背骨がぐにゃりと歪んだ私は
いつも体が右に傾く
立っていても座っていても
どんどん右に頭が落ちる
曲がった背骨は治らない

落ちた頭を拾っては
嘆き悲しみ背骨を恨む
泣いても喚いても
 ....
日々がどよめいている
宇宙が波打っている
『遠い遠い』と手を振る君

)何かが湧き起こり
)何かが沸騰して
)すべてが終わり
)すべてが始まろうとしている
)名状しがたい何物か ....
空と雲の間で
聞こえる気がした
まだ誰も触れてはいない
風に揺れるような言葉が舞っている
全てを心の中へ預けてみると
紙飛行機が生まれる前の形に戻って
地面を育てていた
会いたいと思う時 ....
 ネェ、あたしの事愛してる?
彼女が聞いてくる
 何だよいきなり、愛してるに決まってるだろ
と彼氏が即座に答える
 本当に本当に愛してる?
と彼女が聞き返す
 本当に愛してるに決まってるだ ....
季節があわただしくすぎてゆく
いま、どこにいるのだろう
さっぱり わからない

わからないから歩いている
ながいあいだ歩いてきたような気もするし
ついいましがた歩きはじめたような気もする
 ....
あれは忘年会だったか新年会だったか忘れたけど
職場の宴会の夜
俺はまだ若かったんだ

酒を飲んでもしらふでも
俺は他人と打ち解けられない
性格がどうにもならなかった

いつものように俺 ....
 途中で無性にカップヌードル食べたくなった。
 コンビニの駐車場に車停めて店に入ると一個だけ買った。
 店内で直ぐに開封し蓋を開けて備え付けのポットからお湯を注ぐ。
 熱いそれを持って寒い外に出 ....
踊れパレードを



皆した身だしなみ



良い宵。酔うよ、いよいよ。



う~思い出せない。
なぜだい もおーぅ!
我々の最高傑作は過去には無く、いつだって未来に在るという事。
過去の栄光など、未来の栄光に比べれば、単なる佳作に過ぎぬ事。
諸事情で母と寝る部屋を交換した。今は独り立ちする前の私の部屋に居る。私の部屋にはロフトベッドがあって、高校時代と大学を入学してた時期はずっとこのベッドにお世話になっていた。今、このベッドに寝そべるとベ .... Don't praise me any more than you already have.
それ以上、私を褒めないでくれ
Don't strangle me any more than you ....
雷を髪に飾ることはできる、とあの人は言いました。
プラスチックの黄色い髪留めのことかと思いました
あるいは単なる冗談なのかと

朝食は取らない主義で
それはお腹が弱いから
薄紫の傘が立て掛 ....
触れるものと
触れられないもの

この世界には二つある
この世界には二つしかなかった

真実の
私の気持ちは
私にしか解らない

本当の
君の気持ちは
君にしか
解らない
 ....
10月も終わりが
近づいて

4000キロの彼方から
友人たちが
やってきた


V字飛行の編隊を組み
翼の力だけで

太陽と星と
地磁気だけをたよりに

北風や
ジェッ ....
喪失は流れ消え
乾き切った胸底に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる

(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を
根こ ....
西日のざらざらで
描いた影の絵を
なぞる蜜の指
終わろう終わろうと
切っては捨てた
いろいろな物が
日の沈むあたりで
燃え残って鳴っている
世界と水平な心でいて
こまかい こまか ....
 2020-10-26 一〇月二十五日、三時に起床しそのまま厨房に入った。単独行者の朝食が五時だったので、余裕を持って作業するためには早起きをする必要があった。とは言っても、グリルで魚を焼き、厚焼き玉 .... 青空、ぽかんと広がっている

陽光は燦々と降り注ぎ

私は床に伏せっている

送電線が微かに揺れ

白雲一つ流れて行く

時は刻々と過ぎていき

青空、ぽかんと広がっている
 ....
たとえば接続詞の消えた世界で、そうして人類は文脈から解き放たれ。
ゆえに僕は何にも縛られる事なく、しかし君とは手を繋ぎたいけれど。
秋晴れの日に大事なものを失くした
でも、優しさに救われて
生かされてることを改めて感じる
失くしものは見つからなくても
愛情は見つけた
大きな秋の収穫

