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毛むくじゃらは寂しがりやなので
いつも人の傍にくる

大きくなるにつれ
子どもになった

子どもの頃の毛むくじゃらは
自分の興味の向くまま
ただ本能で
強さだけは示そうとする

　.... もし月が地球に落ちてきたら

全世界の人々は両手を天に掲げて

月を支えようとするだろうか
　
　　 もういやや。

もういやや。

もういやや。

もう・・・　　。


（ここで突然、私が

英語を喋り出したら面白いのにな。

何かに取り憑かれたみたいに

知るはずもな　.... カブトムシが

プラスチックケースの壁を
キィーキィー引っ掻くころ

わたしは
初潮の頃を思い出していた

血が出て
お祝いなのである

お祝いはなかった
言わなかったから
　.... 想い出は
いいものばかりで

ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど

聞こえたら
ごめん

答えないで

想い出が
更新してしまうから さいとういんこさんのお腹は大きい
大きく膨らんでいる
さいとういんこさんの子供が大人になる頃
僕はもう59歳だ
それまで生きているかどうかわからない
生きているつもりもないし
自信もな　.... 明日から
社食の量を減らそうと思う
私の腕は短い
足も
身長も
なんだか損
ピアノの指は動かない
もう夜更けなので
音が出せない
残り時間は
現代詩

本を読ませてちょうだい
　.... 廃材が高く積まれている
探している
落としてしまったのだ
もしくは間違って捨ててしまった
手に取った
折れて錆びたナンバープレートには
誕生日の日付が入っている

やたらに高くごちゃご　.... 勉強する気になれなくて

大名倉山のことを考えていた


発破をかけられて崩されて

晒された山の肌に

白い煙がかかる

山から砂利を運搬する音が聞こえる

ガッタンガッタ　.... たどり着くことの出来ない場所。
そこへ向かおうとしても、そこへ向かって走り出しても、たどり着くことの出来ない場所。その場所に本当の自分がいると感じる。

「まだ本気なんかじゃないさ」
と僕はよ　.... 世界の外側は
ただのプラスチック
だから何も
心配することは
ないんだよ

光を浴びて
ミジンコが増えて
バクテリアが増えて
小さな魚も
小さなエビも
小さなタニシも
みんな笑　....
プテラノドンさんの未詩・独白おすすめリスト（11）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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