すべてのおすすめ
 耳鳴りがする、ずっと遠い。

 静かになったと思い、見渡すと、島国は無くなっていた。

 鳥がやっと一羽、乗ることができるくらいの岩礁が、
 まだゆっくりとした白煙を上げている。

 ....
 始めから、カップは空だったのだ。
 ゆらゆらと天井から吊らされた裸電球にまとわりつく湯気は
 確かにそこにあったけれど。
 暗い部屋、何度も叫び、黙る、その、錯乱。
 底なしに、女である ....
松岡宮さんのOhatuさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
耳鳴り- Ohatu自由詩2*12-10-16
逃避における錯乱- Ohatu自由詩412-2-6

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する