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古い座り机に ひじをついて
小さな窓から 夕暮れの街を見ていた

私を呼ぶ かすかな声に 振り向くと
薄暗い階段の踊り場に
立ち去ろうとする 小さな姿

それは
幼い我が子の 最後の姿 ....
波立つ湖面は
薄い雲が駆ける空と
雪原が反射する
午後の日差しで
濁った銀色に 染められている

切り立つ山肌は
根雪まで吹き払われ
黒々とした 風の道を見せる

はるか上空 
 ....
さくさくと踏み抜く足跡が
ほとほと燃える命の 居場所を教えている

小さな命が 耐えているのは
山道のけわしさより 母の病

雪原に 山影から
眩しい日差しが 差し込んで
今日半日の  ....
街灯の光が届かないバス停で
忘れられたように バスを待ちつづける

終バスは すでに出た後かもしれないのに

ここに明日までずっと立っていても 
だれも話し掛けてはこない
 
光を乱反 ....
しょだまさしさんのいねむり猫さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れ- いねむり ...自由詩216-2-11
一瞬の影として- いねむり ...自由詩516-2-7
雪道- いねむり ...自由詩516-2-4
バス停- いねむり ...自由詩516-1-7

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