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10月だったか11月だったかの暖かい日に広い収納と駅前らしからぬ静けさにここにしようとあなたは言って笑ったんだっけね
でもその後で気温は壊れたリモコンみたいにバカになって静かさに強風の音ばかりが響い ....
ぼくを見捨てたもののためにぼくは死ねるだろうか


晴れた日の正午に
だれの記憶にも残らないやり口で


光のなかで明かりを消すように


永遠より午後の芝居を好むように夜は長 ....
雨の気配が春を連れてくるから
煙草の味がわからなくなるくらい
泣いてしまいたいのに
涙は出てこない
小さな井戸からかなしみを汲み上げても
ここまでの距離は数えられないのだ

どこかへ向か ....
昨日より
今日食べたいちごは甘い
そうやって僕は春を感じる

砂漠の中で
獣とぶつかって
探り合いながら破れた
ポケットの穴に
吐き出せない種を撒くから
ここには雨が降って欲しい
 ....
         - Der Traum, wieder


一瞬で、どんな夢だったのか忘れてしまうが

胸が潰れるような氣持ちのさなか目覺める

かたちのないもの

かんがえにな ....
私の中に降る雨は
永遠に枯れることを覚えず
汚したものは数知れず
許したものは僅かなれど
愛してしまうのだろうか?
私も人となって
愛していくのだろうか?
春の訪れるに任せ

私の足 ....
元気におなりください、って何回も言ってるお母さんの影にかくれてじっと、屋台の光を見ていたの。お地蔵様の赤いべべが汚れてしまって、お供えしたポッキーが雨の日に溶けて、わたしは蟻の道から欠片をとりあげて、 .... 人命は尊いと言うよりも
他人の生命についてはさておくと言うのが皆さんのホンネなんだよね
俺も正直そうなんだよね

命については自分第一主義
そして家族親族友人知人
だよね

見も知らな ....
生まれつき
泥じゃなく砂をかためたふたりのからだは穏やかな波にさらわれ
いつしか跡形もなく
消えて
しまって
から

さらさらふたりきりで 小さな
肌のかけら
となり

青い ....
私は君と手を取り合って生きていく、
なんて感傷的な表現が嫌い
怯えて無味乾燥でドライなフルーツ
牛乳が混ざり120%還元セール
うるさい子供が嫌い
オレンジジュースとコーラとポテチを
与え ....
階段の上に立つと眺めがいい
どこまでもずっと見通せる
そうしてどの階段にも
またその後ろに秘密の階段がある
それが素敵だ
鏡の前でなら正直になれるよと
その子は涙を拭った
真っ直ぐに見れない目が
ある筈だった日々を引き寄せて
手離せないでいるその指を
ひとつひとつ解しながら
私にだけ教えてくれた気持ちは
も ....
カモシカの瞳は横に長い
猫の目は縦
蝶は複眼で
君の目は丸い
同じ世界をじっと見ている
土曜日の午後はいつも満室
会うのは今日で最後
ベッドに並んで
チャットアプリを削除する
さようなら。元気でね

父の命日
墓石の花立に梅の枝を挿す
ねえ、元気にしてる?
遅くなっ ....
おおくのゆびさきがきりとられたまま、迎えようとした、ゆきどけの水を捨てようとして花は、ぎょっとしたようにさきはじめた、あたたかいものがながれついて、世界をかえるつもりはなかったとしても、おおくのゆ .... ネルは名前のようにそこにあってくたびれて やさしかった
ひんやりしてあたたかかったし やわらかで 強かった

夜が来て朝が来る
自分が行けるところまで水を追いかけてみたかったのだ
な ....
春の匂いがする。ステンレスの苦い匂い。花の甘い匂い。
*
ちいさく静電気を起こす。君だろうが、僕だろうが、そんなの関係なかった。
*
たまごの黄身と白身が離ればなれになったみたい。ぽっかり ....
空は青

緑のにおい

ああ嵐だ 春の嵐

目から雨

鼻から雨 ところにより洪水

ざわざわとゆれるわたしのこころ

ああ嵐だ 春の嵐
人が笑っている
人も笑っている
空は何もしない
近所の人が歩いている
犬を連れている
性別は男とオス
海は遠い
(午前6:53 · 2021年2月3日·)


椅子が眠っている ....
はじめての道が教えてくれたのは
知らない気持ち、知らない言葉
ずっと怖かったものが味方になって
肩の上
揺られながら話してくれる

いつかの、いつかは、また今度
遠くないから会えるよね? ....
喉が詰まる月に夢を見る私の中の猫が鳴くまで三秒ほどかかりそのうっとした気持ちが憔悴させた人々の陰を透かしてまた私にのしかかり否定ばかりを繰り返していた人となりを無条件に許されて付き纏い嫌いになられて警 .... 観葉植物を真似るクリームソーダが
夕焼けに溶けていく
散々

カフェインに浸れた
町角で
段々
赤い花を咲かせた
砂漠の
あるいは密林の植物がひけらかす
肉厚な葉のように
ク ....
アスファルトが選ぶ雨は
どうしてこんなに優しいのだろう?
遠い昔に私が持っていたものを
まるで知っているかのようだ
 
まだ誰も数えたことのない数字が
見つかってしまうかもしれない今夜
 ....
たくさんの記憶がある

嫌な記憶が邪魔して
前に進めないこともある

気持ちは前を向いていても
何故か途中で進めなくなる

嫌な記憶が
徐々に薄まっていく
夢を観ていた

良い ....
夢をみた

6歳も離れてるのに
同じ教室だった

修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた

窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
でもこれはただの夢じゃないのよ
あなたは立ち上がって言った
来年もずっとずっと一緒にいましょう
時間や決めごとよりも
あなたのことが大事!
         - Glove

御存知の通り、

手袋もまた奇妙な存在だ

大抵、かたわれだけが、路上で死んでいる

今日

わたしの片方の手袋がいなくなった

どこかの路 ....
そこに風があって、寂しかったから鐘を鳴らした
大人になる少し前
悲しい鐘だと知らずに
もう元には戻せない
夢だと思っていたもの、現実だと思っていたもの
ポケットが破れてた
平気な顔してあの ....
貴方の影が優しい
正直に生きるしかなかった私を笑っているようで
噛み締めた唇から、消えかかる花の色が滴り落ちる

畦道、脱輪したワゴン
降りて様子を見ている貴方の背中がまだ大きい
無防備に ....
一人旅を覚えたあの日
握り締めた切符の温もり
まだ掌に残っている
初めての出会い
在る筈だった身体の一部のように
再会を喜び、同じ血を通わせた

何処へ行くのも一緒だった
何を見ても、 ....
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1267)
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