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東京には空がない。
そんな事は
遠い昔のおはなしになってしまった

新都心でも今はやりの高層ビルディングも
空に浮かんでいるよう
眼下には千切って零した緑の森と
トミカの車が血脈のよ ....
風に弄ばれ、雨に嬲られ
春の欠片は
華やかで暖かで
何処か哀しい

春一番と供にやってきた
サクラ色の季節は
緑色に変容して
ひねもすのたりと
猫とうたた寝中
寝過ごしたりしな ....
胸の奥底を突き刺す

あの時の届かなかった想い

尖りきった気持ち

傷つけてしまったことば


風が攫っていったのか

冷えこんで行く空に

張り巡らされた鉄条網から
 ....
露草がぽつんと畦道に咲いておりました
宇宙まで大きく口を開けていそうな
高く澄み切った空に負けない
素敵な蒼い色
雨にも負けず
風にも負けず
道行く人を
ほっと和ませる可憐なけな ....
手のひらに虫の息
丸い黒曜石の瞳は虚ろ
彼の本分は
飛ぶ事ではなく
鳴ききる事だからか
若草色の翅脈を透かした羽は
すり切れる事もなく
黒い前胸に刻まれた金糸も鮮やかに
腹の手風琴も今 ....
勇気は境界線の狭間で
いつだって萎れていくだけで
零れ落ちてしまいそうな気持ちに
ぴったりと蓋をして
伝えなかった一言
感情の起伏のような山並みを
ゆっくりと雲が隠していく
嘘つきな ....
頭の上からすっぽり
オブラードを冠ったような
曇りの日ばかりで
じっとりとした湿気に包まれていると
鬱屈ばかりが沈殿していく
そんな夜はお気に入りのマグカップに
とっておきのアッサムを ....
幸せの真理はいまだによく解らない

蹴飛ばしてくるおなかを摩りながら

この夏母になる彼女はうれしそうで

生まれるのを 抗っているようだと

なんとなく感じてしまったあたしは ....
抜けるような蒼い空の向こうに

煌めく未来があると信じていた

薄紅色の蜃気楼のような架け橋

ピカピカの一年生といっしょに

駆け抜けていったのは希望の花

凍てつく寒さ ....
はしっこの村にはな
働きもんのじさまと
ばさまが住んでいた

お日さまよりも早起きで
毎日、一汁一菜の粗食
いろり端にはやかんが
チンチンと湯気を上げ
窓辺には四季折々の彩 ....
   先触れに 春雷 轟く
    恋しうて はな おもふ
    切なくて 千々に 乱れる
    憐れんで 憶い とける
    混じりあいて とき みちる




 ....
冬将軍がタクトを降ると
勘太郎達がくさびを打ち込んでいく
☆ の瞬きが
とげとげのくさびに跳ね返されて
キラキラと透き通る

今年の冬のピンボール大会は
盛況だった模様
夜空は ....
じじとばばとぽぽと言うウーパールーパ型山姥が
漆黒のマントを翻し
鈍色の深鍋を掻き回している

薔薇色の身だしなみをひとつ
二枚舌のごまみそ髄をふた掴み
四角四面のしゃちこ蝗の規律 ....
太郎君があっと喚いて
花子さんはいっと呻いた
同じ本を読んでいたのにね

次郎さんは右に行きたかった
正子さんは後ろに走りたかった
ただ、エビが高かっただけだった

三郎さ ....
雨、あめ。
  雨、あめ。。  
    飴、あめ。。。
      天、あめ。。。。


あめが降る


名残の雪を消し去るように
マシュマロの時間が溶けていく
冬 ....
言葉遊びに嵌ったら

これがなかなかの迷い路

右往左往して そらを見上げる

亜麻色の髪をこがねに輝かせ

少女は 湖一面に映った満月に

いったい どんな祈りの言葉を放 ....
目をクリクリさせて
鼻の穴を大きく膨らませて
電信柱の後ろに隠れているおとこのこ
笑いの爆弾を抱え
友達が近づくのを待っている
ワッ
キャ〜
あ、ビックリした。
いやだぁ、けん ....
しゃらしゃらと
粉雪が風に渡る音
鈴の音も高らかに
朗らかな笑い声が
こだまする

雪山が呼んでいる
動物のアシアト てんてんてんと
梢からがさっと雪帽子が落ちる音
真っ白な ....
北の国では雨粒が
まっしろな六角の花を咲かす頃
運命をギュっと掴んでいたその指は
夢や幸せも白く結晶させたようで

