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欠けた
風の赤い器

人の形に
ほつれた糸

君はいま、何処にいる
手を伸ばしたら触れられる
忘れ形見を
いつも優しくできたなら

かじかむ蛍光管
この薄いセロファン
色から ....
うすい殻は
かなしみを透過して
だれかのために
破れようとしている

壊れながら
守ろうとする
消えることで
在ろうとする

正しくないと 知りながら
知ることで 許されよう ....
  あいた土地に
  油圧ショベルが項垂れている
  だから、土地っていう感じがする
  鉤括弧からこぼれた
  月明かりが幼児にでも変わるだろう
鏡まで5センチの距離
一時間、見つめ合う
答えはない
近づいても
あいだにゼロが続くだけで
一人にならない

私は炭素と水素
愛と幸せの外にある
扇風機と蝉の声も
組成が少し違 ....
寂しい

小麦

時計の針は西を向いてる

短い夏の航海

垂直なきみに水平な私

どこにもお出かけしなかったあの夏のラブソング

好きがないから隙

やらかした。4時間以上経つのにまだドキドキ ....
どんなに濃い風が吹いてももう思い出みたいなものしか書けなくなって、
名前はもちろんその表情、片側に多いほくろや厚い手のひら、
柔軟剤の匂い、街の音も乗り換えかたもぜんぶ変わって
そりゃあ ....
宇宙の中で
星が灯る
星が消える

登場する人がいる
手を振り去って行く人がいる
受け入れて
追いすがって
時には気づかぬふりして

宇宙を見ているのは誰
宇宙にいるのは誰

 ....
チーズ

雪解け

かりんとう
文字数の足りない最終回を
とりあえず
一年後に弾薬として
気の利いた演奏を
壊したい人質はまだ急須の底
貯金箱の目前まで
句読点を怪文書に隠してはいた
暗黙の被害者たらず
ほじくれば聖 ....
それから
100年も過ぎたような笑顔を見せた君は
振り返らなかった
ぼくたちの間には、鉄橋が
背の高い、ぼくの背よりも
ずっと、ずっと高い所にあって
ぼくたちの距離感をもってしても
届か ....
統計

草むしり

にわか雨
雨降りの間際で
それは恋だった
降り出してしまえば楽になる
頭の痛みに似て
激しいほど
わたしたちは
正気を取り戻していく


さらさら

午睡
サイコロ



向日葵
ぶら下げた傘に
手錠を掛けられて
動けない

その重さが
孤独と釣り合いながら
揺れている

昨日と同じ制服を着て
今日を示す証拠を探す

バス停にいれば
何処かへ行けると
 ....


レモン

ミモザ
もうね
いいよ と
空へささやく と
空は黙ったまま
青やかだ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ほうき星がきたなら
いつか部屋をはいてってね

夜々を、たくさん
見はらしてね
走るひずめも柔らかく

あの雲が
マンボウ
ジャムパン
贈りもので
はちきれそうなくつ下

く ....
トンネル

信心

夕暮れ
ゆき

かぜ

つめ
言いたかったこと
言えなかったこと

音を持つ前に
雨に戻して
あなたの頬を
優しく歩きたい

そっと拭う仕草で
嫌われても
透明な傷跡に
責任を持ちたくて

もうとっくに
 ....
春は淡い
命がそこかしこに生まれては散る
風はそよぐ
樹々の葉がさざ波になる
風と水は似ている
そうかな
そうだよ
どちらも掴もうとしても掴みきれない
手のひらを開いたとたん
そこは ....
昼は
昼はおおきすぎて
おなかのなかで
昼じゃない時間になった

かいじゅうは君が開いたことない本の、151ページ11行目の中にいるよ
かいじゅうは雨の日、水受けになったプラスチック容器い ....
まよなかに
めがさめるのは
きのうがきょうを
こいしがるから
こまぎれに
くだけてきえるひとつのあかりが
さびしくて
こころぼそくていられないから

君が寂しさと呼ぶものが
僕には ....
ただれて行き倒れてる君の傍らに
僕は突っ立って尋ねる
なんじから、どこでだっけ?
しらねえよ
それって、だれのまね?
これで通算……
君は待ってる
それがくるのを
僕は退屈
なんでま ....
ゴミ収集車が走り去るにおいを青空に運び去る春風 ボウ 遠のく作業員たちの掛け声
電線の雀たちが放つビーム
桜が咲いたね
ハロー ユース

/
遊びたりない わけない
風に育てられた髪 ....
春風は
千年前も吹いていた
桜を散らしてビル風は吹く


悲しみを
じっとして聴き耐えている
時間よもっと速く流れて


ゆうれいの
フリをしている月を見て
指さし ....
インターネットがなければ私たちは幸せだった?
私たちが死んでたらあの子はまだ生きてた?
そんな問いに意味はないと夢は心に傷をつける
目覚めたら同じ形の人間を探しなさい
上手く見つけられたら ....
あなたのかわいい
おくれがちな相槌
寒すぎて ちょっと笑ったよね
愛してたけど
愛じゃなくてもべつによかった

隣りあう洗濯物
使いふるされた工具
石ころ
乾いたスポンジ
 ....
水宮うみさんの自由詩おすすめリスト(1267)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋風- soft_machine自由詩122-9-12
透過- はるな自由詩222-9-8
整地- 草野春心自由詩422-8-11
in_the_middle_of_a_mirror- mizunomadoka自由詩422-8-8
令和4年8月7日(日)- みじんこ自由詩1*22-8-7
devil's_left- mizunomadoka自由詩322-8-2
蝶蝶の缶詰- はるな自由詩422-7-21
星の命- 木葉 揺自由詩3*22-7-10
令和4年7月7日(木)- みじんこ自由詩2*22-7-7
金網と槌あるところに- あらい自由詩422-7-5
鉄橋の下で- ちぇりこ ...自由詩722-6-26
令和4年6月26日(日)- みじんこ自由詩1*22-6-26
正気- はるな自由詩422-6-15
令和4年6月4日(土)- みじんこ自由詩1*22-6-4
令和4年6月1日(水)- みじんこ自由詩1*22-6-1
雨宿り- ミナト ...自由詩122-5-27
令和4年5月16日(月)- みじんこ自由詩1*22-5-17
※五行歌「もうね」- こしごえ自由詩3*22-5-14
くらがり- soft_machine自由詩8*22-5-3
令和4年4月30日(土)- みじんこ自由詩122-5-1
令和4年4月25日(月)- みじんこ自由詩122-4-26
RAIN- ミナト ...自由詩322-4-22
赤いちりとり- そらの珊 ...自由詩15*22-4-16
かいじゅうのうた- 凪目自由詩222-4-13
ぬかるみ- 凪目自由詩322-4-10
ぬかり- 凪目自由詩2*22-4-7
ユース- 末下りょ ...自由詩4*22-3-30
春の新月- 秋葉竹自由詩522-3-30
眠るあなたを起こしたらまた土曜日が始まる- mizunomadoka自由詩422-3-27
洗濯物- はるな自由詩1122-2-15

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