時々、独りぼっちだと泣くけれど
 ....
この地球もろとも
人間も人間以外も滅びてしまえ
なんてさ
願ったりしたのは
絶望に打ちひしがれたからさ

欲しいものは何も手に入らなくて
いらないものばかり投げつけられてさ
受け止めき ....
寒いから
嫌だといったのに

晴れた日は
まぶしくて

きれいには
見えないよ

という
きみの一言で

傘をさしての
もみじ狩り


秋雨の
生地に織りこまれた
 ....
初めて「結婚したい」と
思ったのは16歳の時だった

別の町に住む
別の学校に通う
一学年上の女性だった

狸小路の階上喫茶で
話し合ったり
季節外れの浜辺を
散歩したり

「 ....
メロディーが流れ
幕が上がるステージに
黒いコスチュームで立つ
私はマジシャン
ウォンドを振って
メランコリーなあなたに
扉を開け
微風を通して
銀のゾンビボールが
ファンティンシル ....
私の遺体は祭壇の前に安置される。
祭壇と言ってもごく簡素なもので、棺はなく、床にごろんと寝かされる。
坊主の読経はなく、静寂の中に参列者のしわぶきが混じる。
パイプ椅子の上には、懐かしい顔が並ん ....
小道が夕焼けに伸びている
憂鬱を投げ遣りに受け止めながら
わたしは小道を歩いている

身体中の関節が軋む今日、
思いがけない怨念重なり
鉛の思い重いこの肉が 
魂に食い込むように震えてい ....
田んぼの土手には篠竹をが生い茂り雑草も入り混じって、その先に見えるのは連なる山並みの内の立ちそびえる山の肌でした。
でも山と土手の間には川が流れて、その手前には川原が有る筈でした。
だからでしょう ....
酔生夢死

僕はちいさな日常を積み重ね
彼女の愛を貯金して
彼女はこがねを貯金している

ぼくは 字が下手で絵も下手で
おまけにろくな詩もかけないのんだくれ

ほぼ一直線でレールもル ....
朝、車で通勤の途中の細い道端に咲いていた白い秋桜の花が何本か根本から倒れてました。
そこは大東宅建の集合住宅の駐車場の前でした。
倒れている秋桜の花の姿を見て、倒れている人の姿を想ってしまった私は ....
不機嫌な子供の無意識の悪意
自覚がない分、質が悪い
機嫌をとるのも疲れてしまう
自分の機嫌は自分でとるもの
子供にアドラーは通用しない

そもそも心理学なんて
100人いれば100通りの ....
道草次郎さんのおすすめリスト(1100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
背骨- 無限上昇 ...自由詩420-10-31
どよめき- ひだかた ...自由詩1020-10-31
散歩道- ミナト ...自由詩4*20-10-31
太陽がおっかなくて- こたきひ ...自由詩120-10-31
記憶- 草野大悟 ...自由詩820-10-31
無性にしたくなって- こたきひ ...自由詩220-10-31
_無性にしたくなる事- こたきひ ...自由詩620-10-31
転回文章- 水宮うみ自由詩3*20-10-30
最高傑作- クーヘン自由詩1*20-10-29
もしも私が死んだら- 月夜乃海 ...散文(批評 ...220-10-28
No_more_touching_それ以上触るな- 月夜乃海 ...自由詩120-10-28
雷を髪に飾ることはできる- ふるる自由詩14*20-10-28
人間嫌い- こたきひ ...自由詩220-10-28
4000キロ彼方の友達- st自由詩420-10-28
燃やす(改訂)- ひだかた ...自由詩620-10-26
西日- はるな自由詩620-10-26
紅葉狩り- 山人散文(批評 ...7*20-10-26
鬱と青- ひだかた ...自由詩520-10-26
接続詞- クーヘン自由詩8*20-10-26
収穫- 無限上昇 ...自由詩520-10-26
欲しいものを欲しいだけ- こたきひ ...自由詩420-10-26
秋みぞれ- st自由詩520-10-26
初恋のようなもの- 板谷みき ...自由詩3*20-10-25
ウォンドを振って- もちはる自由詩3*20-10-25
袖すり合うも- 六九郎自由詩2*20-10-25
夕焼け小道- ひだかた ...自由詩420-10-25
わたしはまだ子供でした。- こたきひ ...自由詩220-10-25
秋詩譜- 梅昆布茶自由詩620-10-25
美しくも輝きもないのに- こたきひ ...自由詩620-10-25
機嫌をとる- 無限上昇 ...自由詩420-10-24

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