すべてのおすすめ
いつでも最善を尽くし
いつでもこれで終わりだと
そう信じて枯れ葉がいつどこに
落ちるのかさえ分かった気がした

いつ夏の精が明日から秋だと
涼しい顔をして言っても
私はおどろかな ....
風がひとりごとを
赤い睫毛に挿していく
合歓の樹は瞬きもせず
ベンチを見下ろす

街灯の代わりに
月明かりを落とし
長い別れの予感が
天秤座を見上げる

朝露のような二人の ....
閉めたブラインド
風が隙間を探してる
湿ったコットンが
乾く場所を探してる
少し開くと一気に
夜行列車のように
光の数珠が流れて来る
一瞬見える青空に
涙を吸った雲が浮いてた
 ....
入道雲は白く眩しく
石鹸の泡のように
見上げる心を洗う
タンポポの終の棲家にも似て
どこからともなく聞こえる
蝉の声が弔いのようで
魂が白く丸いと気づく
飛べる気がする
あの雲に帰 ....
末下りょうさんの丘白月さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の終わりの幻想- 丘白月自由詩119-8-20
ネムノキの妖精- 丘白月自由詩119-8-17
雲の種- 丘白月自由詩519-8-13
石鹸の雲- 丘白月自由詩219-8-11

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する