身を切るナイフが、降ってくる
心になんか、刺さらない

オレが立てずに、しゃがみ込み
震えあがって、詩を詠みながら

嫉妬の氷が、降ってくる
心に過去の、友がいる

オ ....
僕には、聴こえたんだよ、あの娘の
こころの(それこそ、まごころ笑、の)、
声が。

───────────────────────

あたしにはまごころしかないけど、
じぶんでじぶん ....
いちどくらい
ふられたくらいで、泣いちゃ、ダメ
かわいく笑うの、女がすたるわ

散り急ぐ
乙女の恋の行方とは
春の嵐の夜のさまよい

休日も
磨いて、飾って、世界に向かう
 ....
たそがれよいとこいちどはおいで

やってくるなつ夢みてうきうき

うたをうたってようきにわらおう

しあわせいろのみらいがみえる

やまのかなたのおれんじそまった
 ....
それはやさしい夢の世界の終わりです。



恋なんて、

煌めく青春その1ページ、

刹那咲き濡れ、枯れ行く花さ。



そのいっとき、

熱い気持ちで突き ....
暗い道を歩いていた

道端に三色すみれの咲く細い道

月は三日月 傾いて

笑って私を追いかけていたっけ?

その あしたへむかう真っ白な道を

未来へと至る  ....
紙ヒコーキを飛ばす
君といっしょに。

すべるように飛べ、青空へ向かって。

梅雨のなかやすみに近くの河原で、
君の部屋でていねいに折った
ピンクの紙ヒコーキを飛ばす。

 ....
好きですという声が
しみこむのは、

だれも
かれも嫌いだと
苦さがあふれた、小さなこころだから?

友となのるものが
あすのためにきょうを
やさしげに接する、小雨に ....
白鷺(しらさぎ)が夕焼け空を風にのり
かの山で染まる翼のオレンジ


別れましょう。薔薇の花瓶が玄関で
ころがり落ちない雷の夜


風に舞う蝶々の絵柄を守るため
蜃気 ....
もうすぐ、夏ですね。
6月も後半になると、
街が一色に、夏の色に染まりますよね。
待ち遠しい人はとうぜん、
これから恋人をさがす人も、
おそすぎるということはありませんよ、ね ....
なやみがひとつもなさそうなセンスで、
女は笑うんだ。

冷たくさえみえる
冴え冴えとしたシャフト立ちの
ゴーガンフソンな片頬笑み。

まるでたった1枚のアニメのセル画のよ ....
野獣さん、泣かないで。
あたしの、こころは、美味しくなかった?

あれだけ、熱心に、むしゃぶりつき、
ひとかけら残さず食べきってしまい、
終いには、
骨までボリボリ噛み砕いてし ....
菊の花がゆるく風にゆれて、
黄色いほほえみをうかべ
この部屋にちいさな笑い声がうまれる。

ほろほろほろ、と
ちった花びらは
ベッドのよこにそろえられた
黒色のスリッパのなか ....
繰り返す月の宴の新月に
死者に呼ばれる女郎花(おみなえし)咲く


鏡という悲劇をうつす斜めから
なんど斬っても残らない傷


虚ろな眼春の終わりに死ぬ虫が
浮かんで落ちる写真を撮っ ....
なにも持たなくてよい
さまよえるあのころの
忘れられない絶望さえ
むねのおくに刻み込み
あすを夢見ない現実を
わきまえているだけで
そのまま生きてゆくと
だれにすがることなく
 ....
わたしは、姫ぼたるが好き
わたしは、姫ではないけど

わたしは、わたしが好き



ほんのすぐそばの、
ちいさな池、かな?

まいとし5月もいまじぶん
姫ぼたるが飛び交う ....
ドブ川に、真っ赤なバラを突き刺した、
ような東京タワーの夜景よ。


ひとごみをかき分け歩く足早に。
有楽町の階段よろめく、


さみしいと『いった』ことだけまだないさ。
『ひとり』 ....
それを魔女という、あたしは正しい。

それを人柄というんだろうか?
やることにそつがないんじゃないんだ。
やることに一生懸命なんだ。
それが見て取れる、すべての行いに。

とても器用 ....
流れ星、眺めながら、祈れれば、
たったひとつの願い事も叶うかもしれない。

喋らない舌なんて、いらないとか、言うな。
人が喋れない動物であったときもあるのだから。

本を読める ....
のどかな田園風景ではない。
土にまみれて、
雨とたたかい、
繰り返す日々の暮らしの中で、

土と語り合ったか?
雨の機嫌を知ってるか?

