2025年12月9日、
きちんとした生活をしているという実感が、どんどん意識から欠けていく。格好付けているみたいだけれど、最近、英語の本ばかり読んでいる。ブローティガンの『In Watermelo ....
先日、谷川俊太郎のインタビュー集を読んでいて、一番興味深かったのが、詩人の一番の特質として「ネガティブ・ケイパビリティ」という能力が何よりも大切だ、と書かれていたことだ。長く引用するのは気が引けるの ....
散歩の帰り道
ガス会社のフェンスに
ひとさし指先ほどの
緑のサナギ
アゲハの類か
細い指先で畳まれた
葉っぱのようで、
その美しさを観察する
雨風を凌げるものなど
周りに ....
生きていたくないひとが
生きているだけで
エライと思う
死にたいってことばにするのは
ことばにしなきゃ
本当に死んでしまいたくなるからだ
死にたいって
ことばにするのは
本当は ....
うつむけば
雲間を抜けてゆく太陽
あいつは意外と速いんだった
まばら 言葉の散布
ちらちら舞い続き
専ら冷え込む
この朝に 、
真っ直ぐ射し込み
放散する陽光受け
あれまっ!
西の地平遥か
くっきりにょきっと
輝き浮き出る
富士の高嶺 ....
今の状況を冷静に考えてみよう。LEDが明るい白壁の部屋。家具はない。窓もない。恐ろしいことにはドアもない。唯一の出入口は床にぽっかり開いた暗い穴だ。穴から半身乗り出している人は、あれは人なのだろうか、 ....
ヘミングウェイが入ってきた。
(レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』32、清水俊二訳)
元気そうじゃないか。
(チャールズ・ウェッブ『卒業』1、佐和 誠訳、句点加筆)
プルース ....
赤信号
ここの信号は
変わるまで長い
運転席から見やる舗道は
眩しいくらい明るい
紅葉した連なる木々が
夕日に照らされて輝く
ひらひら
赤、黄、茶の葉が
人々の上を舞う ....
しばらくの間、気分が落ちてた。でも、昨日久しぶりにpixivのイラストを見たら、綺麗で、心にしなやかでカラフルな風が吹き込んできた。すぃっと窓が開くような感じがした。ヘッドホンでチャールズ・ミンガス ....
熊が人を襲ったり、飼い犬を襲って食ったりしているという。もう何代にもわたり、人里近くを寝じろにしている熊が増えているという説もあるようだ。しかし、本当のところはよくわかっていないようである。もはや以 ....
生まれたくなかったかもしれない世界に
大きな泣き声で
生まれてきたのだから
つらいことがあったら
思い切り泣けばいい
そんなことを
普段忘れて固まってしまう
ツボに思い切り指を食い込ませ ....
青 、
誘いながら遠去かり
遠去かりながら誘い
奥処へ伸びる光帯の鮮やか現れる瞬間、
思いっ切り決断し
しいんしぃいん壊し
荒れ狂ったこの夏
嬉し冬支度へと
取り敢えずも収め
....
○
猿を動かすベンチを動かす舌を動かす指を動かす庭を動かす顔を動かす部屋を動かす地図を動かす幸福を動かす音楽を動かす間違いを動かす虚無を動かす数式を動かす偶然を動かす歌を動かす海岸を動かす意 ....
さささささばく
マママママクル
トレンディテカゲ
サマンサタバサ
リズムネタニンニク
生真面目さといい加減さをサンド
バランスな薔薇はかたちが酔い
ナイトスイミングは白い女豹
サマータ ....
それって、雨のつもり?
あきない人ね、あなたって。
忘れたの?あなたがしたこと。
あなたが、わたしたちに約束したこと。
もう、二度と滅ぼさないって約束。
また、はじめるつもりね。
すべての ....
どれほどの月日ののちのりんご園
雑草が抜きわすれられ枯れ落ち葉
白馬たち遠目に雲と見間違え
海峡を越えてゆけゆけ白揚羽
....
・・・・くるところまで来ちゃったんだろうな
懐から小銭入れを出して、
今日のパンを買うかわりに
ついに切符を買う日が訪れたのかもしれない.と
気持ちが揺れる
揺れ ....
笛を吹く自由に宇宙で油売る
一族の旗を遊ばせ一人旅
空っぽを探究 深い深い穴
音がやみ時間の中の暗闇へ
人が手を伸ばした海星 ヒトデとて
そっと踏みいる、それへの入り口。プールサイドの縁に紺いろの靴下を濡らす。夏の制服姿の少女が夏の制服姿のまま水色のプールの中へと入ってゆく。やがて肩の上から頭のてっぺんまでをも水色の水鏡へとゆっくりと沈 ....
我が{ルビ詩=うた}よ君に届くや二つ星
澪標きみに記す夜の灯台
きみ知るや藤袴咲く泪河
春雨に君と微睡むジムノペディ
我ときみ夢のきせきを{ルビ熾=し}る晩夏
....
いつから家は家だったのだろう?
(チャイナ・ミエヴィル『クラーケン』下巻・第五部・59、日暮雅通訳)
ドアってやつはいつドアでなくなる?
(ジョン・スラデック『時空とびゲーム』越智道雄訳)
....
夜が空けた。
立体的に、次々と、パタパタと。
画角のはじは暗い
焚き火が燃えていて少しずつ暖かい
手をかざしながら思い出す
ラムネのビー玉の音
レモン色に水色がよく合ったお祭り広場だっ ....
くらいくらいくらい
痛い痛い痛い
目が
脚が
肩が
腰が
あたまが痛い
堕ちる
落ちる
お散る
部屋がおちる
仕事におちる
恋におちる わあ~
気分が、お ....
インドから仏が広く伝わった
騒めいて
サメいて
わめいて
夏めいて
永遠に水と氷が泳いでる
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます
その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です
まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る
....
あなたが受けた心の傷
あなたが落ちた地獄の底
励ましや慰めなど
何の意味も齎さないと
あなたが手を差し伸べるなら
あなたを陥れた奴らに
地獄を背負わせてやろう
とても冷たい氷のよ ....
路地でカボチャ買い別れの言葉忘れた
石段ひとつずつ上がり草陰に鬼
楽しくなって側溝の穴にも興味持つ
鎖に繋がれた子犬無邪気に走り
波しぶき浴び今日もまた帰ろう
モーヌ。氏へ誠心より哀悼の意を表します。
ライトニン
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128900
実は彼の存在を私は知らなかった。
という ....
遠くにいる人を想っている
列車は夜の手のひらをすべるように過ぎてゆく
舞い落ちる雪はその速度に蹴散らされて
散らされた後たいへん静かになり
静かに舞い落ちて
舞い落ちて
落ちて
落ち ....
1 2