すべてのおすすめ
金曜の夜には
花を買って来て
ほんの数本でいいけれど
いまの季節だったらそうね
ミモザだとなおのこと嬉しいかな
ワインもスイーツもいらないし
おめかしもしなくていいけれど
一人が嫌なんじ ....
花は
花としての言葉を失い
季節もまた色を失う
渡し損ねた言葉があるように
雨もまた
流れてゆくのだろう

春の窓辺を飾るもの
無言の結露
人見知りの鳥たち
か細い茎の名前の知らな ....
地球温暖化、コロナ、戦争┅

人類滅亡へ加速している

この三連動は

誰が悪いというわけではないのだ

一人の英雄でこんなことができるわけではないのだ

神のご意志なのだ
みんなへありがとうさま
さまざまな
人や物事に
さまざまに
支えられているから


当たり前のこと
だけど
ごはんは自分の体を
作ってくれる命だから
いただきます ごちそうさま
 ....
山育ちなので 傷は自分で嘗めて治した
月がしだいに瘦せ細り また少しずつ太るのを
薄目を開けて時々見ながら
朽ちた倒木の根元の洞に潜り込み
飲まず食わずで幾晩も

痛みは知りません 傷つい ....
薄日の街道を歩いて行く
太陽は見えない
ずっとずっと歩いて行く
薄日の白んだ街道を

堆積した時がまた一時解き放たれる
鳴り響くサイレンのなかで
哀しく蒼白に
踊る子どもたちは
ガラ ....
ぼくに真っ白な本を一冊ください

そこにポンチ絵や日記や駄文を気ままに描くのです

丁寧な装丁は要りませんが季節の押し花なども貼り付けて

グーテンベルク聖書を冒瀆するわけではないのですが ....
二〇一九年八月一日 「人生は物語って、よく言うけど」


物語を白紙にしていく作業が
ほんとうの人生なのかも
って思った。
さっき、マイミクのコメントを読んで
ふと、そう思った。 ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
ハロー、ハロー
青い旗が揺れている
燦々と降り注ぐ光のなか
どてら姿のおじいさんが過ぎ
わたしはイートインでコーヒーを啜る
長閑な午後の一時です

雪の吹雪く北の国
寒風吹き荒ぶ東の国 ....
こんな日に海風に吹かれたら
寒いことこの上ないだろうとは思いつつ
それでも大海原を眺めたいと
願ってしまうのは
水分が不足しているからだろうか
または青が欲しいのか
波の音が聴きたいだけか ....
月も星も潤む宵に
身のうちに水奏される調べがあり
その調べを辿ってゆくと
やわらかな彩りでゼリイのようにゆらめく
ちいさなユートピアがあらわれる
あおいうなばら
まぐろは、はしる
DHAに
浸したまなこで
世界をみながら
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
どこかに、
たしかに、
あるよね。
   
公園の枯れ葉を這う蟻を見つめながら
あなたが言う。

どこかに、 
たしかに、
なんか
あるわけないよ。

散りかけの白い山茶花を眺 ....
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」


 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はすばらしい。ちくわを肴に、コンビニで買ったハイボールも2杯のんで、いい ....
   葦の川手足のごとく痩せほそり


   せせらぎはサラサラ鳴いて冬のなか


   月満ちて波打ち際の鳥の痕
 探り吹き

小さな羽根飾りが付いた
中折れ帽子のヒデキさんは
ハーモニカ歴六十年だ

楽譜は読まずにメロディーを
口で探って覚えていくから
僕は探り吹きだ、と言って笑う

特別養 ....
雪道に残された足跡

自分がどこへ向かうのか
どのみち決まっていなかったから
足跡をたどって歩いた

同じ場所でとどまたった跡
ところどころ曲がった跡
どうしてもまっすぐになれない ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから駆けてくる
子供は身を躍らせ

向かいのコンビニで手を振る
老婆の萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた雪を投げ入れる
白い空間 ....
 明日

空は雪と一緒に

枝は小さな蕾と一緒に

冬の指は
いつかの冬の指と一緒に

夜明けを待っている

 
 ピアノ

女の子が帰ったあとは必ず
ピアノの蓋が開いて ....
元旦。白い息。噛み砕く雲。
レコード台の上で回るレコードを
いつか止まるメリーゴーランドのように
うっとりと眺めていた午後に降り積もる
粉雪のダンスを君と見ていた気がする。
青空が広がり
底無しの彼方が口を開く

眩暈する、
シンギュラリティが地平に

(ああ、右手の老婆と左手の子供
ハンドルをどちらかに切らなければならないとしたら?)

海百合が揺れ
 ....
福島県の郡山市に
「青い窓」という児童詩誌がある
半世紀を超えて続く誌面には
児童の純粋な想いと願いがある
僕らも子どもの頃
青い窓から空を見上げていた

詩は創作の核であり
それに足 ....
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた

何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ....
 まぼろし


まるい
地球の影におおわれ
冬を
むかえた空から
宇宙がよく見えた
黒い雲のすき間から
着陸灯をかかえた旅客機が
旋回しながら
渡り鳥を
一羽
また一 ....
波が追いかける
そして逃げていく

一泊二日の温泉旅行

ひな鳥みたいにくっついて
足あとは私たちだけ

誰もいないね
雪でよかったね

今終われたら幸せなのにね


 ....
凪の果ての
遠浅のアデンに垂れていた
ことばの鈎をゆわえた
誰かの想いの糸
深海の流れはつめたく速い
願望がのびきって
次つぎ崩れる
砂浜にうち上がることばたち
鮫の群れがねむるまで
 ....
 慌ただしくも慌ただしく
 やることが多すぎると
 なにから手をつけてよいやら
 まったくわからなくなります
 {ルビ=よんそう}四層フライヤーの前の
 ボクってば

 とりあえず竜田揚 ....
TwoRiversさんの自由詩おすすめリスト(855)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わがままかしら- 坂本瞳子自由詩3*22-3-4
アネモネ- ちぇりこ ...自由詩1122-3-4
人類の終活- zenyama太 ...自由詩2*22-3-4
※五行歌_四首- こしごえ自由詩4*22-3-2
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み空のうた- ひだかた ...自由詩1422-1-14
海よ- 坂本瞳子自由詩6*22-1-13
水奏楽- 塔野夏子自由詩4*22-1-13
※五行歌/まぐろは、はしる- 足立らど ...自由詩6*22-1-13
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-1-12
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
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詩の日めくり_二〇一九年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-1-10
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探り吹き- 壮佑自由詩10*22-1-9
足跡- 若林はじ ...自由詩722-1-8
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end- mizunomadoka自由詩421-12-30
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