かなしげなものを見て
かなしげな目をしてみる
少年が駆けていって戻らない
就職する葦たちの中で
僕も書かれていくけれど
一般相対性僕は濡れているので
エントリーシートにはのらない
特殊相 ....
積もるほどに
街は降る
夢の中で駆け回るように
僕たちは
僕たちに
初恋を、いくつも持っている
だから僕たちは
何度でも
壊れることができるんじゃないかな
病気だと言われてもかまわない
今日もどこかで、砕け散るような
願いごとの音がする
片隅
馬小屋で仔馬が生まれるように
誰が生まれたかは知らないけれど
知らない誰かを祝うくらい
やさしさが ....
 歩く。感情が、降っている気がする。誰もが、素通りしようとして濡れている。何事も、音速を超えない。感情1号線を歩く。まるで、ひとつの人生を歩くように感情2号線まで歩いてそして、感情3号線が見える頃には .... 夜の舌がそっとおりて
首筋をなでていく
鼓動の場所が何か
つぶやいて
少しふるえる

雪虫がはばたきながら
手の上で消えていく
心も声も感性も
少しずつ洗われていく、
温度 ....
こはく色のあめだま。
こはく色のあめだま。
食欲より希薄で
性欲より恥ずかしい
球体のハチミツ漬け
口の中で転がせば
転がしただけの、
糖分が仕事をする

/女の子のいちばん ....
毎朝着替えるような
軽薄さで
はねひらく
ほつれたワイシャツのボタンは
いつでも
世界に勝敗する覚悟
今日も何度
心から笑ってみせる
拍手を
拍手にしておくための
拍手がある
満員の、コンサートホール
息遣いを
息遣いにしておくための
嘘がある
僕が僕であるための生き方を
僕が僕であるための生き方に
しておくために ....
コンビニの
100円スイーツを食べて
心に膜を張る
むき出しのものに
触れないように
誰のせいでもないことを
誰かのせいにするみたいに

のどがかわいたって
いつも用意されている
 ....
電子辞書たちに至言はなく
足りないものばかり、あった
セカイ
曇り空には
未だ一つの解釈も与えられない

空腹を
脳が発信するかぎり
食う
食われる
何か素晴らしいものに
なりた ....
指差し指差される
射線の
間をぬって孕む
生まれたくない僕を
生みたくない僕

/埋もれる
街が、降ってくる
人人の声、
靴あと
僕が僕である前に
つきつけられた無用/

本 ....
めー(41)
タイトル カテゴリ Point 日付
さすらい自由詩411/12/29 23:54
青春自由詩311/12/25 10:41
サンタクロース症候群自由詩3*11/12/25 10:38
感情2号線自由詩1*11/12/17 2:11
雪虫自由詩311/12/6 16:21
あめだま自由詩211/12/4 6:36
はねひらく自由詩311/12/3 18:26
コンサートホール自由詩311/2/25 22:29
アイスコーヒーの日自由詩611/2/19 2:22
空腹ランドスケープ自由詩511/2/18 17:06
不満足叙情自由詩311/2/16 20:13

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