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青空に黒い蜘蛛の巣張るように樹々の梢が伸ばす指先
詩、
て、なにさ
自称詩人、
て、なにさ
他称詩人、
て、なにさ
想い、
て、なにさ
テク、
て、なにさ
伝えたい、
て、だれにさ
夜のう ....
『じいちゃん、海をとってる』
小魚を掬い上げている
お爺さんをみていた
3歳くらいの女の子が
そんな言葉をたどたどしくこぼした
そろそろ帰ろうかと
ビーチで今日一日の後 ....
くちびるを
キス顔よりも尖らせて
正論云うから、絵画にしたいな
AIが
こんなやさしく髪の毛を
撫でてくれるし、愛してくれるし
光る夏
蝉の死骸の中にある
報われな ....
正義なんて無いよと嘯いたソイツの目には
うっすらと涙が溜まっていて
それをみた俺はもうなにも云えなくなって
寂しさを
「寂しくない」と云う夜の
効きすぎているエアコンの風 ....
真っ白な孤独を真っ赤に染めるよにちょっと派手目に斬られた片恋
お祭りで迷子になって泣き親を探す子のよな恥ずかしい恋
叩き割るコーヒーカップが心まで粉々にして眠れない ....
夜を待ちひんやりとした部屋にいて昔読んでた本を眺める
薔薇の葉を揺らす風には少しだけ時間が戻る魔法の鱗粉
夜気だけがゆっくり揺蕩うこの街の波の底にも流れる月光
まっすぐに吹く ....
《鏡の中のじぶんを斬る》、みたいな
過去に書いた短歌がなぜか読みたくなり
過去作を探して読み返しているうちに、
めっちゃいいタイトル(あ、むろん自画自賛)
みつけて。
そ ....
朝日まで
田舎の道を歩いてた
疲れ倒れるかもねと、気軽に
いちまいの
葉書を胸にたいせつに
仕舞っているのは、なにするためかな?
あれもそう
じぶんで書いたうただ ....
その炎が走ることが
わたしの命のトモシビが灯ることだと
こころのなかを正確に吐露してくれた
旅人になりたかったミイは
とても元気に軽やかに憎々しく
他人やほかの動物や草花 ....
さみだれに
乱れて回る風車には
あがない戦うなにかがみえた
寂しさを
ドレミで云えば根拠なく
そいつはシだねと云い切る唇
ささくれた
こころをやさしく撫 ....
星くずは落ちるんじゃなく流れ去る
満月の白さをむねに持つ夜鷹
心臓が静かな雨を聴いている
夜霧への御礼を言って別れよう
まぁじつは恋 ....
赤レンガ塀を背にしてキスを待つ
三日月へハシゴで登る魔女と鷹
五月雨の落ちる速さで刺され恋
静けさにつつまれる眼をみつめ合う
なぁ夢 ....
赤ちゃんの双子パンダが木を登る
ただそれだけをテレビでみている
悪い人なんていないと美しい
夢を見れずに沈みゆく夜
朝に吹く風が調子を狂わせる
その優 ....
恋愛をもうやめたのねきみひとり《幸せ》になれていいねと風吹く
愁あるおんなの仕草が試される《詩》を書く涙のわけとは無縁の
泣かないで強い大人になるんだろ、わかっちゃいるけど止ま ....