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子供のうちだけだよ
思いっきり泣けるのなんてさ
あなたのその言葉は
あの頃の私には難しすぎた
でも
大人になってみてわかったんだ
あなたの言った言葉
実際に 私は泣けなくなった
....
冬風や
身を凍らせる精神の
世界に包まれ
和を重んじて
また我を信ずる
しんしんと雪降る夜の出来事
「雪は天使の舞だ」
窓開けて 雪を見始めたあなたが
ぼそりと言ったんだ
でも 私は寒くて堪らなくて
「早く閉めてよ」
ロマンティックのカケラもなかっ ....
会えないことを嘆いたとしても、
逢えたことは歎くまい
ずっとずっと片想い
ずっとずっと好きでいて良いですか?
寂しさを恋にはしたくないので
片想いのままでいて良いですか?
ストーカー気取りで
....
学校帰り
たまたま忘れ物に気づいて
教室に戻ったんだ
誰もいないと思ったのに
あなたがいた
同じクラスだけど
なんとなく怖いイメージがあって
話したことなんてなかった
その日は ....
この映画の
あの俳優が好きなの
あの娘は言った
眼がきらきらしてる
水を得た魚のよう
まさに
こういう状態を言うんだろう
活き活きしてて
さっきまでとは
まるで大違い
でも ....
例えば僕がね、もしかしたら明日死んじゃうかもしれない
そんな事言わないで下さいよ
でもみんな絶対そう考えて生きてる
だってあたしの周りはみんなそうだもの
誰か否 ....
シンパシーは突然崩壊する
昨日まで友人だった君が突然敵になったりする
友情?関係ねぇ
愛?なんだそりゃ
憧れ?しったことか
塗っては塗り替えられ記憶はどんど ....
強く笑うことも
優しく笑うことも
くやし涙流すことも
勇気で怒ることも
すべて出来る君に
拍手を送ってあげたい
君は
とってもとっても
すごい人
....
悲しき回復力
自然治癒と人は呼ぶ
免疫力が高くなり
三日ともたない苦しみに
大切な存在を知るのです
格好が良いと人に好かれるが
女はメイクとファッションとヘアースタイル
男はファッションとヘアースタイルで
外見はいくらでも格好良く出来る
ファッションも自分の感性の ....
私の書いたもの は
私のもの ではあるのだが
願わくば
各々のもの にも
なって欲しい
わたしたちは
『すき』、だとか
『きらい』、だとか
感情に名前をつけることに忙しくて
だれも、本当の気持ちなんか見ちゃいない
みかけの『言葉』に振 ....
かみさまは
わたしを いつも 暗闇に
ぽつんと 独り 置いている
遠い記憶の{ルビ彼方=かなた}から
あの日響いた産声に
わたしが耳を澄ますよう
光りあふれる歓びに ....
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
初めての誕生日は豪華にした
ケーキにお寿司に好きなものたくさん
うれしくて うれしくて
主役よりはしゃいで
凝りにこったパーティー
きょとんとするつぶらな瞳に映る
キャンドルの火
....
頭の中ならまだしも、心の中を探り弄られるのは
どうにも我慢し難いようだ
幽霊はいないと思うけど
超能力はあるんちゃうかな
こんだけ人がおるんやから
2人くらいは使えるやつ絶対おるて
思考は脳内の電気信号や
それがやで
頭ん中で行きかっている訳やわ
街を飛 ....
掘り進めば 掘り進めるほどに
矛盾が姿を現すのだが、
それでいい と
思っている
{引用= "You be lookin' groovy
In a sixties movie
Maybe tell the press you died
Littl ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀
嗚呼
わたしは
それだけで
しあわせ者だ
色を塗りかえた、と言っても
それは正確には上塗りにすぎない
―もう少し生きてみるか―
駅の改札を出てきて
ふと洩らした中年男のことば
連れがいるわけではない
一人で改札を出てきて
ふと洩らした独り言
僕は電車に乗ろうとして
改札に向っ ....
残された わたしは
息をしなければならないと
ごぶごぶと
両腕で水をかきわけながら
溺レル
月も星もない
光なき空の下
コールタールのように
生き物の棲まない
真っ黒い海がうねる ....
計画的に
いつも いつも
そう 思った
そう 決心した
だのに
結局は
いつも いつも
宿題 に
追いかけられる
大好きな 夏休み
大好きだった 夏休み
夏休み ....
信じてくれないかもしれないけれど
確かに
あの夏の夕方
突風と海に落ちる雷
グレーの雲と青空の境
夕日が差し込み
完璧なdouble rainbowを作ったんだ
仲間と雨 ....
強欲と言う実体の残酷さに 涙を流した
強さの裏の 頼りなさに 地面が揺れた
才能と言う言葉に 胡散臭さを見出しすぎた
かたくなに 肩を張って
小さな宝石のような 言葉を 聞き ....
祖父は
海軍士官学校の先生だった
手を合わせる横顔に
平和を祈っているのかと訊ねたら
そうではないと小さく呟いた
悔やんでいるのだと
小さく呟いて、そして
祈りは何も変えないのだと
....
この世の中に
絶対なんてものはない
とあなたはいう
ないのですか
と問うと
ないよ
と応える
絶対にないのですか
と問うと
絶対にないよ
と応える
この世の中 ....
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