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そうだ、あの雨の音が聞こえるうちに、反響する雨粒たちの木魂が消え失せてしまわぬうちに、おれは正解を忘れて行き止まりの路地へと迷い込もう、その路地の終わりを見れば少しは休 .... 季節は容赦なく 黄昏を早める
暮れなずむ街頭に キャバクラの呼び込み
ラインを際立たせる タイトなミニのワンピースで  
道行く仕事帰りの おじさん達に声をかけている


下心に乗っか ....
賑やかな祝祭は
終わり
各人は家路に着いた
人の優しさ
温もりが
泉のようにあふれでて
懐かしい人の
胸を満たし
小さかった人は
見上げるような大人になり
いたわられる人となって
 ....
海が見える新興住宅地
まだ買い手のつかない広い区画には
イタドリ ススキ タンポポ 
何処からともなくやってきた
柳や白樺の若木も生え
地面は覆い尽くされることもなく
盛り固められた土が腐 ....
わたしわクッキー。わたしわチョコパイ。わたしわパイナップル。そんでもって崩壊。ダダダダダ さっきまで缶切り探してる、わたしわフクロウの首のように周りを全て見渡してみる周りを全て わたしわ可 .... 夕暮れの教室で
君と二人きり

何か話したかったけど

とうとう
話せなかった日

大人になって今
ぼんやりと思い出す
あの日の教室

何も話せなかった事を
いつも後悔したけ ....
  
  今日は仕事がお休み
  掃除して
  洗濯して
  の予定のはずが
  結局昼まで寝ていた
  なんか疲れていたのかなぁ
  夕方から友達とご飯を食べにいく
 ....
なんもかんも
忘れたくって
働いて働いて働いて

左人差し指が痛い
右腰が痛い
首が痛い

爪が剥がれかけ
擦り傷が増え
冷や汗が出る

女の胸がつぶれる
絵のない絵葉書が届く
ことばのない詩が書かれていた
ピアノソナタが雨に溶けて
コスモスはうつむき顔を覆う
山の精気が少しだけ薄められ
ものごとを前にしてふと
過去からの声に手を止めている
 ....
箪笥の奥深く秘められていたいくつかの小箱
おそらく母の物であろう歯の欠けた櫛に
出合ってわたしの心が波立つ

そして 夭折した兄たちの名に混じって
ボクの名が乾ききった小箱

それは ....
ものすごい音を立てながら
トタンの屋根を突き破って落ちていくものがあった
僕ァ 蛇にまとわりつかれていたもんだから
なんにも見えなかったんだ
奪われていく熱を思いながら
中で変わっていく細長 ....
呪いのリズムで降る雨が
窓の外のリアルを囁いている
昨日よりは少しまともな頭で
昨日よりもくだらないことを考えている
なにひとつ語るべきことのなかった
今日が変更線でゼロ ....
そんなに遠くを
探すまでもなくて
最初にわかることだから
これは天空を見つめるばかりの
きっと自分のかたちをした
青空の欠片みたいだろう

何かを好きになると云うことは
朝早くおはよう ....
ボクの髪を

フワッとおどらせて

鼻のあたまでパチッとなった

きょうの風

電気がまじってる

ボクはすこし心配だよ

キミ

まだ ....
昨日の嵐で砂浜に投げ出された流木
それと
古釘を踏み抜いて駄目になった俺の靴
クラブハウスサンドイッチの奇妙な後味と
昨夜の残骸が浄化される海岸線


約束は ....
西瓜の産地が
北上していく

夏が通り過ぎるのを
毎年スーパーで見かける

多分、今年最後の
西瓜を食べながら
高校野球の
決勝を見ていた

季節というのは
うまく出来ていて
 ....
線路がつづく理由について
かがやかせる目には、とおくうつる夕日
あなたのものでもないようにわたしのものでもないよ。
虹がきれいすぎて過ぎ去った雨とか
誰かを知ることが傷つくこと ....
そんなきの陰で一冊になります胸のなかがわでつめたくなったはなしばかりがこごえる夏です足のはやい雨にたたられたあなたはそんなきの枝で私をひとつきに失礼する一ページ目に似ています背表紙から海猫のにおいがた .... 銀色で騒がしい電車の
独りごとが
さっきまで飛び抜けて上手だと思っていたハードルの越え方を変えてしまい

