すべてのおすすめ
子の帰るまで採らず置くトマトかな
もぎ来たる真赤なトマト喜ぶ子
食卓の寸時の談笑戻り梅雨
夏{ルビ夕餉=ゆうげ}回転ずしの鮮魚かな
{ルビ外国=とつくに}へ戻りゆく子や蝉しぐれ ....
夏空を仰ぐやけふも降らるるか
樹々{ルビ並=な}べて{ルビ草臥=くたび}れてゐし夏の庭
ニアミスの姉と妹の夏帰省
光線の具合よき朝ジニア撮る
にわか雨竿に干したるままにして
鯛そうめん郷土料理の昼餉かな
冷汁の味噌と魚は地元産
地消地産えひめ米買ふ梅雨さ中
{ルビ小=ち}さき{ルビ枝=え}に長茄子の花{ルビ濃=こ}むらさき
青柿や傘に雨音ざわざわと
一輪も{ルビ徒花=あだばな}のなき茄子の花
紅梅の梅まるまると砂糖漬け
客の居ぬ夏の温泉ひとりじめ
踏みつけぬやう草の間の仏の座
ちらほらと薄日に映ゆる梅の花
けふ新たいちりん赤き寒椿
庭の木の余すところなく襖雪
一瞬のワイパー回るみぞれかな
庭中の裸木をわたる雀二羽
瞬間を流るる冬月惜しみけり
人中にいづる発起の巳年かな
{ルビ冬の雷=ふゆのらい}マクドナルドは混んでおり
紙の白寒しインクは北斎の藍
餅の黴削ぐ母在りて台所
冬苺 逢いたい、だなんて今さら
倒れこむ人の音かと しずり雪
空咳 ....
いつまでも富士と河津のさくらかな
https://twitter.com/efauc9ius2wagx1/status/1633465421247680513?s=61&t=6ttAfxWf ....
さつきから何に怒るか仏法僧
一筆で描く小舟や草かすむ
もしも今夜世界が終わるなら、参鶏湯を食べる
無人島に何を持っていくか、迷い続けてる
ああ、そうだ、小さいころ綿菓子屋さんになりたかった
どこかにきっとあると時々さがしてみるうちは、た ....
湯豆腐を上手く使ってダイエット
計画し夫婦揃って春旅行
寒日和心震わす風痛い