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風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日
もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
鶏小屋で
安易な名付け
浅い夢
散らかる祈り
深い傷跡
詠んだけど書かなかっただけ思っても言わなかっただけあなたには
飲んだ嘘吐き出した嘘夜の数 囁きの音 数え忘れた
あしたからあなたを忘れて生きていくひとりで靴を履いて出掛ける
目が覚めて失われるのは物語
燃え尽るのは安い情熱
もう一度しようと思った 間違いを
同じ熱さで焼かれてくれる?
うつぶせの君のまつ毛と同じくらい
やさしいものって他にないよな
思うところあって、スポーツ・ジムに通いだした。家のすぐ近くにあるので、(ほとんど隣といってもいいくらい)、行きたいときに行けるのがいい。それで、初めての日にひと通り機械の使い方を教えてもらったあと ....
永遠の表にバター裏にチョコレートを塗ってランチにしよう
はしってく君は永遠 僕はバター なすすべもなく溶けていくから
大好きだよ 排気口にキス意味のない呪文で飛べるながい一瞬
たぶん、文字に本当に重さがあって、わたしのなかにあるのだ。
文字が体のなかにないとき、軽くて、食べる必要がある。
あんまり文字が多すぎるとき、ものを食べられない。
人参を刻んで、夜な ....
また体の向こうがわで文字が跳ねている。戻っておいで、戻っておいでって思いながら見つめていると溶けて行ってしまう。さきに起きた娘が炭酸水をのみながら、まだ眠ってていーんだよ、と言う。やさしい。朝から ....
すみれの日あなたは今もそこにいて横断歩道を渡らない
右岸には青い鳥がいて左岸には神様が居る 私ふやける
だれだって皮膚を剥いたら一緒でしょ いいえあなたの骨はとくべつ
校庭のいちばん端、フェンスのところにはノブドウとヘクソカズラが生えてた。ノブドウはとくに実がきれいなので特別に思ってた。裏庭のどくだみが茂るところは一部分高くなってて、そこに立つとちょうど図工室が中ま ....
激しすぎる 揺れ たちを
夜、夜明けまえ
だましながら捕まえて
昼間の街を見せにいく
揺れたちは
泣きながら
嘘を消化して
売り買いできるような
かたちにまとめて束ねる ....
ねーもし美容院がプールだったらどーする?(水着きて行くね)じゃーもしはーちゃんのほっぺがなくなっちゃったら?(ほっぺ早く生えてくるようにごはんたくさん作らなきゃだね)もし女の人同士が結婚したかった ....
雨が降り
雪が降り
涙が降った
あした
みんな帰ってくる
粉々になった生活を
雨が固め
雪が固め
涙が固め
それを踏み固める
さわると
するどくて、
ときど ....