帰ったら
わたしたちはうちたたねを
する予定
来週やさ来週には
新しく駅ができ ....
戦火を避けて祖父の家に疎開していたぼくの
ノートや教科書と一緒に
街にあった家が焼け落ちた翌日 
父は硝煙クサイ鉄の筒を持ち帰ったが
それ以来 街の家のことは口にしなかった

道を挟んだ隣 ....
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
知人の見舞いに桃を持っていったが
急に呼吸状態が悪くなったと
面会はできず
桃は連れ帰った

食卓に置いた木箱のふたを開けると
縦にみっつ並んで
桃たちは姉妹のようだ
血色よく尻を ....
ドローンとかいうものが世界のタメになる気がしないのは
おれだけだろうか。アメリカでは早速銃を持たしてドンパチ。
ため息と屁が同時に出る。「どうして人間は動かなくなることを
発明だと信じて疑わない ....
絶妙なタイミングで
上手いことを言うのは
知識とセンスが必要
でも、そこに幾ばくかの、
という注が無ければ
前を向く気も無くなる

とはいえ、
ぼちゃんとプールに潜ると
そこは気持ち ....
安売りをしていたので
星をひとつ買った
命名権付きということで
相応しい名前を小一時間考え
以前飼っていた犬の名前をつけた

部屋の電気を消すと星は仄かに瞬いて
偽物みたいに綺麗だ ....
小鳥たちの鳴き声
ここはドームだろうか
不思議と羽の音がしない
首筋から胸もとにかけて
蝋の塊は溶けて垂れていた
とっくに扇風機は止まっているのだ
目が覚めるのはいつもこんな調子で
 ....
どんなに晴れた日であってもボクの心は晴れない
そんな憧れを抱きしめながら炎天下の朝を一人歩くと
汗がでた
嗚呼、そんなにまでこの地上はボクを空と共に燃やし
ボクをこの大気圏に溶け込ませていこう ....
君への愛が終わったから
録画してたドラマ一気に見よう
もうだらだらしていいんだ
夜中にポテチ食べちゃってもいい
朝からビール缶で飲んじゃってもいい
昼になっても外でなくていい
ちょっとエッ ....
突きあたりを曲がってすぐ

煙草を買いに夜、走った
スカートの裾を翻して
街灯の容赦ない光りが
アスファルトを粉々に砕いていく

散らばった
思ったより寒かった
何も感じなかった ....
空洞/
廊下で屋上で階段で
血がでるまで殴り続ける放課後
さっきまで童貞だった少年が
トイレで公園で部室で
制服を精液で征服した気になって
ばかなんじゃないの、
校庭の花壇が
雨の次の ....
末下りょうさんの自由詩おすすめリスト(448)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ある日の雨が終わる時のイメージ- ホロウ・ ...自由詩3*15-9-13
雑踏に- 藤原絵理 ...自由詩6*15-9-13
祝祭- Lucy自由詩15*15-9-13
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放課後- ガト自由詩5*15-9-8
てまりをぽむぽむ- 崎山郁自由詩115-9-7
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臍帯- イナエ自由詩21*15-9-2
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Rain_Fall_Down- ホロウ・ ...自由詩6*15-9-1
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間近な彼方- ホロウ・ ...自由詩10*15-8-22
西瓜- ガト自由詩16*15-8-22
きらきら- かんな自由詩7*15-8-21
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火竜新都心- ふるる自由詩8*15-8-19
あの頃はもう…- イナエ自由詩8*15-8-13
笑いの刑- ただのみ ...自由詩21*15-8-12
御見舞- 自由詩28*15-8-11
コピーアンドペースト- もり自由詩5*15-8-5
ハーモニー- opus自由詩115-8-3
夕日- たもつ自由詩3515-8-1
蝋館- アラガイ ...自由詩13*15-7-30
御霊神社- 坂之上放 ...自由詩1*15-7-28
自由- かの自由詩5*15-7-27
hello,goodbye- 崎山郁自由詩115-5-27
空洞少年__/__残響少女- 左屋百色自由詩2*14-4-16

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