ここから見える景色は
いつも同じで
夕日が沈む頃になると
誰かが食事を用意してくれる
      
食べる物には困らないが
自由がない
いつかこの狭い空間から
逃げ出そ ....
あの角を曲がると
地平線の見える公園
二人が若い頃
いつも待ち合わせした
白いベンチ

あの頃語った夢と
想像した未来
ちょっぴり違っていても
私は幸せ

あの時私は…
遠 ....
いつの間にか
風は冷たく
木の葉が色づき
貴方の周りは
ひと足早い秋

この空と大地は繋がっているのに
貴方と私の心は
手を離れた風船の様

渇いた心、募る思いを
鞄に詰め込 ....
二人で歩いたこの道
独りだと涙で前が見えなくて
後を振り返る
手を伸ばしても触れるものは無く
過去と未来の境界線で動けない

貴方と私の時間は止まったまま
窓に写った景色だけが流れる ....
季節が巡り 振り向くと
嗚呼!あの時の
触れた指先 熱い想いが
溢れ出し 募る

ずっと 今も
貴方を想い続けてる
胸の奥で 淋しさを堪え

夢の中で愛 探して泣いた
眠 ....
もしこの命が
明日燃え尽きるなら
今日の私は何をしたらいいのだろう
      
時計の針は容赦なく音を立て時を刻む
大切な人に手紙を書いて
身の回りを片付ける
       
こ ....
貴方を見送る時
急に淋しくなって
貴方の背中に顔を埋める
振り向いた貴方は
私を抱きしめ口づける
貴方の温もりの中
静かに時刻は流れる

込み上げる淋しさ
溢れる涙で貴方の顔が見 ....
真っ赤なドレスに
10センチ以上あるヒール
鎖骨まで垂らした巻き髪
      
夜のネオンが煌めく街に
誰にも気付かれない様に
そっと部屋を抜け出す
      
ワイングラスに ....
桜の咲く季節
揺り椅子に腰掛けた僕は
また一つ歳を重ねた事に気付く
      
後何度
君とこの桜
見る事が出来るだろうか
       
春の陽射しは
二人の人生を包み込み
 ....
いつもの公園を
いつもの様に通り抜ける
春のやさしい風が
耳元を摺り抜け
急ぐ足を止めた
      
宙を舞う花びらが
諦めかけた夢
明日への希望
冷めかけた愛
失くした情熱
 ....
昨日から降り続く雨に
貴方に会えない
不安が孤独に変わる
      
夢で見たあの場所を
探し求めて
深い森に迷い込んだ
貴方へのこの想い
      
いつ止むか分からない雨 ....
今日は君の誕生日だから
ワインを買って
薔薇の花束持って
会いに行くよ
      
いつもの様に君は扉を開け
僕もいつもの様に部屋に入る
      
花束に感激している君を横目 ....
桜の蕾が膨らむ今日
髪を結った幼子(あなた)は
子供から少女への
階段をひとつ上る
      
ちょっぴり生意気で
ちょっぴりおませで
でも
まだまだこども
      
少 ....
夏の海は
二人の恋の始まり
ずっと好きだったあの人
告る勇気がなくて
友達以上恋人未満
      
夜の海は
心の鍵をかけ忘れた
二人の距離を縮める
絡めた指先から
伝わる鼓動愛 ....
愛してる 愛してる
何度囁けば貴方は振り向いてくれるの
愛してる 愛してる
何度囁いても切なく揺れるこの想い
貴方にとって重過ぎるのなら
たった一日で散り行くサラソウジュの花の様に
一夜で ....
夜…
静か過ぎて眠れない夜は
不安に駆られる前に
現実の世界で夢をみよう
     
