ねえ、ごめん、
なさい目の痛みがないのは、
まっすぐ見た、見て、いる、はずなのに。

ある、ひ、かり、に、
踊るように広がって、白く、
飛んでいる、魔法、に、なって、
触れたもの全部 ....
ぼくはもう駄目だからあとは頼んだ。このゲームがいつまで続くのかはわからないけど、行けるとこまで行ってくれ、投げたくなったら投げればいい。一度降りたら戻れないのは分かってるし、それなのに君に任せるってい .... やることがないからネットしてる
何時間もクリックとスクロールを繰り返している
途切れたリンク先で後ろ向きの矢印を叩く
ここはいつか歩いた
糸くずが指先に絡まっている

ここはどこだろう
 ....
とっくに詩人でなんかなかったことを
ようやく認めようとしている

 もういらない飽きた
 雪でもいい 食べたい

とっくに凍えて死ねてしまうのに
肌の強さで生きてしまえる
身体は絶えず ....
古い夢を見た
ドアの向こう側は赤く塗られていて
こちら側でノブに触れている
覗き穴からは配達夫のノックが肘から先だけ宙に浮いていて
振りかぶったところで細かく震えている
メトロノームを拡 ....
足に土がつかなくて困るな
酩酊すればふわふわ笑って
なんぼかの時間は踊るけど
靴を脱ぐほど馬鹿じゃない
馬鹿になってもいいわけを
しないでいいほど賢くない

蹉跌みたいにあたまには髪
 ....
虫がとび、手を打つ手を打つ。三つ目を打つと拍手。聞かなかった旋律を賞賛するようで眉をひそめ。 おかあさん、を呼ぶときにいつもおかあさんは一りなのだった、いちめんに町風景が広がっていても、こわいのは夜帰る道、たんぼのなかでにゅるにゅる光っているものがあればそれはヤバいからやめり、といわれるのが遅 .... ひとつところに立って
夢をみている
春の夢をどうして
春を知らぬあなたに伝えようかと

しらじらしく足元はうろついて
煙のように立ち消えていく
春なんてあったの、どこに、なんて

 ....
僕は元来多くの詩を覚えているほうではないが、「ひとつ」ということを考えるうえで、忘れられない詩がいくつかある。今回の論考ではこうした例を取りながら考えることも必要となるだろう。


{引用= ....
今回はタイトルにもあるように、時折算数を引き合いに出す。何故なら、僕は算数が苦手だからだ。通れない場所に隣接したほうが、通れる道は明瞭になる。僕が自信を持ってできるのは、せいぜい四則演算の程度なの .... これから書くのは、詩をつくる際に僕が行っているごくごく基本的な操作についてである。
何故そんなことを書こうと思ったのか、について、まず一義的な理由を述べるなら、スタジオイマイチの大脇理智氏に「谷君も ....
 クァルテットも今日はテナーサックスが休みで、席のひとつ空いたスタジオでは三本の糸がしなりながら折り重なり、それでもこの編曲が傑出したものだと思わせるのは、欠けた旋律の在り処がそこここに顔を出し、 .... 書くこと、について、ミハイル・バフチンというひとの本を読まざるをえなくなって、
でも楽しく読んでいます。
それはもう他の読者の方に怒られるかもしれないくらいざっくり言ってしまうと、
「小説って人 ....
はだかを見せるのにも理由がいるんだって
肩先ですれる絹のおとが痛い
蛍光灯があおく残るまばたき
せすじの伸び方がちがう身体を二つ
絞って捻り上げる夜じゅう
あぶらを滴らせながら


 ....
 なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
 仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ....
音楽家は線を引いた。
空には太陽と星と月。
じめんには土とくさばな。
でもそれってわたしのじゃないし。
あなたのゆってることマジわからん。

落下する音符、のおと。
今朝、垂直に打ち ....
色めく
粒が柔肌をついとなぞり
穂先を白く削っていく

時が経てば
損なわれるのだろう、瑞々しさ
それは私ではない
かつての私でもない
まだ若い肉体は
これからも若く生まれつづけ ....
最後に

風が吹くところはどこだ
視界を扇にして乗せる水平は
歩数の速度で揚力にやられr
あがったままの目蓋も
知らぬうちに寸断されているという
たとえば心音

これは事故だ
 ....
 島のことを思いながら
 島を眺めている
 島にはいない
 鳥は風穴も開けず飛んでいく

 船尻は尾ひれをつけてゆく
 吃逆の止まらぬ胸辺り
 持ち上がっては黙る気の迷い ....
インドの人は、眠る前に必ず牛乳を飲むんです
と、先生は言って笑った
まあ、日本人の場合は
摂りすぎると下痢してしまうんですけれど
これは体質的な問題で


