死んだように
ヨボヨボの木は
イビツに曲がりくねって
春風の空に
蝶々の群れを呼ぶ
あんまり綺麗だから
透き通るような黄緑色の葉っぱを
木に登って
一枚むしって食べた
何も要らない
心も
明日も今も過去も
1秒も一生も
すべての罪も
すべての愛も
朝のコーヒーと煙草も
青い空に踊る小鳥も
漫画の続きも
あの子の笑顔も
馬鹿げたラブストーリーも
 ....
少しだけこのままで
明日になれば
明後日になれば
その次の日になれば
なくなっちゃうかも
知れないから
今は
今だけはこのまま
ぬくもりを感じていよう
よい夢が見られるように
今日は沢山ご飯を食べましょう
よい夢が見られるように
今日は何時もと違う床に付きましょう
よい夢が見られるように
楽しい話しをしましょう
同じ夢は見れないから
せ ....
かなしみは心の裏側え
君のかなしみが俺の世界をおおうように
俺は君のためにと
君の喜ぶ事全てをしようとするだろう
それが出来たら
少しでもそれが出来たのなら
君の笑顔を無くさないですんだか ....
真っ赤な花
光る朝に照らされて
濡れた体を暖めた
背の低い梅の木の上
不具合な色合いで
キラキラと
ビー玉が
心をぐるぐる
その遠心力で僕は動く
でもね
少しづつ
小さくなっていくよ
消えてしまう
その時僕は
何で動くのかな
猿の進化
そう信じられたらどれだけ楽か
信じたモノだけ救われる
神を信じられたらどれだけ楽か
ノアの箱船は石になったし
猿はヒヒになった
世界は狭くなったと
宇宙からの侵略者を望む
あ ....
アスファルがキラキラと光る
夜の影がユラユラと揺れ
ぼんやりと町は水の中
今ね少しわかるよ
君が雨を好きだって言ったこと
煙草の煙が青みがかって見える
今日は昨日と同じだったけど
明日も今日と同じかも知れないけど
僕はその中で生きてく強さを
君のためにも手にしたいんだ
大きな鍋にカレーを作る
一日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
二日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
三日目
仕事前にカレ ....
行きなれたスーパーに買い物
行きなれた道
歩きなれた10分間
頭に帽子深々被って
首にマフラーぐるぐる巻いて
耳にイヤホン突っ込んで
丸まって下を向いて歩くの
行きなれたスーパーだから
 ....
夜中の2時に玄関前で
猫がニャーニャー鳴いている
外では雪が降っていて 
染み込んでくる冷気のために
僕は布団にくるまっている
古い時計の秒針だけが
静かにこだまし続ける夜中に
ニャーニ ....
初めておじいちゃんの写真を見た
そこにはまだ若い両親と
僕より10っこ年上のねーちゃんが
丸々した赤ちゃんで
おじいちゃんを囲む様にして
撮られた1枚だった
45年前の白黒写真
その時す ....
乾いた大地であなたは泣いて
泣きつかれて少し歩いて
また泣いて
夜が来れば凍え
朝が来れば脅えた
でもね
乾いた大地に
花を咲かせたのは
あなたの流した沢山の涙
あなたの花はとても優 ....
お母さんが少女になった 
僕は大人になった
庭に種を植えよう
お母さんの好きな向日葵が
今年の夏に咲くように
沢山沢山植えよう
種が沢山落ちて
再来年にはきっともっともっと咲くから
二 ....
自分の中に浮かび上がる 
肯定と否定
2つを1つにしなければ
生きてこれなかった
窮屈だった 
心はあまりに深く潜り込み
何処に有るかさえも
わからなかった
2つを1つにすることは
 ....
何年ぶりだろうか
生まれ育った町内をあてもなくブラブラと歩いた しとしとと雨ふる朝方に
こんなかたちでここに来るなんて思ってもみなかった
逃げるように戻ってきたし
ここにはもう僕を迎えてく ....
手をつなぎ
同じモノを見るの 

世界は繰り返しの8
おまえの
おまえ自身の思考も知れたもんじゃない
その連なりでしかない
おまえの言葉はとうに死に絶えたのだ

でもいいの
花は咲 ....
出会いと別れは同じ重さだったんだね
僕らは溶けあい
同じ朝焼けの空を見た
喜びはともにあり 
悲しみは一つだった
今と明日は混ざりあって 
独自の光を放って存在していた
でも何時までもソ ....
天気のいい夜
寒いけど月がまんまるで
明るくて綺麗で
照らされた空の一部が
ぼんやりと群青色で
星を消す
でも見上げた空は広くて
星は沢山あった 
買い物袋を片手に月夜を歩く
風は冷 ....
モヤモヤしながら
それなりにやってる
秋がみえてきた夏の日
雲はあまり動かないけど
涼しい風が吹いていたよ
ねぇ、一つだけ聞いていい?
いや、やっぱりいいや。
うーんでもやっぱり 一つだけ聞いていい?

やだ
悲しみよ
世界に降り続ける悲しみよ
お前は可愛そうなヤツだな
みなに嫌われ憎まれてる 
必要ないと言われる
居なかった方が良かったのにと言われる
ゴミ以下だと言われる
ずっと側にはいられ ....
こいち(54)
タイトル カテゴリ Point 日付
葉っぱ自由詩314/4/10 0:41
ダンゴ自由詩114/3/18 1:21
二人自由詩114/3/14 20:37
いい夢自由詩214/3/11 23:08
思い自由詩014/3/4 23:30
晴れた朝自由詩114/3/2 21:37
ビー玉自由詩114/3/1 18:43
_自由詩014/2/22 20:59
自由詩214/2/17 23:00
生きる自由詩4*14/2/14 20:29
カレー中毒者自由詩2*14/2/11 22:41
セブンスターのボックス自由詩314/2/11 7:38
猫と雪自由詩414/2/9 7:41
45年前の白黒写真自由詩314/2/5 0:25
花とあなた自由詩014/2/1 0:27
お母さんと僕自由詩414/1/31 22:25
協調性自由詩014/1/30 12:56
しとしと雨と僕の町内自由詩214/1/30 11:35
こころ自由詩114/1/18 0:48
コーヒー自由詩014/1/17 23:43
月夜自由詩314/1/17 0:26
届かない手紙自由詩014/1/10 21:24
話し自由詩014/1/9 23:35
かなしみ自由詩214/1/9 20:58

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