すべからく物事は
原因があって転がりだし
人との出会いも必然で ....
うちのキッチンには
ピラニアが
生息している

いつもは
気のいい
スヌーピー面して
猫を
かぶっている

風の日も
雨の日も
雪の日も

朝晩の散歩を
愛してい ....
あなたのふるさとはどこですか

ふるさとは遥か遠くでほのかに憶うのが
かっこいいと信じていますか

あたしの生まれた場所はここ

命を満々に讃えた水と緑の地球です

宇宙旅行 ....
おそらが
あんまり 
たかく 
あおく 
すみきってくると

あかいふうせんが
恋しくなる

ふわ
 ふわ
  ひらりと
   風にのり

ひつじの群れを
追い駆けたい
 ....
コンクリートジャングルを
見下ろす
蒼い空に
真っ白な
ぽわぽわ羊が
たゆたっている

壊れてしまった
レコード盤のような
日常に
膿んで
見上げる空は
高い

鋼 ....
遥か昔の星空をかき消して
街の灯りがきらびやかに
車のヘッドライトで
ひき殺していくようで
全てが虫の息

夏色を消し去るように雨粒も騒いでいる

カプセルにくるんと包み込んで ....
夢がいろづいていく

こんもりと繁る みどりのなかから

そらが冷たく 澄んでいくごとに

ほほを そめていく 木の葉

ほら また ひとひら

風に乗って 旅立っていっち ....
おネムです

フワフワ ポッカリ しろい くも

つつんで ゆらして こもりうた

おやすみ

ぼうやの 夢の中





    ....
うそとまことに生死の境
ピッカピッカの緊張感
    と
  淀む日常に惑う

      幽玄と夢幻がシーソーを揺らす

          くるくると色をかえ
           ....
ふってくる 蝉の声に閉じ込められ
みどり色にとけていく
こんもりとした緑の隙間から
容赦ない光が照りつける
白と黒のかげの中 一陣の風
あおと蒼のあいだに 
ぽっかりと浮かぶ しろ
ひと ....
ヒュー シュッパーン パッ パッ パッ パッ パン

          たま〜や

夏の宵闇を貫く大輪の華

ラムネの瓶に沈んでいく

        タップ タップ タップ タップ ....
カタカタと軋んだ音をたてて 五線譜の上に
吐き出されていくのは あの夏のことでした

紙杓子で掬ったあかい金魚を手放したのは僕

とっぷりと暮れた空にあめが降りつづいている
何処かに傘を忘 ....
こしごえさんのかおるさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*雨音_2007*- かおる自由詩13*07-6-21
*さくら2007*- かおる自由詩7*07-4-21
*降りそそいだ*- かおる自由詩10*06-12-29
*水面を知らない*- かおる自由詩12*06-10-12
*サヨナラ*- かおる自由詩11*06-10-9
*なかったはずの*- かおる自由詩7*06-9-27
*ミルクティ*- かおる自由詩9*06-7-4
*美しき謎*- かおる自由詩5*06-4-24
*みらい*- かおる自由詩11*06-4-9
*はしっこの村*- かおる自由詩8*06-3-16
*桜_in_Rhapsody*- かおる自由詩6*06-3-10
*とげ*- かおる自由詩5*06-2-23
*三日三晩*- かおる自由詩7*06-2-19
*おなじ仕事*- かおる自由詩6*06-2-15
*きざし*- かおる自由詩9*06-2-1
*迷路*- かおる自由詩8*06-1-8
*夢であいましょう*- かおる自由詩6*05-12-17
*白銀は招く*- かおる自由詩7*05-12-7
*やじろべい*- かおる自由詩8*05-11-27
*U*x*U/*- かおる自由詩6+*05-11-25
*水の☆*- かおる自由詩4*05-11-7
*ふうせん*- かおる自由詩6+*05-10-26
*水の記憶*- かおる自由詩8*05-10-17
*月曜日は雨降り*- かおる自由詩5*05-10-3
*風たちぬ*- かおる自由詩5*05-9-12
☆ねむぅる_ring_ring☆- かおる自由詩5*05-8-30
*変容*- かおる自由詩4*05-8-25
*雨_恋し*- かおる自由詩10*05-8-11
*夜空*- かおる自由詩8*05-8-9
*蒼夏*- かおる自由詩10*05-7-29

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