別れ際
先生は、右手をひらげ ....
僕は好きで詩を書いていて、言葉を大切にしているつもりだけど、世間のひとは別にそうでもないらしい。

これは別に絶望するような事実ではないし、みんな詩を書けよとか言葉を大切にしなよとかそういうことを ....
陽を受けてさわさわと葉を寄せ合う花壇
花の名前はしらない

あたしたちってあんまり集まれないからとっても困るね
理由もなく群生する川辺とかが
一色に染まりがちな秋とか
春とか夏とか冬と ....
ソフトビニールの人形を
頭から咥える子、と
そんなもの食べちゃだめでしょ
とかいう母、
女性、
が、咥えてきたものたちのこと
口に含まれて
唾液まみれになり
大きくなるもの
なー ....
この日に
何度目覚めても良いことなんてないだろう


おぼろげに繋がった手足を
まばたきが裁断していく
畦道を歩きながら
すうと伸びた苗が風に傾れて
順々に光を浴びているのを見る
け ....
#response


地水火風って言うけどやっぱりむかしのひとって馬鹿なんじゃないかと思うだって火だけ仲間はずれ


  つめたい地面
  あたたかい水
  つめたい風
  あたた ....
カタヤマくんはジャングルジムのてっぺんが好き
ここのジャングルジムは幼稚園のくせして子どもたちが登るにはちょっと高すぎるので
てっぺんまで登れるのはカタヤマくんくらい
カタヤマくんはてっ ....
黒鳥が空を舞うのを眺めながら
空の青さに目を傷める
そのようにして
わたしたちのあこがれはいまだに止まず

いつ どこで だれかを殺してもいいように
理由を探し続けている
わたしたち ....
4月1日
迷惑メール17件
うち英語が6件
あんまちゃんと読めないけどたぶん迷惑メールだと思う
普通のメール2件
返信せず
たぶん支障ないと思う


4月2日
迷惑メール3 ....
ヒロタくん

お元気でいらっしゃいますか
元気もクソもないと怒られそうではあるけどさ
俺には免許がないからさ
時候の挨拶が使えなくってさ
こっちは夏なんだけど

とにかくひどくってさ
 ....
れつら(79)
タイトル カテゴリ Point 日付
フレア自由詩3*09/2/18 5:04
リリーフ自由詩409/2/16 15:25
秘密基地(草稿)自由詩109/2/16 14:26
雪ならいい自由詩2*09/2/10 23:25
しかんたざ自由詩109/1/13 13:09
メシもうまく食えない自由詩109/1/5 10:20
音楽自由詩209/1/3 7:28
ひとつずつことばじゃないけどにゅるにゅる自由詩109/1/2 3:03
はるのゆめ自由詩5*08/12/27 5:57
ことばのさんすう・1・1[group]散文(批評 ...2*08/12/24 3:34
ことばのさんすう・1[group]散文(批評 ...108/12/24 0:29
ことばのさんすう・序[group]散文(批評 ...1*08/12/23 23:53
My Favorite Things自由詩008/12/12 21:29
ポエムのこと、を読んで思ったこと散文(批評 ...8+*08/11/16 20:40
せろり自由詩208/11/12 20:25
空の時間、断筆まがいと全容散文(批評 ...5*08/10/29 7:30
笑い事じゃないsmile自由詩208/10/29 2:19
眩しさと、ひとごと自由詩308/10/27 1:03
眼窩自由詩208/10/8 18:12
おびれ(草稿)自由詩208/9/11 9:22
ナイトキャップ自由詩408/8/15 23:26
詩とかタン塩とかに関するごくシンプルな話散文(批評 ...4*08/7/18 2:16
サミット自由詩708/7/18 1:43
たべもの(草稿)自由詩2*08/7/9 22:59
パノラミック自由詩608/7/4 14:47
レスポンス、自由詩9*08/6/29 11:40
すべての男は天使である自由詩7*08/6/22 2:06
恋愛詩自由詩4*08/6/22 1:56
あたらしい世界じゃなくても自由詩4*08/6/22 1:53
手紙20080614自由詩508/6/14 13:22

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