくいげと ....
 車は走る。

酒などなめる程度にしか口にしていないのに、なぜか疼痛があたまにしつこくこびりついている。
ウインカーの点滅音。
そのメトロノーム。運転手はハンドルを大きく右に切った。
ゆるや ....
心の中に一つの頑健で豪奢な台座をこしらえてある

それはいつ頃造ったものか忘れてしまったが

確かなことはその台座は心の中のどこよりも高くに設置したもので

僕という人間は多聞に洩れずあま ....
窓際に
置かれた
書棚

その窓はすりガラスで
鉄線が格子状にガラスの中に張り巡らされている窓で
北側の壁にはめ込まれている

僕の腰ぐらいの高さの書棚の上には

郵便物用の ....
雨滴が窓に流れて

十月の始めの夜

よく揺れる電車

じつはもう雨はやんでいる

急行から乗り換えます

タウン オブ エタニティ ハッピーで

今僕の家は高井戸

巨大 ....
この街の果ての海はいつかみたあのひろい川の河原に立っていた

海まで10キロのしるべが指していたもの

海鳥がゆっくりと羽をひろげ

それは昔見た映画みたいにゆっくり瞳に映しだされる

 ....
こしごえさんの水町綜助さんおすすめリスト(18)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
10年前のヒドラ- 水町綜助自由詩524-6-9
_- 水町綜助自由詩308-2-7
Q- 水町綜助自由詩2407-8-27
島_きょうかいせん- 水町綜助自由詩23*07-4-30
現象でしかないひかり- 水町綜助自由詩37*07-4-16
どこまで- 水町綜助自由詩14*07-4-2
果物の匂い- 水町綜助自由詩18*07-3-22
願望- 水町綜助自由詩17*07-3-21
colors- 水町綜助自由詩18*07-3-15
cake- 水町綜助自由詩14*07-3-7
きれいな波紋- 水町綜助自由詩9*07-2-19
雨_月と魚- 水町綜助自由詩7*07-2-18
猫のこと- 水町綜助自由詩11*07-2-15
空の巣- 水町綜助散文(批評 ...7*07-2-9
二月一日_自由- 水町綜助自由詩6*07-2-5
スーパーノヴァ- 水町綜助自由詩8*06-12-2
きんぎょ- 水町綜助自由詩7*06-11-7
13号地埠頭- 水町綜助自由詩4*06-9-25

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