夜…
人は僅かな時間に夢をみる

夜…
眠りに着いた時
夢物語が始まる
たとえ私が貴方を
忘れる日が来ようとも
確かに存在した愛の日々を
ここに印しておこう

今私は貴方を愛してる
貴方も私を愛してる
この愛を永遠という言葉で包み込み
深い海の底に沈めよう ....
ふと目が覚めると
深い森の中

木の葉のざわめきが
悪魔の声に聞こえ
薄く雲のかかった月が
湿った地面に影を落とす

叫び声を上げようとしても声が出ない
微かな声で名前を呼ぶけれど
 ....
日曜日の朝は陽が昇るまで
貴方とベッドの中
寒い朝も貴方の温もりに包まれとけてゆく

朝はマーマレード
挽きたてのコーヒーの香に
広げた新聞の上から覗く貴方の笑顔
こんな春晴れの日に
この同じ空の下
貴方は何をしているのでしょうか?

鳴らない携帯電話を握りしめながら
空を見つめる

満開の桜の花に
春の太陽が眩し過ぎて
貴方が見えない
 ....
いつの日からか
気持ちを偽りながら
貴方と距離を置いていた

貴方の知らない魔力が
私をどうにかしそうで
近づくのが恐かった

会いたくて切なくて
悲しい夜も
電話をしなくなってい ....
君の瞳が涙で溢れたなら
僕の指で拭ってあげよう
君の心が闇で閉ざされたなら
僕が君を守っていこう

泣き濡れて君が訪ねてきたあの日から
君は何も知らないまま
僕の腕の中で眠る
そして僕 ....
貴方と出会ったのは
偶然なんかじゃない
出会いはどうであれ
貴方を愛したのは私

会えない日は貴方を想い
会えば何度も愛し合い
会わずにはいられなくなる

一度跳びはねた愛は
もう ....
出会った頃は
貴方だけを見つめ
愛する事ばかり考え
立ち止まる事も忘れてた
      
そして、いつの間にか
抱えきれない荷物を背負い
愛に押し潰され
二人の見つめる先に
同じ物が ....
突然舞い込んだ
貴方からの別れのメール
私より大切な人が出来たの?

余りにも突然で
だけど現実で…
もうメールをしても貴方の元には届かない

携帯電話のメールを
想い出を消す様に
 ....
風も無い夜に フワッと揺れるカーテン
静けさの中に 感じる貴方の気配
ねぇ教えて 今貴方の居る場所
ねぇ教えて 今貴方はしあわせ

遺された思い出は綺麗なまま私を縛り付ける
あの世に通じる ....
ひと所を見つめ
溜め息をつく
大切な人を傷付け
大切な物を壊した
そしてけだるい時間だけが流れた

貴方はそんな自分を冷酷な人間だと言うけれど
そう言い聞かせてきただけ

夜の闇はい ....
@ショコラ(57)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由の代償自由詩307/10/12 0:13
地平線の見える公園自由詩207/10/10 22:47
冬が来る前に…自由詩207/10/9 22:33
止まった時間自由詩307/9/26 23:18
夢の中で自由詩107/9/25 7:50
もしも明日…自由詩507/4/15 23:56
別れの時刻(とき)自由詩207/4/10 22:47
夜の扉自由詩207/4/9 23:56
傾いた揺り椅子自由詩507/4/5 0:50
花びらの魔法自由詩607/4/2 22:10
雨…自由詩207/3/28 0:56
君の誕生日自由詩307/3/27 1:08
娘へ…自由詩207/3/26 2:09
夏の夜自由詩207/3/21 23:04
切なくて…自由詩107/3/21 23:02
夜…自由詩007/3/21 1:49
印し自由詩307/3/20 1:55
夢の中の森自由詩407/3/20 1:28
朝はマーマレード自由詩207/3/19 12:38
春の空自由詩207/3/19 1:55
愛の恐怖自由詩107/3/18 2:01
過ちこそ真実の愛自由詩107/3/18 1:53
貴方の腕の中で自由詩207/3/16 0:25
愛が消えてしまわないうちに…自由詩007/3/8 20:01
さようなら自由詩107/3/5 12:38
あの世の闇に…自由詩307/3/4 12:00
とまり木自由詩007/3/3 11:26

Home 戻る 最新へ
1 2 
0.06sec.