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季節を食べ終えて妖精は床下に眠る

たてものの屋上から見える木
その枝の集まりにはカラスが眠る
昼間、子供たちに小石を投げつけられたのだ
ときおりの短い夢にぶるっと身震いしながら眠る ....
  目の淵に
  暗やみの流砂が
  付着してい、あおいのか
  しろいのか 不確か

  数値のかたちを
  一息に呑みこんで
  膝のあたりに 浮きたつ
  いいかげんな  ....
あなたと砂浜に来ている
夕暮れの赤々さが
顔を赤く染めて面白い

潮騒が夕暮れを表すように
少し疲れたように耳に入ってくる

あなたの話が面白い
笑いが絶えず
時間はあっという間に過 ....
海の鉱石は
どこにあるのだろう
潮水
浜辺の砂の中
海底の岩窟
松毬魚の眼球?
独りぼっちのエメラルドグリーン
ずっと見惚れていたいけど
視線は波にさらわれて
浮島の両脚のように ....
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた

何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ....
あんなに好きだった人を
今では角砂糖の中に隠して 
崩れるのを待っている

いつまでも
答えをくれないから
名前の知らない花を
見つめていた

怒られるより
怒らせたこと

同 ....
外皮は雪化粧でしょう
どうせ乱視の理想を素直に頷いて

きっと汚穢も含み煌々と照る
星屑のステージファンタジアであって

わたしたちは多動なギニョール。

その利き腕では強引にも
取 ....
開いた手をいつ閉じたらいいのか
そんなことを考えていた
決してつまらなかったのではないけれど
なにを話したらいいのか
どう相槌をうったらいいかなんて
さっぱり分からなかった
水を飲むタイミ ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
影は次々と
落ちてきて
重なって
離れて
あおい時間も
ふじいろの空間も
あなたの指で
押し広げられて
そんなふうにして
世界はできあがり
あなたが残した
古い写真の
風景 ....
逢坂 冬子さんの自由詩おすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星の観察- 自由詩13*22-4-23
目の淵- 草野春心自由詩322-2-23
夕暮れの海- 夏川ゆう自由詩422-2-11
海の鉱石- 壮佑自由詩11*22-1-27
星_座- 塔野夏子自由詩19*22-1-1
忘却- ミナト ...自由詩221-12-27
創生- あらい自由詩121-12-27
喫茶店にて- 坂本瞳子自由詩3*21-12-26
血縁- 自由詩21*15-6-30
地の星- 壮佑自由詩22*14-2-10

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