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「ははのことが」

ははのことが
どうしても書けなくって
つめたい娘だね
わたし
でも
ほんとうににくんでいたんだよ
ほんとうにきらっていたんだよ だから ゆるしてね ははうえ あなた ....
人のいない深夜のナースステーション

のそりと出て互いに驚く顔見合わせ

せめてコーヒーくらいは喉が欲している

朝のすきま戸のすきまを吹く優し風

所有欲さえぎるフェンス淋しくて
 ....
「ヤドカリ」

たまにはヤドカリのまねをしよう
せなかをかいて
おなかをかいて
さあひっこし
ボクは貝ではないよ
ボクは蟹ではないよ
中途半端だけれどキレイずき
おくびょうだけれど堅 ....
「あの日」──と、言うほどの日でもなく、当初は「ある日」で始める予定だったのだけれど、その日に何かの予感があったのか、なんとなく「あの日」で始めてしまった。
 予感──? それも大したものではなく、 ....
哲学の2段3段の散歩道

吹きすさぶ砂嵐手で払い逃げ

尊重の方なきほうへ我が心

お逃げとも食うとも言わず肉食竜

吊り下がる窓の破片の雨滴です

赤ポスト差し出す隣の常連さん
 ....
 はあ、長い……退院まではやはり三ヶ月ほどかかるようです。

 今日は父が面会に来て……同じ病棟の年下の患者さんから「家族が面会に来るのって嬉しいですか?」と聞かれたのですが、「うちの父親はもう認 ....
レンガが降ってくる

##### 線路

十字ボタンで突き刺したんだよ

 夕闇の水田のなかを、幽霊たちがとぼとぼと歩いていく。
龍田姫の誘うがまま円舞する

ちちろ鳴く指揮者は月と心得て

ちちろ鳴く指揮者は空の上にありて
言い訳を何に帰そうか夏の月

病み疲れ若葉の想いも過去となり

真夜中に起きて明日は百日紅

見られない思い夏の日遠ざかる

粛々と夕立を待てば真夜中で

風鈴やガラスの音色涼し気 ....
痛み止めのかわりに睡眠薬を飲んで、
買い物へと出かけて行く。

主婦に休みなんてないんだよ。
あなたは主婦ですか?
いいえ、家事手伝いです。

わたしは単なる家事手伝いです。
昔は夢や ....
こんばんは。
今のHさんが高次元の立ち位置に立って物事を観測している、
ということであれば、それはHさんにとって正しいのです。

ただ、わたしは、例えばイチゴケーキを買おうと思ってもお金がなく ....
カフェインが入っているのが嫌いだから、

と言って、君はデカフェを飲む。

そんなのおいしくなくない?

って聞いても、君はくすくすと笑うだけ。
ゆりかごは揺れて、
赤ん坊は空に行ったんだよ。
ゆりかごは揺れて、
母親は涙を流した。
父親は、出稼ぎで都会へと出向いていた。
ゆりかごは揺れて、
亡き子はいずこに?
そして今、あの世で ....
君と自転車に乗って行こう。
白い(黒い)自転車に乗って、どこまでも。
海岸線にたなびく雲。
あの向こうの向こうに、青空があるんだ。
雨降りお月さまは、どこへ行く?
それは雲の上、星の彼方。
わたしたちには見えないものも、
宇宙飛行士なら眺められるね。

雨降りお月さまは、どこにいる?
きっと今は、隠れんぼの途中。
彼 ....
霜月の初めに思う来年の賦

秋の夜も残り少なし仰ぎ見る

孤独とのはざまにあるは若煙草

夕暮れて秋の雨降る庭の隅

時雨れては{ルビ首=こうべ}の垂れる文化の日

孤独との架け橋 ....
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる ....
 ホロウ・シカエルボクさんの詩について。氏の詩は長いです。そして起承転結もはっきりしていない。そのことが氏の不人気につながっていると思うのですが、ここは忍耐力を身に着けて、氏の詩を最後まで読んでみるべ .... 宵闇に吸い込まれてゆく花花火


秋雨のしのしのと耐えるばかり


にぎわいを求めて集う秋の雲


小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る


宵闇に問いを重ねる神無月
魔法石とは、魔法素子を集めた結晶のことだ。
この魔法石がなければ、人々は魔法を使うことが出来ない。
今は科学が廃れ、人々はもっぱら魔法を駆使して生活している。
ほんの小さな子供でさえも、火を起こ ....
 

晴れた空の中に、{ルビ時間=そんなものはどこにもない}を探している。
 

 
足立らどみさんの大町綾音さんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ニュー・ホライズン- 大町綾音自由詩4*25-4-29
つれづれと俳句(無季)」- 大町綾音俳句4*25-4-20
月へ行こう- 大町綾音自由詩9*25-4-19
あの日……- 大町綾音散文(批評 ...325-4-13
つれづれと俳句(無季)- 大町綾音俳句325-4-13
つれづれと- 大町綾音散文(批評 ...5*25-4-12
なつかしさ- 大町綾音自由詩11*24-12-28
つれづれと俳句(半分)- 大町綾音俳句4*24-11-23
つれづれと俳句- 大町綾音俳句5+*24-11-19
- 大町綾音自由詩12*24-11-11
ある手紙から- 大町綾音自由詩11*24-11-7
デカフェ- 大町綾音自由詩5*24-11-6
ゆりかごは揺れて- 大町綾音自由詩4+*24-11-1
君と自転車に- 大町綾音自由詩3*24-10-30
雨降りお月さま- 大町綾音自由詩5+*24-6-8
つれづれと俳句- 大町綾音俳句3*23-12-1
つれづれと俳句- 大町綾音俳句8+*23-11-8
ホロウ・シカエルボク氏の詩について- 大町綾音散文(批評 ...5*23-9-22
つれづれと俳句- 大町綾音俳句5+*23-9-8
魔法石- 大町綾音自由詩2*22-1-1
空と虚構- 大町綾音自由詩3*20-5-15

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