ビー玉が
心をぐるぐる
その遠心力で僕は動く
でもね
少しづつ
小さくなっていくよ
消えてしまう
その時僕は
何で動くのかな
生まれてくるときはひとり
死ぬときもひとり

だけど
笑うのも
泣くのも
怒るのも
ひとりではできないのが不思議

そして
笑ったり
泣いたり
怒ったりしないと
 ....
もしも
今朝飲んだのが
カフェオレじゃなくて
ミルクティーだったら
今 あたしはどうなってたかな

気が遠くなるほど
たくさんの分かれ道で
そのたびに立ち止まって
迷いながら選んでき ....
人は殺しあった
動物も殺しあった

植物もまた
日向と日陰に生まれ
殺しあうつもりもなく

日陰の植物は死に
日向の植物は育った

人は人を殺すために
生まれてきたの ....
寝る 起きる 空に鳥
齧る 飲み込む 赤いリンゴ
出かける 帰る 銀色の鍵

当たり前の
こんな普通が
何よりも大切な
あなたのものがたり
小さな家の
小さな庭で
立ち止まる小さな時間

枯れた柿の木の下で
腐ってゆく
冬を越せなかった果実

もつれてしまった糸を
ほどいていくのに
疲れてしまい
あきらめてしまった春 ....
ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

臭いもなけりゃ味もない
見た目だって変わりゃしない

生きているんだ“なまもの”じゃない

ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

一 ....
別段輝いた瞳でもなかったけれど

思い出せば

あの頃の私は舞台に立つ

特別何かできたわけでもなかったけれど

思い出はまだ息をしている


現在は死ぬ

過去は蘇る

 ....
マンションの屋上のふちに座り込み
スニーカーのつま先と話していた

つま先が「死ね」と言ったように聞こえたけど
私は気づかない振りしたくて鼻唄歌ってた

つま先は何度も言ってきた
私は苛 ....
おはよう
今日も生きている私へ
重い身体を起こし
薬を飲んだら
また眠る私だけど

私もちゃんと
明日のために生きている
父は今日
返事をしなかった
話しかけても

目だけはじっと
私をみていた

まゆみだよ
わかる?

といっても
黙っていた

聞こえる?
と聞くと
うなずいた

声は ....
アスファルがキラキラと光る
夜の影がユラユラと揺れ
ぼんやりと町は水の中
今ね少しわかるよ
君が雨を好きだって言ったこと
脳に痛覚はない、という。
それじゃ
こころ、って、
いったい、どこが痛いんだろう?
世界が裏返るとき
世界のどこかで蝶番がきしむだろうか

それとも
世界は一瞬のうちに裏返るだろうか
ほんのわずかな音も立てないで

たまに飲むビールは
いつもの発泡酒と違ってちょっとだ ....
あたらしいまちをあるく
わたしはすこしこうふんして
ここで、だれにであうだろう
どんなことがおこるだろう
そんなことをおもいながらあるく


わたしはあたらしいコートをきて
かわをおよ ....
冷たい雨は たちが悪い
それに風が加わると最悪な夜だった

粗悪なアスファルトはタイヤに雨水を投げさせては
信号を待つ私の股間を濡らす

何だよ
世間は雪と氷の祭典で盛り上がっているのに ....
忘れられない。
「 無理して忘れようとしなくていい 」
慰めるように
自分に言い聞かせる。



けれど、忘れたい。
やっぱり忘れたい。



忘れないことには
 ....
もし よかったら
分けてくれませんか
眠らずに見るあなたの夢を
怒りを
悲しみを

もし よかったら
分けてくれませんか
翼を閉じた時
やってくる絶望を
未練を
空しさを

 ....
さよならを受け取る代わりに
ひとつだけわたしにください
あなたの命を



一通りあなたがくれた言葉たち
ほんとの意味は
辞書には載らない



いつまでの約束でしたか
 ....
ガラス越しに驚かされた人に驚いた あの日預けたの返して下さい抱擁の方法を忘れました   チョキチョキと切り抜いたのは嘘泣きです天使の羽と切れないハサミ

   
  足の裏さみしい沼を飼っている思い出喰らい泣いては縮む


  夜が降るきのうも降った今夜もね、 ....
 いちごをひとつ

妹のいちごパフェにのせる姉

それは僕の役だったのに

 知らなかったよ

いつのまに
大人になったの


少し

 さびしく

それより少し
 ....
きのう
確かに
雨が降っていた
雨の音が聞こえた
眼の奥のほう

爪を切ったから
すきまかぜ
爪先から入ってくる

おかげで冷たい匂いがする
偽物の血と混ざって•&# ....
そんなに
目を点にして
俺を見つめるなよ

普段父親らしいことしてあげらないけど
週末はできるだけ帰るから

だから
あんまり俺を見つめると
鼻をひん曲げて
目隠しするぞ
あまりにデブのため
私の周囲の空間は歪み
歪みに落ち込んだものは
光ですら逃げ出せない
私の背後から
レーザーを照射すると
私に差し掛かったところで
光線がぐいっと曲がり
私に吸い込ま ....
詩を書くという事は

誰か見知らぬ他人に向けて

宛てのないラブレターを書き綴るのに似ている

もし、あなたがとても昔の詩人の詩にときめいたとしたら

それは何千年も前のその詩人が
 ....
新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと

自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする

愛を定義す ....
見得ないモノなんて 信じなくったって イイ
そう 教えられて来た

例えば 甘い 言葉ならば
幾重にも 話術をかけて

そう

ケーキの上に 乗っかった
あまーい あまー ....
いない
おじいさん
いないのは
おじさん


行方不明のおじさん
ドロップアウト
路上生活
捜索願い



補導
バイト生活
いいこともある

いができた
おじ ....
リィさんのおすすめリスト(164)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ビー玉- こいち自由詩114-3-1
その間だけでも- 小原あき自由詩6*14-2-27
Ifs- 藤原絵理 ...自由詩4*14-2-25
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「ものがたり」- にかほ  ...自由詩414-2-23
小さな家- within自由詩5*14-2-23
おひとついかがですか?- 徘徊メガ ...自由詩314-2-23
セピア- cidle自由詩314-2-23
ある夜- シズクに ...自由詩3*14-2-22
おはよう- 森川美咲自由詩6*14-2-21
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- こいち自由詩214-2-17
こころが痛いのです。- はなもと ...自由詩314-2-17
世界の蝶番は音もなくゆるやかに動いて- 佐々宝砂自由詩3+*14-2-16
あたらしいまち- kawa自由詩314-2-16
セブンイレブンのコーヒーを家でゆっくり楽しみたい- ichirou自由詩4*14-2-15
神々しき太陽の重力_痛々しき月夜の浮力- komasen333自由詩3*14-2-14
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◆ラヴ・レター- 千波 一 ...短歌214-2-13
ガラス越しに驚かされた人に驚いた- 北大路京 ...自由詩214-2-12
かいな- あかりん ...短歌114-2-12
かなしいほどに- 石田とわ短歌13*14-2-5
いちごをひとつ- ichirou自由詩12*14-2-1
- シズクに ...自由詩5*14-2-1
そんなに見つめるなよ- ichirou携帯写真+ ...15*14-1-31
ブラックホールと呼ばれて- 花形新次自由詩314-1-30
詩はラブレターのように- yamadahifumi自由詩514-1-30
新しいノート- 梅昆布茶自由詩27+14-1-30
チョコレートケーキで乾杯- 藤鈴呼自由詩2*14-1-29
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