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折り鶴は祈り 確かな誓い折る
哲学に誓って言った逝く折に
真実を空に鎮めて充填し
化けものが人をヒヒヒと旨そうに
本という頁の束を頼る夜
花老いて泥の ....
白い羽 前に習った当たり前
口々に未だに今を吟味する
茜空 酒が西日に晒された
剪定し手前に揃う前ならえ
公の窓は総じて掃除され
表でも想ってない詩 御持て成し
忙しない世間話に世話はない
振動がしんどい じっとしとしとと
連鎖した瑣細な日々は燦々と
春香る古い杏を舌が呑む
余りにも余白は白くて面白い
ふて腐れふて寝 てふてふの夢を見る
月に貴様、爪先に傷。
つきにきさまつまさきにきづ
声のキツそうな嘘吐きのエゴ。
こえのきつそうなうそつきのえご
善い島。同感が疎ましいよ。
よいしまどうかんがうとましいよ
....
寄る雲が海の藻屑も水雲も呑み、鵜が潜る夜。
よるくもがうみのもくずも もずくものみうがもぐるよ
「どう? これ」「それこそ、これぞレコード」
どーこれ それこそ これぞれこーど
....
穏やかに隠れた月と緩やかな暖かい日に眠り歩いた
月明かりと勘違いしてあったかい当たりつき自販機にあつまる