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誰かの風に乗り 誰かの声をきく

そうしたくないもの そうなりたくはないもの

  覚えているかい
小学校の夏休み みんなで寝泊まりした教室の匂い 擦り切れた廊下の窓ガラスの向こう
お ....
闇市に西瓜を買いに出かけたよ

金脈が本物の黄金だとか噂話しで聞いたんだ

途中チンピラに追いかけ廻されては警官に発砲されたり

散々な眼にあったぞ* !あ、こんなところに…

板 ....
僕はチョコバーを一つ取り出して彼に与えた
(ところできみは虐待されたから逃げ出してきたはずだよ、誰に苛められたの?)

一口チョコバーの先を齧るときみは不機嫌な顔して応えた。
(あなたが彼 ....
つまりは嘘になるから
すべてをさらしてみたいとは思わない。

書いていると気は楽になるけど、
、友や家族を前にして言葉を発したことがないのよ 
  なんで照れちゃうるのかな。

それ ....
はなしを食べたおかあさん

おとうさんはまだ会社にいる

ボクは画用紙にクレヨンをはしらせる

えんぴつでなまえのつづきを書いている

いろはたのしい

赤や青や黄色

た ....
月の灯り陽の光り

誰もいない銀の馬車 

不幸など誰が予測できるだろう

誰も予測できないから不幸ではないのか

あの人たちも

傍らで見覚えのない家族が啜り泣いている

 ....
ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ....
純水とは何も生み出さず何も破壊しない。   by 多児眞晴

含有量0,1パーセントしか含まれてはいない精液のことを精子と呼べるのだろうか。 みんな死んでいる。
これを愛の力強さで甦らせてみ ....
生まれたときは黒曜石のかけら

溶け出した粘綿のように

光の粒が眩しかった

唐突に
 知覚らは認識の文字を学び

記憶を辿ればただの生き物と叫ぶ

そこはかとなく 溜まる ....
みさめがふりつづけばつちはながされて
                 わたしがうまれた
由来から植物は埋もれ酵素も分解されて
              腐食の生きものたちがはみ出してくる ....
テレビのボリュームを下げる頃には晩酌の酔いもすっかり覚めている。
眠気を通り越してしまう         小腹も空いてきたよ、なんて
     と思って近い台所をあさるのだ。 (すがやかほれば ....
細くて固い冷たい手術台の上で仰向けになる。「さあ、数秒後には深い眠りにつきますからね」。 そう麻酔医から促されると全身麻酔を受ける患者が看護師に言い放った。 ‥このまま眼が覚めなければ幸いなのかな .... 小市民である人々が規律を破るのは致し方ないことである。全体に及ぼす規律の影響よりも、あくまでも個人の利得を優先させたいのである。そのような過ちを繰り返すことによって処罰もまた厳格化されるのであろう .... ‥‥とは
まるで忘れられた安置所のようではないか
、重い気圧の層に押しつぶされそうだ。
外はなまぬるい雨が降り続く、暗渠の下
服を脱ぎ捨て飛び出してやろうかと思う、ひとり、
  、わたし ....
軒下の燕が巣に籠もる
予め決められたとおりに事は運ばれる
近くで眺める遠い風景には歩も進まない
 変わるという不安には耐えているという不粋な雲行き
     そろそろ飛び立てよ
上空から ....
渓流を下ると川幅は急流に狭くなる
浅瀬から水を撥ねた石には硬骨の節がある
隠れ鰻のように蛇行を繰り返し
河原に辿り着いたのは強固な意思に違いない
嘆く陰翳の底暗さの中に一点の灯りを見出した ....
 長い年月の物語から詩を興してみようとは思わない。小説家になった小木は番組の放送作家の仕事もこなしている。ドキュメンタリーとか科学とか、自然環境の番組だって資料集めを考えるとたいへんだろうな。たい .... 何を問われても表情に表さないこと。「‥‥忘れました。」    それが肝心。

 「記者会見‥‥  あのう、今日から法律が施行されますよ。」
おまえは黙ってろ。口を閉じてろ。まっすぐ前を見つめ ....
いやだ。いやだ。いやだ。
   梅雨はいやだ。 汗がいやだ。蒸し暑いからいやだ。  鬱陶しい髪もいやだしベタつく肌もいやだ。  
 枕もいやだね。 ベッドもいやだ。  畳は相当いやだ。まとわり ....
だらだらと続く小雨には細胞のいくつかをくれてやればいい。
二万年の月日を生き延びてきた若者が星の消えた真夜中にそう呟いた。
  何をしてきたのやら  といつものように振り返るのがその日の終わり ....
波のうねりが変わり、感染から感染へと有機物の個体も変わる。超派生的な若さ。裏返る戦士たち。突起物が無い。それはまた新たな生成への第一歩だとも言われる時代。
グレーに染まる艶やかな長髪は蛇行の帯び ....
祭り当日