のどかで、おだやかな、田園風景でもいい。
 ....
ときの過ぎゆく悲しみは僕に
まるで嘘をつけよと唆(そそのか)しているかのようだ。

夢にみた黒猫の貌をした貴女、
夢の中でなら、
僕たちのキス、あたたかかったね?

夜を ....
スタジアムの外に棒立ちして
むかしながらのソウルミュージックを聴く。

風に乗って流れてくる
古びたギターソロの音が、

泣いている。

そういえば
ギターが泣くって ....
星の光が時を教えてくれる。

まだ1週間もたたないから
山頂から見た星をおぼえている。

夜風はまだ少し冷たくて、
あなたは小さな声を、
(寒い)
僕をみあげてそっ ....
もう、いやッ!
どうして、こんなにも、声が届かないの?

私は、懸命に、喋っているんだよ。
でも、誰も、私を見てくれやしなかった。

春の夜空の星が綺麗なのだけれど、
見ているだけで ....
こなごなの心の欠片、
拾い集めても何とも思わない。

見えない希望に振り回されて、
絶望している気にされる。

陽気に笑っているふりも、疲れたよ。

空はといえば、
何の意味 ....
お帰りなさい、あたし、うれしいよ。
って、いいたいよ。
あたし、あなたに、会いたいよ。

あまいドーナツを食べたいな。
あまさの上にあまさを重ねた、
ほっぺとろけるお菓子が食 ....
あなたを、待っていました。
とつぜんいなくなるものだから、
街中、狂ったように探しましたよ。
月並みな比喩だけど、
髪の毛振り乱して夜叉の形相で、
眼を真っ赤な涙に染めて、
迷子 ....
我が名を、

呼べとうずくまり小雨に濡れて
黒猫を抱きしめて目をつむる

そこには、

孤独など感じられない
死にたいとも願えない
暗い絶望が、

コールタールになってい ....
それは 悲鳴だったか。

夜、
星空に吸いこまれた
めざめれば消えてしまう
夢の中の笑い声。

とつぜん黙ってしまった
橅の森の中で
目に見える
淡い緑色のそよ風 ....
ぼんやりと希望の光が眩しくて
何度か眼を逸らしたので
まるで世界が悪夢のようで。

一生があまりにもなごり惜しくて
むかしから闘う虎になりたくて。

ほんの一瞬 明るい未来 ....
秋葉竹(824)
タイトル カテゴリ Point 日付
詩とナイフ自由詩518/7/9 15:50
あの娘のこどくな微笑みを美しいと思ってしまった僕は自由詩618/7/3 15:19
乙女の恋のゆくえって短歌5*18/7/1 18:54
たそがれおれんじやさしいめろでぃ自由詩418/6/29 22:41
恋はやさしい夢の世界の終わりを告げる(57577Ver.)自由詩718/6/25 16:03
花の夜自由詩518/6/18 15:50
しあわせを呼ぶハミング自由詩518/6/10 16:45
あの白い空に、帰るもの自由詩618/6/9 14:52
あるコイたちの詩短歌218/6/4 0:05
ハッピー夏休みは、まだ来ない。自由詩218/6/3 12:23
さらしもののうた自由詩318/5/31 23:17
泣かないで、マイダーリン(野獣さん!)。自由詩418/5/29 22:23
ほろほろほろ、と自由詩318/5/27 20:44
星のさざなみ短歌618/5/27 5:18
ソレガミライ自由詩118/5/26 21:31
姫ぼたる自由詩118/5/26 18:01
憧憬の街短歌118/5/26 6:52
魔女、かよ?自由詩218/5/25 4:18
反省しない、野獣自由詩118/5/23 21:28
車窓から見える風景自由詩618/5/22 3:48
希(のぞみ)自由詩218/5/21 22:59
傷だらけの。自由詩418/5/20 20:24
みあげれば星、みおろせば街灯り。自由詩418/5/19 1:20
君が月になったんだ、あ、間違えた、君が、好き、だった。 自由詩218/5/17 20:41
こなごなの心のかけら自由詩318/5/15 21:13
リクエスト(まるでひとのよの夢)自由詩418/5/12 20:34
ひとり、寂しく、生きていたのに。自由詩218/5/12 20:32
あたたかい名前自由詩118/5/12 0:23
森の悲鳴自由詩118/5/11 6:10
至純の。自由詩218/5/9 22:30

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