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波の音。
「それで、逃げてきたんだ。」
「…うん。」
石を手のひらで転がす。平の髪は風で顔を隠す様にゆれている。
「ぴよちゃんは?」 ....
幾百かの気泡が
持ち上がっては
何かに憑かれたかのように
海岸へと向かう
保ち続ける理由もなく
小さな音を立てては
砂の上に影を残し
豊嶋祐匠さんの佐藤伊織さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぴよちゃん
-
佐藤伊織
自由詩
3
19-5-10
気泡
-
佐藤伊織
自由詩
1
09-12-12
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