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何も 考えてはいない
見ているものは美しい気がする
夢を そして 見るだろう  
故郷の土を脳裏に感じさせられながら
疲れた体で 登っていた 坂道を
一体なぜだろう それは
時の流れは早すぎる
そして うまくいかない 仕事探しは
言葉は言葉に生み出された 今日も風に吹かれながら歩いていく
思うことが人に伝わったならと思っている、
流行がやってきては過ぎていくこの街で、
どこに向かうというわけでもない
毎日のように牛丼を胃に流し込む生活だ ....
神様を信じても
無意味だから
働くことにした
働いていればいい
少しでも 1秒でも
食べることも
休むことも忘れた
そして誰の絵も見なくなった
詩も捨てて
肩をたたき合って
同 ....
今日も街は動いている
人が同じように同じ橋を渡っていく
彼らの行くその道こそが一番正しいのだろう
昨日までバカにしていたアイドルも
今日では国民的アイドルとなっている
昨日のことなど振り ....
夢を見ていた
バイトをしていた
家で絵を描いていた
夢ばかり見ていた
だけど歳を取り
知らない間にみんなバイトを辞めていく
ある者は営業になり
ある者は鉄道員になり
綺麗な看護婦に ....
言葉など無意味なのだから
自分を思って
自分を感じて
いつまでも部屋に引きこもっていたい


安心して
今日も眠りに落ちていきたい
まわりがそうだから
自分も同じであるのだと
 ....
白いとても大きな雪だるまにして
思いを流れないのは自分自身の体だ
窓を見ながら一人 ぼんやりと 私は流れる季節を見ていた
また そこでひとつ 流れていた 私は
誰の言葉も見ている そこに  ....
人が集まり
街が賑わう
楽器のパレード
彩りの人たち


子供は少し
慌て者
大人は少し
はにかみ屋


青色の空
虹色の草原
赤色の帽子
黄色の花びら


うどんの味
子供の手招き
魚の死体
食す ....
01
私の世界は

私自身の 過去として

私の言葉は

私自身の 映像として


02
木の葉は

それ自体の 皮として

白の色は

それ自体の 一日として

 ....
私は明日を考えることなく立ち続けるだろう

今日としての景色さえ私の体には 明確には 存在しなかった

スーパーマーケットの中で 果物を 口にしながら 私は

見えないものを 思っている  ....
空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケースのような色をしている。白色をした煙草の煙も芝に漂っているように思える。俺は目玉化してそれらを捉え .... 私は何もかも見失っているのかもしれない。私として書くことのその意味を。そうして流れていくのかもしれない。海に平らな青さを見つめている。私のそこに死を恐れる、私とは何なのかと自分自身が不安になったり .... 何にもない川べりに腰を下ろして、ぼんやり誰かが来るのをそこで待っていた。魚が中で泳いでいる様子を想像する。そこで一言も魚は語りはしないだろうと思った。魚はそこで姿を翻すだけなのだ。僕のルアーは銀色だ。 .... スニーカーは高いし、デザインも良くなかったので買わなかった。冷蔵庫には買ってきたばかりのコーラが入っている。 そんな気がする。海外で開発されたやりかたで、休みもなく会社に閉じこめられていたのはいつだっ .... フランスのどこかで暴行をうけている心持ちとしての世界観など今では笑いの種にぶちまけられていく微かな挙動としての反動にしてはただされていくどこかで ガットギターを弾こうとしている白さを眺め茶色の便せんへ .... 君は何もするな
消え去ることのない手に希望を抱いてほしい

どこかへ手を伸ばそうとしてはいけない
その先には人が求める愛の形などないのだ

手を振っても 誰にも小声としてすら答えられない
 ....
鵜飼千代子さんの番田 さんおすすめリスト(108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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二十歳を過ぎれば- 番田 自由詩112-9-21
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