「へい!お嬢さんおおきに、またね~」

「よ!お客さんお客さん、これ、どうです?安くしとくよ~」

?「ん、‥なんだ、タコか‥‥ いくらだ? 」

?「えっ タ、タコじ ....
水色の浴槽に桜の薫りを浮かべて、

、出かけなければならないがべつに焦ることもない

漏だからコロナだからと理由ならいくらでもつくる

磨り硝子の扉には白い染みが瀧に流れ、

、ま ....
輪の正体は不明だという
「黒いカードを渡された」
真っ黒に塗りつぶされた四枚のカードだった。

   この中に一枚ジョーカーが紛れ込んでありますが、
そんなとこを言われてもわからないので ....
 
「何処の誰だかわからないのでいらいらしてしまう。
何処の誰だよ、とわかればもっといらいらするかも知れないね

見慣れた表情で、毎度違う話を持ってくるのは狸たち
、狭い世界だな。とかいう伝 ....
 
 朝の生ぬるいミルクは狂者に揺れる鏡

それは夢と希望を織りまぜた苦い蜂蜜の跡
 
        急ぎ足に躓いた 襟巾の呼吸が

今日も樹海を彷徨う亡者の影が     みえてくる
 ....
警告「線路は続くよ何処までも」

2020,10,00,0-報告書
ー武漢にあるウィルス研究所から媒体を持ち出したのはどうやらウイグル族に係わりのある研究室の人物らしい。中国の政策に対する反 ....
強い潮風にあたりながら薄味な浜辺を眺めていた。

縦から水平線へと、スマフォの向きを変化させてはシャッターを何枚か切った。
岩をくり貫いたトンネルを抜ければ岩場がある
使われない海藻が密集 ....
五輪の開催が危ぶまれている。
しかも延期開催までも、が 。
選ばれる選手たちのモチベーションからいっても1年以内に開催されるのが妥当だろうと思われる。
行きたくても行けない。買いたくても手に入ら ....
 
描くのは額縁があるからではないのだ
  に切り取るもの

詩をなめる
         同じく         虫眼鏡
  色の点点     あ、あ
 あたまの中では白い       ....
一輪車さんのアラガイsさんおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜ネ_風に- アラガイ ...自由詩14*21-3-30
__(___)__西瓜- アラガイ ...自由詩8*21-3-29
詩人たちの末裔_Ⅱ- アラガイ ...自由詩3*21-3-28
Risei- アラガイ ...自由詩6*21-1-5
色を食べたなまえ- アラガイ ...自由詩9*20-11-25
Raman__(分光)- アラガイ ...自由詩16*20-11-24
どこまでも透明なルビー- アラガイ ...自由詩10*20-11-20
純水メタル- アラガイ ...自由詩6*20-11-19
孔雀- アラガイ ...自由詩8*20-11-17
もの語るの虚と真実- アラガイ ...自由詩12*20-7-22
道すがら- アラガイ ...自由詩10*20-7-20
狂気と才気の狭間- アラガイ ...自由詩5*20-7-18
「美道具」醜い器- アラガイ ...自由詩5*20-7-15
即興詩「独白」- アラガイ ...自由詩4*20-7-8
紅蓮に染まる白い雨- アラガイ ...自由詩3*20-7-6
盲目- アラガイ ...自由詩7*20-7-6
ウィズ,ワンダーランド- アラガイ ...自由詩2*20-7-1
ゴータマニンニンブッチャケハラマンダー- アラガイ ...自由詩2*20-6-30
いやだ百景- アラガイ ...自由詩5*20-6-30
小鬼の遠足- アラガイ ...自由詩5*20-6-28
無性器人間/ふたなりくん- アラガイ ...自由詩4*20-6-27
傍目八目- アラガイ ...自由詩3*20-6-12
浴槽「くるしまぎれの青」- アラガイ ...自由詩7*20-6-5
黒いカード- アラガイ ...自由詩6*20-6-1
幽霊たちとの対話週間- アラガイ ...自由詩10*20-5-13
針時計- アラガイ ...自由詩10*20-5-9
「歴史」常に終わりから再生へ向かうための架空文書であるために- アラガイ ...自由詩8*20-4-29
偏西風- アラガイ ...自由詩5*20-4-17
この際アメリカは五輪の放映権を日本に譲るべきである。- アラガイ ...散文(批評 ...6*20-3-20
エロスと空間- アラガイ ...自由詩9*20-2-11

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