すべてのおすすめ
また今日もコインランドリあゝ秋か 夜更けて流るる秋の歌沁むる

果樹も木もなべて古りたる秋の庭

間を置いて鈴虫のこゑ草の中

数減りて二人の対面十月会
偽史として秋にきえゆく詩歌たち 見上げれば鰯群れなし泳ぐ海


さよならかき氷


青い空に降る虫の音


青い空ぶった斬りひこうき雲
秋深しやがては死せる地球かな 長電話暇人ふたり秋うらら

秋暑しショートカットの擦れ違ふ

花の色うすむらさきよ枸杞の実の

秋涼や居心地のよき風の中
白風や水垢落とす台所


秋風よ猫ならば目を細めるよ
瘋太郎鳥飛ぶのかと秋の朝 蜻蛉らよ脳の嵐はしらぬふう 暗い部屋秋雨きくも母が来る  




秋の葉に月のしたたる竹しずか
聖書持つ手は不安げに朝七時


わが仕事太宰によれば失格者
雑草の茂るも良しとし秋の庭

月の出を忘るるほどの非日常

しずく垂る紅葉の枝を潜り抜け

虫しぐれ灯りの消えし退去かな
幸せが痛いモールで本を買う


悪癖は知るそぶり吹く秋の風
留守居せる娘の家や冷房裡

秋の昼強き日射しに出でもせず

海峡の眺めさわやか高速道

ひと月ぶり庭の秋草生ひ立てり

秋刀魚買ふ今日の魚は太り気味
人生を上書きすること歩くこと

足の歩幅に鍵の鈴鳴る

秋だ秋だと言い聞かせながら歩く
神戸までハイウェイ一路秋初め

陰暦の気配覚えぬ秋の季語

我が庭にひとつだになき草の花

{ルビ故郷=ふるさと}の山にも秋の来たるらし
読み人知らずに心宿る詩(うた) 猛暑日と云えども吹き抜ける風に微かな秋の冷

同じ木になる二つの実仲良く腐ってをり

この袋離れてどこかへ行きたし、こう暑いと

格好の良い松の木青空に映えている、空き家の

通帳の印 ....
 {ルビ花=はな}の{ルビ輪郭=りんかく}は
  {ルビ鋼鉄=こうてつ}のようでなければならぬ 
                                         
       ....
 You've been thunderstruck
   お前は雷に打たれたんだ

          ── AC/DC








老鶯の声雷にふと揺 ....
ドクダミの白波の如く群生す

今朝も未だくちなしの花白きまま 

青葡萄初生り{ルビ十房=とふさ}に懸けにけり

切れ味のよき花挟夏の{ルビ畑=はた}
 それは神様でも
  たぶん知らなかった

       ── hound dog





何か言ひ残すかのやう春の雪

やがて散る花もたしかな今を咲く

鶯や健やかに ....
道の駅五月の鯛に鱗あり

冷素麺ふたりで食ぶはいと旨し

親友の手術を祈る五月尽
初夢はキッチンで描く自由かな 冬菫インクとなって夕空へ


冬すみれ行き着く先は夕日かな
キッチンに一人っきりの秋思かな


祖母の手がせっせせっせと栗磨く


宵の秋コーヒー淹れて猫の横


まず今日の今を生きたし十三夜


温(あたた)め酒となりの部屋も灯りおり ....
命日に入院 成功祈願 墓参り
開頭術 縫合ホチキスって わたし文集?
もう出来ないね 畑返還 支度に出掛け
{ルビ十歳=ととせ}越え 冬バラ萩を 掘りあげて
故郷の庭 移植するのさ 生命よ続け ....
ミモザかなレンギョウじゃなしなんだっけ
エニシダの花あふるるデイケアの窓
施術台ホットパックして昼寝して
デイケアで居残りをしてバカンスや
お帰りの体操曲は白樺だって
さぶちゃんに白樺って曲 ....
父さんと二歳のわたし春落ち葉


独り居が友の名を呼ぶ春の星


君宛てに投函した日しゃぼん玉


猫と居た十七年余春の川


人生の往路復路に花林檎


前髪の一ミリ思 ....
梅昆布茶2さんの俳句おすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コインランドリ- 喫茶大島俳句325-10-20
秋たけなわ- けいこ俳句6*25-10-19
秋にきえゆく- 喫茶大島俳句2*25-10-18
見上げれば- にのまえ ...俳句125-10-16
秋深し- 喫茶大島俳句325-10-11
照る日曇る日- けいこ俳句5*25-10-11
秋風- 喫茶大島俳句325-10-10
秋の朝- 喫茶大島俳句2*25-10-7
蜻蛉- 喫茶大島俳句225-10-5
秋雨- 喫茶大島俳句225-10-4
秋葉竹- 秋葉竹俳句325-9-29
仕事- 喫茶大島俳句125-9-29
秋の雨- けいこ俳句5*25-9-29
日々- 喫茶大島俳句2*25-9-25
検診で神戸にひと月滞在の顛末- けいこ俳句5*25-9-22
歩く- 紅茶猫俳句425-9-2
神戸- けいこ俳句4*25-8-31
詩(うた)- 天竺葵俳句225-8-30
- 紅茶猫俳句3*25-8-30
ぼくのおっぱいは好き?〜二匹目のどじょうはいるか?- 森田拓也俳句15*25-7-9
まぶしい便り- 森田拓也俳句9*25-7-3
瑞々しい六月を詠む- けいこ俳句6*25-5-31
嘘つきごっこ- 森田拓也俳句17*25-5-25
美しき五月の終り- けいこ俳句4*25-5-25
2022- もっぷ俳句3*22-1-7
冬2- もっぷ俳句521-12-13
しっぽがほしかった- もっぷ俳句621-8-12
焔俳句_4_千代の春_十句- 鵜飼千代 ...俳句7*18-1-8
焔俳句_1__金雀枝(エニシダ)_10句- 鵜飼千代 ...俳句13*17-5-19
「想うすみれ」_2016.03(七句)- もっぷ俳句4*16-3-17

Home