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白菜の葉についた青虫をそっと手袋をした手のひらに乗せた
ごつい布越しからもわかる赤ちゃん特有のプニプニした触感

そっと地面に下ろしたとたん
待ち構えたように隣の年老いた男性が足で何度も踏みつ ....
情熱と冷静の間に挟んだピンクのリボン
彼女の髪の上で可憐に揺れるレース
まるで優しさを小さく包み隠して
眩しい日差しのもとでかしましく笑う
目を凝らしてよくみてごらん
メリーゴーランドの馬車 ....
「ごめんや」
虚ろな眼差しで
そっと握る祖母の手は
ほっこりと温かくて
懐かしい香りがした
雨露な濡れた葉を止まり木に羽を休める揚羽蝶
何を考えているのか
何をしたいのか
騒ぐ風が大きな羽をユラユラと揺らしても
不安定な足場の上でか細い脚を踏ん張らせ必死に耐えている
仲間が近くを通 ....
リリーさんの栗栖真理亜さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青虫- 栗栖真理 ...自由詩3*25-6-24
桃色の影- 栗栖真理 ...自由詩5*25-6-15
祖母の手- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-13
梅雨と蝶- 栗栖真理 ...自由詩4*25-6-12

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